「フランク永井歌コンクール」予選に行ってきました。
「コンクールには魔物が潜んでいる」、そんな感じがしました。独特の緊張感で、多くの歌唱力ある方が
ミスをしていきました。緊張感が伝わってくる感じでした。ミスをした方は、その時点で落選です。
コンクールでは何が起こるか分かりません。
レッスン生の一人は、音源の頭出しを失敗して動揺し、自分の日頃の歌唱ができなかったからです。
さらに音源も、日頃使っている音源のキーとは違っているように聴こえました。
これは最初の準備段階のミスかもしれません。音源制作から私が関われば良かったと思いました。
もう一人のレッスン生の出場者も、無難にミスなく歌唱ができたのですが、緊張感は拭えませんでした。もう一歩のインパクトが欲しかった感じでした、先に同じ歌で歌唱した方が、そのインパクトで優っていた感じがしたからです。
「フランク永井コンクール」は、普通のコンクールと違って、上手に歌唱出来ただけではダメなことも分かりました。
楽曲が求めている声質と歌唱ができているか、ということも、大きなメルクマールになることも分かりました。
上手な歌唱の方はたくさんいましたが、楽曲が求めている声質という点で、落ちた方もたくさんいただろうと思いました。
一風独特のコンクールの雰囲気に飲まれないで、自分の普段の歌唱を行うことの難しさも感じました。
コンクール制覇は、歌唱の練習の他に、様々な要素で勝ち抜ける力量が必要なことも分かりました。
その意味では大きな学びになりました。全国津々浦からの出場者、このコンクールの力量とレベルの高さを実感してきました。
今日は、決勝大会です。どんな方がグランプリになるのか、勝ち残るために必要なことは何なのかを学んできたいと思いました。