昨日は雨の日曜日でした。台風が来ているので、朝から雨が降っていました。
「フランク永井歌コン」の決勝大会の日です。 11時前に出発して松山に向かいました。
12時到着で、開会式は12時半前から始まりました。そのまま決勝の大会に入っていきました。
全部で30組の審査が次々に行われていきました。14時半過ぎにすべての歌唱が終了し、その後はアトラクションになりました。
昨年の優勝者の歌唱、地域の方々の踊り、それに松山中学校の吹奏楽の演奏などが行われました。
15時過ぎから、やっと審査の結果発表が行われました。
結果は、なんと当アカデミーのレッスン生が、第2位に入りました。さらに前にレッスン生だった方も、特別賞に入り、晴らしい結果になりました。
スタジオ出身の方で。決勝に残った 2名が、すべて賞を得ることができたのです。表彰台は、全部で6枠でした。1位から3位まで1人ずつ、それに特別賞が3名でした。
決勝大会は30組のステージがありましたが、残った方々は誰が優勝してもおかしくないほどのレベルの高い方々で、素晴らしい歌唱が披露されていました。
私も審査員になったつもりで採点をしていきましたが、なんと結果は、8割方以上がドンピシャリでした。
「フランク永井歌コン」の評価基準が、本当に微妙なことがわかりましたが、その評価基準に基づいて、評価した結果だと思いました。
歌唱に少しでも不安な部分があれば、決勝では無理です。1つでもミスがあれば、決勝では落ちます。
ほとんど完璧な歌唱だけが、最後に残るのです。すべてを細かくチェックしましたが、その結果では、それらがほとんど私がチェックした評価基準通りに評価されていたのです。
「フランク永井歌コン」の評価基準は、ものすごく高いレベルであることがわかりました。普通の人にはわからないと思いました。
決勝大会で披露をされたすべての曲目が、頭の中でソルフェージュができるからかもしれません。楽譜が全て頭に入ってるからかもしれません。
すばらしい表現力で完璧に歌唱できた方が方がいたのです。完璧といっても、ものすごい気迫のこもった気合も必要だということがわかりました。
完璧だけでは勝ち残ることができないこともわかりました。
完璧といっても、ものすごい気迫のこもった気合も必要だということがわかりました。入賞した全ての方々は本当に完璧であり、しかも気迫に満ちた表現力で歌唱することができたのです。
この3年間フランク永井歌コンに関わりながら、たくさんの学びをすることができました。今回の大きな成果は、レッスン生の頑張りはもとより、たゆみない練習の積み上げの成果だと思いました。
帰りには賞に入ったスタジオ出身の2名のレッスン生に、お祝いの握手をして帰ってきました。
「フランク永井歌コン」は今回も様々な学びを与えてくれました。このような全国のハイレベルなコンクールは、一般の方々の自主練習だけでは、絶対勝ち取れないもんだと言うこともわかりました。審査員の評価基準を徹底的に学習しながら、傾向と対策を学び、さらに楽譜を徹底的に習熟しながら、真似歌いや崩し歌いを克服していくことが必要だということがわかりました。
コンクールには、決して王道はないものであると言うこともわかりました。きちんとした的確な指導のもとに、日々のたゆまぬ積み上げの成果の上に、勝ち取られるものだと言うことも明らかになりました。
針の穴を通すような今回の歌コンの決勝大会、素晴らしい結果が出て、私も本当にうれしく思いました。この学びの中で培ったすべてのノーハウを、これからのコンクールを目指すレッスン生に伝授していきたいと思いました。