決勝トーナメントへ、2位通過という歴史的な勝利となりました。
見ていて感じたことは、日本選手が、外国選手に全く見劣りしないこと、自信をもって落ち着いて、集中してプレーをしていたことでした。最初から最後まで集中力が切れなかったのもよかったです。最後のコンビネーションのゴールは、日本のサッカーの集大成というか、今まで積み上げて練習してきた、組織戦の取り組みの成果が、象徴的に表れていたゴールだと思いました。
終わってからの、選手たちのコメントも見事でした。決して奢ることがなく、謙虚に次の試合を見つめている姿に感動しました。
ゴールを決めた選手でさえ、本当に謙虚に自分を見つめているのだと思い、今までの日本のサッカー選手に対するイメージが少なからず変わったのも確かでした。
日本のサッカー選手団、監督も含めて、人間的に一回りも二回りも大きく成長しているからなのではないかと感じられました。
勝利した直後の監督のコメントも、決して感情を高ぶらせるわけでもなく、淡々と次の目標に向けての決意を語る姿に、今までの国際試合の監督にはないものを感じてしましました。恐らく気持ち的には、飛び上るほど嬉しくて仕方がない気持ちなのでしょうが、淡々と語る口調にも、何となくうっすらと涙を浮かべていたような気がしました。それほど過酷で、厳しい状況を突破した人間の素晴らしい姿を感じることができました。
本当に監督や選手たちも全てのスタッフも含めて、このW/Cを通して大きく人間的に豊かに成長しているのだと思う場面が溢れており、本当に見る者に感動を与えずにはおかない、そんな試合を全ての人々に見せてくれたのだと思うのです。
恐らく今日本全国で、至る所でリアルタイムで、歓喜の渦が巻き起こっていることでしょうが、それほど日本の若きサムライたちは、私たちに勇気と喜びと希望を与えてくれたのだと思います。
素晴らしい日本サッカー軍団、サムライジャパンを背負って、そして日本国民の全ての願いを胸に、今度は決勝トーナメントで、思う存分力を発揮してほしいと思うのです。
今日のデンマーク戦は、今の日本の人々に、本当に素晴らしい勇気と希望を与えてくれる見事な闘いだったのです。感謝、感激の嵐、日本中が今、この瞬間も、歓喜の渦に酔いしれているのではないでしょうか?
日本の若きサムライ軍団、岡田ジャパンの素晴らしい闘いぶりに、全国から全ての人々の想いを込めて、熱烈感謝のエールを送りたいと思うのです。
(6月25日朝6時、W/Cデンマーク戦完璧勝利観戦を終えて)