一人ひとり精いっぱい練習して、成果があったようです。最後に仕上げで各自が楽曲を最後まで歌って、大体の人が合格でした。また新しい曲に挑戦するよう、意欲付けも行いました。今日の練習した課題曲は「夢見る想い」「大空と大地の中で」「二輪草」「ベサメムーチョ」でした。これでジャンルが様々であることがわかります。ポップスから演歌、ニューミュージックまで何でも良いことにしています。私にとっても生ピアノでの指導は、初めて弾く曲もあるのでとても良い勉強になります。いい曲に出会えるのも嬉しいものです。
指導では決して悪い評価だけをしてはいけない、と思っています。必ず良い所があります。それを評価してほめてやることで生徒は意欲をもちます。
「最初の頃とは見違えるように上手になった」と評価しました。実際ボイストレーニングすることにより、声量が豊かになり表現力が伸びます。それをほめてやりました。カラオケや歌好きの方は、ボイストレーニングを積めば、必ず上達することを知る必要があります。ただ楽曲練習だけとは全く効果が違ってくることは、トレーニングを受ければ実感できるでしょう。
楽しく充実したレッスンでしたが、結構レッスンは、指導する側も肉体労働ですね。でも充実していたので納得しました。
家に帰っての昼食後は、午後からは、予約していた歯医者に出かけました。終わってから、舟の見回りと蒲生周辺の自然観察、日差しが強く水面は穏やかでした。こんな日は舟を出して、貝採りや自然観察に出かけるのがいいです。船では、「黒猫」姿で、夏はしっかりと日焼けをすることができます。でも今日は検分だけでした。ゴミは大体取り除いてあり、舟は桟橋から乗り降りができる状態になっていました。気持ち良い風が流れていました。久しぶりにいい天気でしたが、課題があったのでそのまま帰りました。
その後は、土日と行かなかったプールに行きました。たっぷり1時間、水の中にいました。水中ウォーキングや規定の回数を往復して、その後はサウナ、風呂に入りました。気持ち良いスイミングでした。
プールでは、大正7年生まれという92歳のおじさんに出会いました。いろいろ話しているうちに、本当に歴史の生き証人だということがわかりました。まさに「生字引き」です。戦争の頃の話とか昔の話をたくさんしてくれました。
プール内でのお話で、おじさんは92歳というのに、ウォーキングや泳ぎで何回か往復したり、とても92歳には見えない「かくしゃく」とした体格をしていました。「大正ロマン」の時代や昭和の「戦争」の時代をリアルタイムで生きて来たんだという不思議な実感に包まれました。とても有意義な時間になりました。
プールから家に帰って、即作曲に取り組みました。今日一日どこにいても、歩きながらも、運転しながらも、昨日完成した「作品」のイメージを膨らませていました。大体のイメージがまとまった段階で、一気に作曲に入り仕上げました。忘れてしまわぬようすぐに楽譜に書くのです。成功しました。
私の作曲法は、イメージづくりに相当な時間をかけますが、イメージがまとまった段階では一気に作曲してしまいます。イメージを膨らませる段階では、場合によっては数カ月かかることも、1ケ月でまとまることも様々ですが、イメージが決まった段階では、小一時間で作曲を終えることができます。今日もそんな感じでした。昨日までの詞のイメージの段階で、曲のイメージも膨らませていましたので大体方針は決まっていました。
今回の作品は、「愛しき人へ」の想いを歌う作品に仕上げるために、「ソフト演歌調」「現代風なワルツ」「マイナー調」に決めていました。音域の設定でキーも決めました。この曲は、原調をBmにし、声が伸びる場合はCmにすることで決めました。
ここで作曲の「裏技」です。私はキーボード・シンセサイザーをここで使うのです。リズムパターン、テンポ、べースパターン、コードなどを設定し、五線紙は使わないで、イメージを即弾きながらMDに直接録音するのです。
何回かイメージを変えながら録音します。ピンジャックでデッキに接続し直接録音します。大体3コーラスまで続けて演奏しているうちにメロディーは、段々「収斂」するように決まっていきます。これも不思議なことです。だから小1時間程度で作曲が終わるのです。
録音していたメロディーを聴きながら、若干修正を加えて、速記のようにして楽譜を書くのです。楽譜の書き方は訓練ですが、私は中学時代から「速記譜写」を練習していたので、音楽が流れる速さで、即書くことができるのです。
書き方は雑ですが、清書は後からです。今日も小一時間で完成させることができました。
まだ粗削りの演奏なので、「正確な」カラオケは、あす以降ですが、作品はやっと、今日完成させることができたのです。ほっとして、充実した時を感じることができるのがうれしいです。
あす以降にカラオケ作り、そして歌の収録に入り、完成したらCDに焼き、ジャケットを作れば完成です。ジャケットは画像処理していろんな風景に文字をいれて自前で作ることができます。今の時代はCDを自分で制作することができるのです。そんな時代になったのですね。
作品が完成したので、この随筆を書き終われば、遅い夕食になるのです。毎日書くようになった随筆は、今では日常作業になり、あまり苦にはならなくなりました。まだ一日も休んでいないのが不思議です。どうしてかはわかりませんが、恐らく読んでくれる人がいるからそれが励みになっているのかも知れません。今日は作品が完成したので、おいいしい料理と酒を飲みたい、そんな気分になりました。
随筆はそのうち一冊の本にできるように、毎日の原稿をプリントしています。
もう相当の分量になりましたが、出版できるのはいつの頃でしょうか?
ちなみにこの4月からの「音楽教室」に向けて、その中で使う2冊の歌集を出版しましたので、出版のノウハウを覚えることができました。お金もかかるのでどうするか検討が必要です。
たくさんあった課題を一つ一つこなしながら、季節が足早に駆け抜けていきます。美しい緑の季節の中を、季節のまどろみと躍動に遅れないように生きていきたいものです。