多様な音楽教室指導のための私の楽譜検索と整理方法・・そのノウハウ6 | アカデミー主宰のブログ

アカデミー主宰のブログ

仙台ミュージカルアカデミーの旬な日常情報をお届けします。
HPには更新が面倒で記載できない、日々の出来事情報を織り込みます。ご期待下さい。
ライブ動画も掲載しました。検索は、ユーチューブで「仙台ミュージカルアカデミーライブ&発表会、花は咲く 荒浜」です。

イメージ 1

イメージ 2

 カルチャーセンターのボーカル教室を指導するようになっていろいろなことが分かってきました。カルチャーセンターなので、生徒の募集や宣伝は、全部カルチャーでやってくれるので、指導する日に行って指導すればいいだけのことです。
 ボーカル指導のジャンルは、特に定めていないので、あらゆるジャンルの曲が対象になります。指導するからには、楽譜に基づいてきちんと指導するスタンスの私は、楽譜については、本人が持ってなければ、私が自分の楽譜倉庫で探してやるからと言ってしまいました。
 ところが生徒が希望した曲が、私の楽譜倉庫に探してもなかったものがあったのです。カルチャーセンターに相談したところ、楽譜のことは対応できないとのことで、結局、私がレッスン日までに何とか探すことになりました。シャンソンの仲間に連絡したら、シャンソン仲間では、マニアックなシャンソンの楽譜は、1曲1000円で売り買いしているとのことでした。嫌なら楽譜店で5000円程度するシャンソンの楽譜集を購入しなさいとのこと。
 楽譜1曲にそんなに出すわけにはいかないので、結局、今度は家の中の膨大なCDアルバムの入った段ボールの中から、やっとのことでその曲を探し出し、CDから時間をかけて採譜して、何とかレッスンに間に合わせることができました。
 こんな状況の中で、楽譜を探すだけでも何時間も費したり、楽譜がなかったものはCDから採譜するという大変な仕事になってしまったのです。楽譜を探してやることは、物凄く大変な仕事であることがわかった私は、楽譜は習う側の個々人が、基本的に準備することにしました。簡単に見つかる楽譜は、コピーしてあげるのはいいのだけれど、楽譜探しだけに翻弄されるのは大変なのでやめてしまいました。
 こんなことがあった私のボーカル教室では、生徒本人が楽譜を準備することになり、前よりも楽になりました。また自分で準備できなければ、私の楽譜倉庫で簡単に見つかるものは、見つけてあげることでやっていくことにしました。
 それにしても私は、ボーカル教室の他に、アコーディオン教室、歌声教室、ボイストレーニング教室と色合いの違った教室を指導しており、また、アコーディオンライブを実践していることもあり、使う楽譜も、選曲も全く違うものなので、場面ごとにそれぞれ車付きの旅行用スーツケースに入れて、引いて持ち歩くことにしていました。
 教室ごとに、持ち歩くスーツケースを変えながら通っています。さらに楽譜だけではなく、MDデッキやアコーディオンも持ち歩かなければならず毎回大変でした。
さらにステージ活動がある時は、マイクやスピーカーなども必要で、機材も多くなります。だからなるべくスムーズに移動できるように、家の一角に機材や楽譜の取り出し「機材倉庫」をおいて、教室に応じてすぐに取り出せるようにしてきました。さらにそれらの運搬には、一々乗用車を使っていたら大変なので、軽トラックを使ってきました。すぐに機材や道具を積んで出発できるようにしてきたのです。これで毎回の準備が結構楽になりました。
 さらにその日使う楽譜も、すぐに探し出して、準備する場合があるので、何とか整理して、すぐに楽譜を探し出せるような状況にしたいと常々思っていました。
 それぞれ旅行用スーツケースに入っている楽譜の分はいいのですが、それ以外の探し出す楽譜の整理が課題だったのです。
 スーツケースの楽譜は、一つは歌声教室用の合唱用や歌声用、童謡、ポピュラー、クラシックなどの楽譜です。もう一つのケースは、ボーカル用、演歌の基本的な楽譜、ポップス、ニューミュージックの楽譜集、3つ目はアコーディオン用の楽譜集です。
 しかし、日常の指導の中では、これらで網羅できない楽譜がたくさんあるのです。
この網羅できない膨大な楽譜の整理が課題でしたが、結局、別の倉庫の中にランダムに置かれていた楽譜を1か所に集め、本の発行年ごとに順番に並べました。私の楽譜庫には、何ときちんと並んでいるものだけで1988年からのものがずっとありました。月刊誌の楽譜集ですが、何と2010年までを合わせると23年分ありました。1年12冊ですから250冊以上の楽譜集があるのです。その中から探し出す工夫をしなければなりません。一々1冊ずつ目次を見て探す時間はありませんので、私は「裏技」を考え出しました。年ごとに楽譜をまとめて順番に並べることは、何とか済ませることができました。暑い日だったので汗びっしょりでしたが、最後までがんばりました。
 「裏技」の楽譜検索の方法は、インターネットで月刊誌のバックナンバーから、楽譜の検索をすることなのです。何年の何月号に載っているということが分かるので、必要な楽譜を見つけてコピーして使うことができるのです。今までより少しは楽になった感じがします。
 音楽の学習には、楽譜が必ず必要です。特にきちんと勉強する人には、楽譜を使うと非常に合理的に学習することができるのです。
 この楽譜検索で、必要な楽譜を手に入れる方法ができましたが、工夫することがあったらまた考えてみたいと思っています。楽譜を探し出すということは、あらゆるジャンルの楽譜だから結構大変な作業だと思うけれど、音楽人にとっては必須のことなので、簡単に探せるようになるとレッスンも楽しくなります。
 私は、新しい楽譜検索の「裏技」を使って、どんな楽譜も気軽にレッスンに使えるようになりたいと思っているのです。音楽の学習に勤しんでいる人は、楽譜を大切にして、ファイリングするなど整理しておくとすぐに学べるし、学習を振り返ることにも役立ちます。「楽譜、されど楽譜」、音楽学習に必須の楽譜を大切にして、日々学習に磨きをかけていきたいものです。
 (実はもう1種類の若い年代の歌、最近の歌の楽譜集、月刊誌等も、別な場所に膨大にあるのですが、一応家の中の一角にまとめてあるので、今回はその整理は手を抜いています。現在の教室ではあまり使わないのですが、必ず使うようになるので整理が必要です。ニューミュージック関係、ポップス関係は、今のところスーツケースの中の数冊の分厚い楽譜集だけで間に合っていますので、今回はその整理には取り組みませんでした。近いうちに必要になることは必至ですが、現在は、音楽事務所、ライブハウスの具体化で動いていますので、それが具体化した段階で、一斉に整理に入ることになるかも知れません)
 本当に音楽活動は、楽譜の整理も大きな仕事なので、大変なことかも知れません。音楽活動、されど音楽活動なのですね。様々な合理的な方法により、より効果的な音楽活動を展開していきたいものです。