3日間の旅から戻って、また新たな自分を発見しています。昨夜は、物凄く疲れていたのか、食事の後、そのまま熟睡でした。起きてみたら身体の節々が痛むのです。3日間は、本当に歩き回り、相当の運動量があったのでしょう。筋肉が至る所痛むけれど、ぐっすり眠ることができ、さわやかな目覚めとなりました。
この3日間のことを思うと、私の健康志向への取り組みに、新たな事項として「旅」があることに気づくのです。
私の健康へのキーワードは、「音楽」「運動」「食生活」の3本柱に、番外編として「温泉」を加えていましたが、今回、新たに「旅」が大きなポイントであることが分かりました。
「旅」そのものは、日常的なものではないのですが、「旅」を通して、誰もが非常に健康になれることが分かったからです。
旅に出るためには、いろいろ考え準備をします。私は準備リストを作り、少しずつ準備します。頭を使います。旅のシュミレーションをしながら、準備物を考えます。最大限に必要な物を書き出していきますが、全てを持っていくわけにはいきません。旅に持っていくものは、「必要最小限」とも言われます。どうしても持っていかなければならないものだけにします。必要だけど使わないかも知れないものは外します。このようにして「必要最小限」だけに絞って準備するのです。
これが意外と大変で、エネルギーを使います。今回は3日間ということで、コロ付きのハードケースを使いましたが、旅先では大きなリュックを背負った人を多く見かけましたが、私はこのケース持参が正解だと思いました。
それは移動が楽だからです。一々背負うのでは大変です。力をかけず、軽く引くだけで移動させることができるからです。さらに、バランスよく移動させれば、歩きやすくもなるのです。このケースの中に、「必要最小限」の荷物を持っていくことなのです。
今回明らかになったのは、いくつかありました。絶対必要だと思って、持っていったグッズで使わないものもありました。また、持って行って正解のものもありました。
正解のものは、軽い3本の足で支える「腰かけ」です。列車で座れない場合やホーム乗車口で列車を待つ場合に活用できたからです。
全く使わなかったのは、雪駄、短パンのGパン、電子辞書、小さなデジカメ、海パンセットなどでした。使うことを予想して持っていったのですが、全く使いませんでした。
天気の関係もありましたが、一枚長袖を持っていくべきでした。
このように準備だけで、大変な作業になるのです。適度な緊張感が、身体に良い作用を及ぼすことは言うまでもないことだからです。
準備が終わって「旅」に出るためには、様々な課題があります。家の中の仕事をやり終えること、残したことはないか、全ての作業を終えることが求められます。
全ての準備が終わって「出発」となります。一つの生活の区切りとすることができるのです。
さて「旅」が始まれば、行く先々でいろいろなことに接します。列車の乗り方、行程の組み方、宿泊のこと、いろいろ考えながら行動します。人とも会話をします。
さらに、その行動も積極的に歩きながら、身体を使って行動することがいいのです。旅先では、資料を読み、景色を見ながら様々な勉強をします。机上の勉強と違って、実際の体験をしながらの勉強です。脳にも身体的にも良いことは言うまでもありません。
行動したことや気がついたこと、使ったお金など、全てメモします。自分の行動をチェックしながら「旅」を進めることで、自分を振り返ることもできます。
3日間を考えると、よくも行って来たなと思う位のハードな行程になっているのです。そのことで、かなりの身体への負担になっているのですが、それが快い疲れとなって作用しているのです。
「旅」はある意味で、日常の自分の生活、思考、行動の具現化した姿であり、そこには間違うことが許されない現実があります。的確な行動だけが求められるのです。次々と自分を前へ推し進めて行かなければならない現実があります。これも適度な快い緊張感の中で、健康につながる秘訣なのかも知れません。
今回の旅先でも、てきぱきと行動する中高年がいかに多いか、日本にこんなに健康的な中高年がいたのか、と思うほどたくさんの生き生きとした人々に出会うことができました。この時期、列車の「指定席」をとることがいかに難しいか、それほど中高年の旅行客があふれていたのです。今回は6枚ある指定券が2枚しか使うことができませんでした。全て満席だったからです。
この2週間の限定旅行期間は、中高年の「民族移動」とも思えるほどの人たちが、列島中にあふれていたことを思うと、いかに「旅」が健康に良い作用を及ぼしているかということを思うことができるのです。
7月6日までのこの限定期間の中で、まだまだ「旅」をする中高年の人々は、東日本の列島中にあふれ続けることでしょうが、今回「旅」も、健康志向への取り組みとしては、日常的ではない年3回の取り組みでも、実践することで手に入れる健康の中身は、いかに大きいかということを実感することができたのです。
「健康こそ全て」、健康こそが、全ての幸せの源なのです。これからも様々な健康へのノウハウの取り組みを通して、もっともっと豊かな健康生活を体験していきたいものです。