楽譜の探し方の難しさと楽曲攻略の最短距離の方法、これが唯一無二の方法 | アカデミー主宰のブログ

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   昨日は午後からレッスンが1件ありました。

  午前中はレッスンに使う、依頼された楽譜の探し方に取り組みました。これがとても難しかったです。

   まず楽曲の正式なタイトルが、読み方が違っていました。さらに同じタイトルの曲で2人の方が歌う、それぞれ違った曲ありました。

   まず最初に歌手の方は、小さい頃にデビューして歌手生活が長い方だったので、昭和歌謡の古い方から調べてきました。ほとんどの歌が掲載されている歌詞集にも掲載されていないので、不思議に思いました。

   昭和歌謡の楽譜集には、ほとんどの曲があるのですが、そこの中にも見つけることができませんでした。不思議に思って、もう1人の歌手が歌ってる曲を探しましたら、それは個人の楽譜集の中に歌詞だけが見つけることができました。

   今度はカラオケのデンモクで調べたら、楽曲の読み方が違っていました。デンモクの中には、確かにその曲が入っていました。今度はインターネットで楽譜購入サイトから調べて行きましたら、そこでは見つけることができませんでした。

   インターネットのウィキペディアで、歌手の経歴を詳しく調べてみましたが、そこの中でも見つけることができませんでした。

   今度はYouTubeで、何とか探そうと思って楽曲を探しましたら、楽曲の発売リリースが明らかになりました。

   最後に楽譜の月刊誌から探していくことにして、インデックスから探しましたが見つかりません。膨大な量のインデックスを、どっかで見落としてしまったのではないかと思い、最後に楽曲が発売された年月日をもとに、再度その年度の月刊誌を片っ端から調べていたら、最後にやっと見つけることができました。

   やっと楽譜を見つけることができ、それをコピーしてレッスンに使うことができるようになりましたが、楽譜を見つけるまでにかかった時間が約2時間でした。

   こんなに時間かかったことの理由は、楽曲の題名の読み方が間違っていたこと、同じ名前で2人の歌手が、別々の曲を歌っているという事、リリースの年代が比較的新しい曲であったと言う事、検索する対象が幅広い年代やジャンルに渡っていたことで、時間がかかったと言うことでした。インターネットでも見つけることができないほどマニアックで、あまり知られていない曲だったと言うこともあります。

  1曲を探すのに2時間もかかるようでは仕事になりません。これからもっと探す方法を簡略化するか、方法を検討していきたいと思いました。

   今の時代、本当に楽譜の検索がいかに大変であると言うことが明らかになった一コマでした。楽譜はあらゆるジャンルで年代的にも昔から今日まで幅広い年代があります。楽曲を絞りながら検索していくと言う事は本当に大変なことですが、スタジオにはその楽譜が何とか在庫があるので、調べることができます。見つかったものは何とかゲットすることができるのですが、インターネットを使ってもなかなか難しい状況があると言うことがわかりました。

 

   午後からのレッスンも無事終了しましたが、楽曲攻略するときの

練習方法の段階を改めて確認することができました。

   昨日は、器楽の練習の場合だったのですが、器楽であろうと、歌唱の曲であろうと練習方法は同じです。

 

   まずは正しいソルフェージュを行うこと、正しいソルフェージュで楽曲を歌うことができるようになることが、まず第一段階です。  

   第二段階は、そのソルフェージュの楽曲の音階構造を理解し、流れるように見ないでも音階を弾けるようにすることが大切です。

   歌唱の場合には、ソルフェージュで流れるように歌うことが出るできるようになることが大切です。

   第三段階が最後ですが、そのとおりに鍵盤を、指1本でも自由に弾くことができるになること。指1本でも、何本でも、弾けるようにすれば良いのですが、とにかく弾けるようになることが大切です。最後の段階が、1番自由なフィンガリングの方法を考えだすことです。 

   消して指遣いが先にあるのではないと言うことです。 楽譜に指番号書いても意味はありません。そのように指導している楽曲や楽譜もありますが、それはあくまでも機械的な指導であって、音楽的で正しい指導では無いのです。そのことが改めて確認できたことでした。

  どこかの段階でつまずいていると、先に進めないので、それがすべての課題を一緒にやろうとするから、なかなか音取りが進まなくなってしまうのです。曲の攻略の仕方、練習方法をみにつけることがいかに大切であるか改めて知ることとなりました。私は楽曲を攻略するときに楽譜を探したらそれを何回かソルフェージュして頭に叩き込みます。実際の楽器を弾くと言う事は実践の場でできますのでほとんど今はソルフェージュだけで練習を終えることができるようになりました。歌唱指導の曲を新しい曲もそのようにして実践に臨むことができるになっています。

レッスン生の方々にはいかにして楽曲を早く自分のものにするという方法見つけてほしいと思いました。レッスンに来る意味は消して1曲1曲を覚えるだけではなくその練習方法を身に付けることが学びの根幹になるものだと私は考えているのです。その根幹にあたるものを伝授することがレッスンだと思っているのです。

   これが唯一無二の方法すべてのレッスン生にその練習の仕方を体得してほしいとものだと思いました。