今夜のカープ。正統エースの大瀬良 大地(おおせら だいち)投手が、ノーヒットノーランを達成! 歴史的快挙を為し遂げました!!
日本のプロ野球では、史上90人目となるノーヒットノーラン達成。偉業です。カープのエースナンバーとも言うべき「 背番号14 」を背負った大瀬良投手が、まさに歴史的快挙を達成しました!
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【上画像引用】TBS DIG様記事
カープの背番号14の大先輩である故・津田 恒実投手も、今夜の大瀬良投手によるこの快挙を、天国で喜んでくださっていることと思います。
「 いい人 」として、球界では有名な大瀬良投手。ここ数年はケガによる不調や手術後の影響で、周囲が期待する力強いピッチングや好成績をなかなか残すことが出来ていませんでした。
一部のファンからは 「 エース剥奪! 」とか、「 ローテの4番手なら、合格点なんじゃないの 」とか、ひどい言われ方をしていました。しかし大瀬良投手は批判の声をすべて受けとめて、成績を残せていない自分が悪いんです・・・といって、反発も反論もすることなく、ひたすら自分がやるべきリハビリや練習メニューをやり続けてきました。
「 いい人 」
人間・大瀬良 大地。
カープと相思相愛であった大学4年生のときに、ドラフトのくじ引きで大瀬良投手への交渉権を引き当てたカープは、一位指名。そしてカープに入団して、新人王のタイトルを獲るなど若手の頃から大活躍してきました。カープのセ・リーグ3連覇の頃には、最多勝のタイトルも獲りました。
しかしピッチャーの肩やヒジは、消耗品です。若い頃から酷使してきたぶん、近年はシーズン途中にチームを離脱して二軍で調整したり、シーズンオフには手術をしたり、、、一軍の試合で先発すると必ずといっていいほど試合中盤に一発を浴びたり(← ホームランを被弾したり)・・・大瀬良投手にとって不本意であろうシーズンが、4年間くらい続いていました。
それでも、グチも、文句も、反論も、弱音も、ただの一言すら口にしなかった大瀬良投手。
理想的な人間の鑑(かがみ)であり、なおかつ野球人の鑑(かがみ)です。
批判を浴びているばかりであった大瀬良投手が、周囲からの評価を一変させたのは昨年のクライマックスシリーズ。そのファイナルステージで先発した大瀬良投手の、まるで鬼神がごとくの気合い満点の熱投!!
すでにカープのエースの称号は、同期入団の九里投手や、左腕の勝ち頭・床田投手や、毎年2ケタ勝利を挙げている森下投手へと移っていきつつある中でも、、正統エースである大瀬良投手の心はけっして折れていなかったのです。
今シーズンも味方打線の無援護で、勝ち星がつかない試合がいくつかありました。それでも一切、グチめいたことを口にしなかった人間・大瀬良 大地!
今夜のノーヒットノーランピッチングの最中にも、ナイスプレーをした若手内野手(※ 背番号61のショート・矢野選手)をたたえて、チーム全体のマインドを上げる気づかいをしていました。
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![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240607/22/sendaikaratedo-shidoukan/32/d4/j/o0640046015448680441.jpg?caw=800)
【上画像引用】日刊スポーツ様記事
自分自身の快挙達成(ノーヒットノーラン達成)でプロ野球の歴史に名を刻むことよりも、つねにチームの勝利を願い、周囲に気をくばって、今の自分にできる全力をやり尽くそうとする、人間・大瀬良 大地。
いい人・大瀬良 大地。
野球人の鑑・大瀬良選手。
カープの正統エース・大瀬良投手。
そしてノーノー達成投手・大瀬良 大地!!
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カープからドラフト一位指名を受けた直後に、心身に先天的なご事情をもつ弟の大瀬良 元気さんに、真っ先に電話を入れて報告していた兄・大地さん。そのテレビをみていた日本じゅうの人達が涙した、あの感動の場面。
天道輪廻
( てんどうりんね )
自分自身が真摯にやり続けてきた努力は、いつかどこかで姿・形・場面を変えながら、必ず報われる時がやってきます。
大瀬良投手を見ていると、つくづくそう思います。
人間は、自分自身の活動の軸を決めて、今の自分にできる取り組みを真摯にやっていくこと。つまりは、晴耕雨読という生き方。今日のその時にできることを全力でやり、積み重ねていくこと。
今日のブログはここまでです。
ではまた。
野球だよ、野球~♪