昨日は、午後から3件のレッスンが続きました。「フランク永井歌コン」に向けてのレッスンでした。それぞれの方が自分の課題曲を練習しましたが、それぞれ皆さん意欲的にがんばり、かなり仕上がってきた感じがしました。
コンクールレッスンとしての、かなりの細かいレッスンでした。課題曲を歌う事は、もう十分にできてはいるのですが、コンクール突破するためのレッスンとして、ほぼ完璧に歌えるようにレッスンしました。 1つでもミスがあればダメだと言うレッスンです。
「フランク永井歌コン」に出場する方々は、自他共に歌唱力があると言う事は認めていると思いますが、自分の歌唱に対する認識が「甘い方」が、ほとんどではないかと思いました。
周りの方も認めているし、自分でもかなり歌えると認識している方がほとんどですが、そのレベルでコンクーを目指す方々がほとんどで、そのレベルでも、「自分こそが突破ができる」と思ってる方が、ほとんどではないかと思いました。
それらの方々は、かなりレベルは高いのですが、そのほとんどが「その他大勢」になってしまう方々だと思いました。
自分の歌唱に対する甘い評価を持っている方々は、コンクール突破には、それが落とし穴になるのではないかと思いました。
やはり最終的には、メンタル勝負であると言う事が、ますます明らかになってきています。
そのメンタル勝負の内容は、日々のレッスンを構築しながら、細かい部分を完璧なまでに修正、仕上げながら、実践活動を積み上げながら、最後に、様々な人間関係の中での生活体験、苦労体験を積み上げながら、人間性を磨きあげること以外にはないと言うことも明らかになっています。
その場合、外してはならないのは、たゆみないレッスンの積み上げだと確信することができました。1回から2回完璧な歌唱ができたからといって、それで満足するようではダメなのです。コンクールの当日まで、日々のたゆみないレッスンを積み上げながら、体の一部分として身に付くほどに、自分のものとして、自由に、素直に表現できるレベルにまで仕上げることが必要なのです。もちろん真似歌いはダメです。もちろん崩し歌いもダメです。
周到に周到を重ねたレッスンと音楽的な実践活動の取り組のみが、コクール突破を保証するものであると言うことを、確信することができるようになりました。それ以外のあらゆる自己満足的な準備の仕方や自己過信や思い込みは、「フランク永井歌コン」のみならずあらゆるコンクール活動には、無縁であると言うことがますます明らかになってきています。
コンクール突破への具体的追い込みの内容は、それらを具体的に実践してこそ、実現できるもので、どんなにレベルが高い方でも、それ以外では決してありえないという真実を知る必要があると言うことが、これまで数年のコンクール実践活動通して明らかにしてきたことでした。これからわずかの2ヶ月の期間ですが、それらを実践的に取り組んだ方のみが、栄冠を勝ち取れるのだと言うことを、コンクールを目指すわがアカデミーのレッスン生、一人ひとりにこそ知ってほしいと思いました。
現在、全国高校野球の夏の大会が開催されていますが、毎年行進曲で使われる「栄冠は君に輝く」と言うテーマソングを通して、コンクール突破を勝ち取るノーハウの中身を、今一度かみしめてみたいと思いました。