熱き思いは強者をつくる | 仙台空手道クラブ志道館のブログ

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「仙台いずみ空手サークル」の団体名称で、平成25年1月から平成27年4月まで活動してきました。
平成27年5 月からは団体名称を【仙台空手道クラブ志道館】と改めて、全空連スタイルの空手道を稽古していく団体に生まれ変わり、活動しています。

今日は東京・立川への出張があったので、その業務スケジュールを少し調整して、埼玉県所沢市にあるベルーナドーム(← 埼玉西武ライオンズの本拠地)へと立ち寄ってきました。



今日のベルーナドームではセ・パ交流戦の、ライオンズ対カープ戦がありました。



プロ野球チームの本拠地スタジアムは、街中または街中に比較的近い場所にあるケースが多いです。集客効率を考えれば、そういう立地が選ばれます。
が、、ライオンズの本拠地・ベルーナドームは、繁華街からかなり外れた地域にあって、周囲は一般住宅すらあまり建っていないエリアにあります。女性が夜間に一人で歩くのは、かなり勇気がいるような感じの、人里離れた完全郊外エリアです。


ベルーナドームの入口付近に、記念撮影用のパネルがありました。


私は本当に今日(6/12(水))、ベルーナドームの目の前にまで行ってきましたからね!


ベルーナドームの周辺は、緑豊かな風景が視界に入りました。



ベルーナドームの入口付近に、チケット売り場があるのですけど、その売り場の建物の真上に、白いライオンさんを模したオブジェがありました。


ライオンズの本拠地スタジアムなので、ライオンさんのオブジェを置いたのでしょう。


本業の業務スケジュールの合間で立ち寄ったわけですから、残念ながらベルーナドームの中に入場しての試合観戦はできませんでした。が、ベルーナドームは完全な屋内施設ではないため、カープ応援団が発する音がガンガンに、スタジアム近辺に響いてきます。その音声をナマで耳にできただけでも、今日の私はたいへん幸せでした♪



さてさて今夜の試合のほうは・・

本日時点でセ・リーグ首位のカープと、パ・リーグ最下位のライオンズとの試合で、、なおかつライオンズは8連敗中。しかもカープの先発ピッチャーは、なんと防御率が驚異の 1.16 という、若手エースの森下投手。
試合前のカープファンの間では、今夜もまず間違いなく勝つだろう・・・といったような、楽勝ムードにも似た空気がありました。

しかし今夜はライオンズ打線が奮起!
5回表にカープ・森下投手を攻略して、打者10人連続という猛攻連打。ホームラン無しでのタイムリー連発。このイニングに一挙に5得点しました。今やセ・リーグを代表するクラスである森下投手を、完全にKOしました。

5回表のライオンズの猛攻シーン。
タイムリーを打って、塁上で雄たけびを挙げている、ライオンズ・元山選手です。
【上画像引用】サンケイスポーツ様記事


ライオンズの投げるほうでは、先発・隅田投手が球数99球での完封勝利。マダックス達成という快投ぶりでした。
【上画像引用】デイリースポーツ様記事

マダックスとは、球数100球未満での完封勝利を意味する、プロ野球界の用語です。




8連敗中。
12球団で最速の40敗。
借金22。
パ・リーグのぶっちぎり最下位。
チームの指揮官・松井監督は、セ・パ交流戦の直前に休養。事実上の指揮官更迭。

・・・今時点のこの状況のライオンズが、セ・リーグ首位のカープに勝つことは、普通に考えるととても難しい。しかも今夜のカープの先発は、防御率が2点にすら満たない実力派ピッチャーの森下投手。

でもライオンズ打線は、森下投手から1イニングで5得点。そしてライオンズの先発・隅田投手は、カープ打線を相手にしてマダックスを達成。

こういうことが、なぜ起こったか、、です。
こういうことが起こった伏線は、前夜のライオンズの敗戦にあります。



昨夜のライオンズ対カープ戦。
    ライオンズ 1点 ― 2点 カープ
ライオンズは連敗を止められず、この敗戦で8連敗が確定・・

昨夜の9回裏、ライオンズの最終回の攻撃。
最後のバッターとなったのは、主将の源田選手。カープの守護神・栗林投手にファーストゴロに打ち取られたものの、執念の闘志を燃やして一塁にヘッドスライディング!
【上画像引用】西スポWEB様記事


執念のヘッスラも実らず、アウトとなってゲームセット。ライオンズの主将・源田選手は涙を流しながら、しばらく立ち上がれませんでした。
【上画像引用】デイリースポーツ様記事


立ち上がることが出来ないキャプテン(源田選手)のヘルメットを、ライオンズの赤田コーチが拾っているシーン。
源田選手やライオンズ選手、ライオンズファンの方々のつらい思いがスタジアム全体に伝わって・・・試合に勝利したカープのファンですら、その多くは息をのんで、喜ぶことを自制したほどです。。
【上画像引用】東スポWEB様記事




昨夜このような伏線があって、そして迎えた今日の試合。ライオンズの先発は、左腕の隅田投手。セ・リーグ首位チームを相手にして、気迫あふれる熱投!
【上画像引用】JIJI.COM様記事


カープ打線を相手にして、マダックスを達成したライオンズ・隅田投手。今日の試合後のコメントです。

「 昨日の源田さんの悔しい姿をみて、今日は絶対に勝つ! やり返す! という気持ちだった。ストレート(※ 直球)が走っていたので、真っすぐ(の球威)で押していけた。」



先発の隅田投手や、貧打で批判されているライオンズ打線が、今夜はセ・リーグ首位チームを投打で圧倒。

心が熱く燃えたのです。
野球の試合をすることが仕事ではなく、試合に勝つために野球をやっているんだ! と、自分たちの使命にめざめたライオンズの選手。

使命にめざめて、セ・リーグ首位チームを圧倒するきっかけとなったのは、主将・源田選手の昨夜のこのシーンです。
【上画像引用】スポニチアネックス様記事



熱き思いは、強者をつくります。
熱き思いがない人には、困難を打開しようとする熱量がありません。

主将・源田選手のヘッスラと涙が、8連敗中の弱いライオンズを、一夜にして強豪チームへと生まれ変わらせた。
熱き思いは、強者をつくるのです。




今日のブログはここまでです。
ではまた。

野球だよ、野球~♪