午前は仕事の資料作りや作曲やらの作品づくりに忙しかったので、午後から食事後、快晴の中を久しぶりの蒲生散策に出かけました。
少しの間、行かないうちに、緑はぐっと色を濃くして、あたり一面緑の木が生い茂っていました。さわやかな風が流れ気持ちよい気分でした。満開を迎えた「さつき」が、一面真っ白い花を咲かせていたり、山藤が海岸の松林の中に混在して、薄紫の花が見事に咲いていました。
どんなに天候不順でも、季節は確実に進んでいることを教えてくれていました。
広々とした蒲生公園の中では、繁茂した草を刈る男たちの作業が続き、夏の準備なのか、きれいな芝生に模様替えをしていました。北側の正門から入って、公園内のいくつかある駐車場の一つに停めて、南側の駐車場と蒲生の松林の入口のある「一本橋」に向かっていました。裏側(南側)の駐車場に来ると、何台かの車が停まっていて、友達のお仲間さんたちが談笑していました。いろいろ情報交換できるのがいいのですが、午前中は何人かのお仲間さんが松林に入って行ったとのこと、結構人は来ているよ、と言っていました。午後はすでに15時頃を過ぎて、西日が松林に注いでいました。
せっかく来たのだからと、カメラを準備していったので、公園内のきれいな風景を撮りまくっていました。松林に入っていく目印のポイントごとに、撮影していました。
何人かのお仲間さんとすれ違ったけど、カメラ撮影に夢中になっていましたので、会話はなかったです。そのうち、堤防近くで帰ろうとしていた、ガタイのいいお兄さんに挨拶して、いろいろ話をしました。上半身裸で結構日に焼けていました。がっちりとした太めの素敵なガタイで、顔もイケてました。会話もそこそこに、やがて帰っていきましたが、仙台にもいい男はいるものだと改めて思った次第です。(その人は仙台に住んでいるかはわからないけれど、前に一度蒲生で会ったような気がしたからです。)
海岸堤防の上に立つと、太平洋の潮風がさわやかに流れていました。遥か北の方面に松島がうっすらと見えるような気がしました。南はどこまでも砂浜海岸が続いています。
本当に水平線のかなたまで見通せる海岸は、やはり「癒しの空間」なのだと思いました。
すでに午後遅くだったので、堤防には人影はなかったけれど、夏の暑い日には、ここが日焼けのオンパレードになることを想像していました。松林の中には、獣道のような「通路」が縦横無尽に広がっていまいしたが、その中には入らず、メイン道路だけを通って帰ってきました。松林の中は、空気がさわやかで気持ち良い感じがしました。
今日は何も「発展」することはなかったけれど、久しぶりの快晴に恵まれ、若干の散策を楽しむことができました。
帰りは蒲生の田園の中を通りましたが、田園は、麦の実った緑のじゅうたんと田植えが終わって水を張った鏡のような田んぼがどこまでも続いているのでした。
この蒲生の田園は「鷺(サギ)が舞う田んぼ」と言われるように、所々の水田に鳥たちが数十羽羽を休めていました。
デジタルカメラ持参でしたので、今日は蒲生の風景をいっぱい収めてきました。
蒲生公園内には、所々に車が停まって、何やら話し合っている人の姿も見られました。きっとお仲間さんたちの会話だろうなと思いながら、邪魔をしないように帰ってきたのでした。蒲生は、もう夏の準備ができて、方々から仲間たちがやってくるのを待っているようなそんな気がしました。
梅雨が明けて、七夕や夏祭りの頃になると、夜遅くまでにぎわう蒲生海岸が、何故か恋しい今日この頃の気分なのでした。