黒猫褌製作の方法と「裏技」・・ノウハウ伝授その3-2 | アカデミー主宰のブログ

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 続いて、前布ですが、私の場合22cm幅の布を使います。18cm程度の幅の狭い布は使いません。これも好みがあるし、玉袋や竿の大きさでも違いますので一概には言えませんが、量感、立体感出すにはこれが「裏技」なのです。
 22cmの幅の布の両側をロックミシンで処理します。また上もロックミシンで処理します。縁がきれいに縫えます。さらに上側を幅2cm程度折り曲げ、直線縫いで端をミシンがけします。さらに丈夫にするには、コンピュータミシンで模様がけすると、模様が入りきれいになります。
 糸は好きな色でもいいですが、いちいち取り換えると大変なので、私の場合ロックは薄いぞうげ色のもの、コンピュータミシンは深い黄色っぽい色を使っています。糸の色分けで模様を作ればさらに凝ったものになりますが、実用重視の私は、手間も考え1~2色の糸だけ使っています。

 上側ができた所で、最大のポイント、下側の玉袋側の縫い方に入ります。上側と両側がロック処理されている布を裏返しにして、縦に2つに折ります。サイドの上端(ロックもかかている側)から、玉袋や竿の大きさで考え、普通は15~16cmの場所から縫い始めます。玉袋大サイズは17cm程度、小サイズは15cm程度です。これもあまり大きいと粋になりません。14cmで作製する場合もあります。極めてきわどいぎりぎりの黒猫になります。量感もでますので好きな方は挑戦してみる価値があります。作製は、自分のサイズギリギリがいいです。
 その場所から縫うのですが、折った側に向かっての曲線縫いなのです。それが最大のポイントです。あまり浅い曲線だと量感が出ません。深すぎるとガフガフになって余ってしまします。
 私の場合、16cmの地点から、最初は緩やかに、そして大きく楕円を描きながら折り側へと弧を描くように縫います。その縫い方、曲線が「量感」を左右します。決して浅すぎず、深すぎずに縫い、終点が角張らないように自然に折った側に接するように処理します。これが最大の縫い方の技術ですね。これは言葉ではなかなか説明できないです。回を重ねるうちに段々わかってきます。玉袋の大きさや量感やエロさがこの縫い方で決まるからです。
 この曲線縫いによって、玉が袋状に包まれ、後述するリング紐によって前に押し出され量感がでるのです。深くえぐられたように曲線に縫うので、その形が出るのです。これは実際に試してみないとわからないかもしれませんが、エロくなればなるほど、この部分の縫い方に関心をもつようになるから不思議です。

 幅を22cmとったのはこの量感の「大きさ」、「深さ」、「立体感」を出すためのものなのです。量感がなくてもいい人は、18cmの幅でも十分です。
 縫い終わりましたら、縫った外側約5mm~8mm幅でカットします。ここはロック処理しなくていいです。さらに丈夫にしたい方は、今の縫った曲線を縫い目の線に沿って2度縫すると完全に丈夫になります。

 さらに、もっと量感を出したいという人に、さらに「裏技」があります。
縫った布を広げて裏返し、前面が膨らむようになりましたね。「裏技」はこうです。もっと玉の量感を出すために、約1cm幅の紐を下端を中心として、竿と玉を根元でリング状に結ぶための紐を、外側(ロックかけた側)ギリギリに沿って縫いつけることです。左右約3cm端に沿って縫ったら、その他は紐状にしておきます。長さは自分の玉を余裕で結ぶ(軽く縛る)長さです。普通は縫う部分以外に左右12cm~15cm程度あれば十分です。長すぎるとダサくなります。黒猫を締める前に、玉の根元でリング状に縛り「量感」を出してから黒猫に包みこみます。今までになかった「量感」を出すための「裏技」なのです。

 もともと竿や玉が大きい人は、必要ないのかも知れませんが、量感を出したいという人は、この最大の「リフトアップ効果」に挑戦してみてください。びっくりするほど大きく見えますから。

 さて最後は紐を布に縫いつけることです。布の上端右側に、約1.5cmの深さで短い紐を縫いつけます。左側は長い紐を同様にして縫いつけます。
下紐は、黒猫の下端内側約1.5cm入れて2度縫いで縫います。もう一方は黒猫の後ろにくる部分ですが、前述のように紐を通せるように1.5cmで折り返し縫います。左の長い紐を通してから重ねて縫った方が縫いやすいです。決して横紐まで縫わないことです。横紐が自由に通るように縫うのです(2度縫い)
これで全てを縫いつけることができました。
 黒猫は誰でも製作することができます。手縫いでもいいですが、ミシン縫いだと、速く、手軽に縫うことができます。誰でも製作できますが、カッコよく粋に製作するのがポイントです。
 そのための「裏技」があります。最大の「裏技」は量感、質感を出すためにはどうするかです。リングを装着しても量感は出ますが、リフトアップ効果の紐を縫いつけることで最大の量感を出すことができるのです。
 紐は細い方が粋に見えます。さらにエロく感じます。
前布は量感の他に質感も出すためには、薄い布がいいですが、シースルーはエロ過ぎて常用には向きません。単色が好きな方は、さらしの薄い布、ガーゼ布などがいいでしょう。浴衣地や手ぬぐい地でも薄いものがあります。私は段々薄い布を探すようになりました。
 模様生地が好きな方は、豆絞り、浴衣生地などたくさんあります。勝負下着っぽく色ものが好きな方は、朱色、赤色、黒色、黄色などいろいろな布地があります。
 木綿が一番いいようですが、化繊の薄い生地が、エロくてかっこいいという人もいます。化繊生地はエロ過ぎて、きわどく作製できるけれど、私は常用しているのであまり好みません。常用はやっぱり白の木綿地でしょうか、毎日着用している黒猫は、今では1種類に決まっています。白の肌触りがよい木綿ニット生地で、それが洗濯するたび馴染んで、今では、どこに行くときもスペア持参で出かけます。風呂でも、サウナでも、プールでも、必ず交換しますので堂々と見せて着替えをしています。
 だから今では、黒猫しか着用しないので、パンツ類は必要なくなりました。黒猫で十分だし、着用が嫌にならないから不思議です。

 今まで、黒猫褌工房を立ち上げて、様々な方の黒猫を作ってきました。布も様々集めました。今では多くの種類があり、どんな黒猫でも製作できるようになっています。
ホームページも立ち上げました。全国から注文が来るようになりました。全国で一番安く提供していると自負しています。
 おまかせコースといって3着注文に1着サービスもしています。マニアックな黒猫も作製できます。
でも1点もので製作していますので、注文が来てから製作を始めますので、あまり注文が来るとプレッシャーになるので、ほどほどがいいと思っています。

 全国の黒猫褌好きの方々は、まだまだたくさんいます。その人々に向けて、新たな黒猫製作の挑戦を続けていきたいと思っています。
黒猫、されど黒猫なのです。とても奥が深いことが、この1年の製作実践で理解できるようになりまいた。
 あなたも実際に取り組んで、マイ黒猫を身に付けてみませんか。
 マイ黒猫の皆さん同志で、様々な交流を深め合いたくくいものです。