善行の積み重ねによる果実 | 仙台空手道クラブ志道館のブログ

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「仙台いずみ空手サークル」の団体名称で、平成25年1月から平成27年4月まで活動してきました。
平成27年5 月からは団体名称を【仙台空手道クラブ志道館】と改めて、全空連スタイルの空手道を稽古していく団体に生まれ変わり、活動しています。

今日はマジメにプロ野球ネタを書きますね。そろそろ当会の皆さんから、怒られそうな雰囲気を感じていますので。



今夜の試合が終わりました。

カープにとって断然有利な、本拠地・マツダスタジアムにパ・リーグ球団(← 今夜はファイターズ)を迎えての地元試合が、先ほど終わりました。


試合結果は、

    カープ 0点 ― 5点 ファイターズ


ファイターズは慣れないセ・リーグのスタジアムで、なおかつカープの左腕エースである床田投手が先発の試合なのに、、なんと14安打もして5得点。

我らがカープは6安打で、無得点。6安打、、と言いましても、9回裏の最後の攻撃でカープは3安打していますから、カープは初回から8回裏までわずか3安打。スコアボードはいうまでもなく、無得点のゼロ行進。



今日の試合開始前に、スタメンオーダー表を交換した直後にハイタッチをしている、カープ・新井監督とファイターズ・新庄監督です。

【上画像引用】デイリースポーツ様記事


今現在のプロ野球界では、新井監督も新庄監督も、ともに 「 モチベーター 」 という部類になるでしょう。いわゆる、令和の指導者。
でも今夜の試合だけに限れば、監督としてのチーム育成における一年間の差を、感じざるをえない試合展開でした。新庄監督は、ファイターズの監督3年目。新井監督は、カープ監督の2年目。

「 新庄野球 」を理解して、新庄監督がやろうとしている方針に基づいて動いて、しかしその枠内でのびのびとプレーしているファイターズの選手たち。楽しそうだし、堂々とプレーをしている。
対するカープの選手たちは、どこかチグハグ感があることが否めない動き。慣れている本拠地での試合なのに・・

ファイターズの新庄監督は、今シーズンが3年目。昨年、一昨年はパ・リーグの最下位であったものの、3年目にしてようやく新庄監督がやろうとしている野球がチーム全体に浸透したためか、今年はかつてない勢いの好調ぶりです。

今夜の試合が始まる前時点における、パ・リーグ順位表です。ファイターズは貯金8。今夜の試合でカープに勝ちましたから、今時点では貯金9です。
【上画像引用】日テレNEWS様記事


2年連続でリーグ最下位であったファイターズが、今年は51試合を経過した時点で貯金9。新庄監督が周囲からの批判に心を折ることなく、つねに一貫したチーム強化の方針を丸2年間続けて、最下位球団の代名詞であったファイターズをここまで強いチームへと育て上げました。

思い出すなら3年前。
ファイターズはチームの主砲・中田 翔選手によるチームメイトへの暴行事件と、10年間にもわたった超長期の栗山監督体制のマンネリ感で、、ハタで見ていても凋落ムードを感じるようなチーム状況でした。

そういう状況の中で、ファイターズの親会社がうった究極の一手が、『 新監督・新庄 剛志ビッグボス 』。

新庄監督体制になってからも、チームの主軸打者である近藤選手がFAしてホークスへと移籍するなど、頼れる戦力が安定しないチーム状況。暴行事件をおこした主砲・中田選手は、もちろんいません。セ・リーグのジャイアンツへと移籍しました。そもそも新庄ビッグボスが監督に就任した時点で、ファイターズの戦力不足は素人ファンから見ても明らかでした。

そういう状況において、「火中の栗を拾う」覚悟でファイターズの新監督を引き受けたのが、新庄 剛志氏です。すべての状況と現実を理解して、グチの一つすらも言うことなく、世間に向かってはひたすら新庄劇場を連発して、ファイターズへの興味と関心を引きつけてきました。
そしてチーム内に対しては、戦力不足をなげくことなく、ひたすら若手育成と、現有戦力での勝ち方の工夫に腐心してきました。

「 選手よりも目立っているヤツが、監督をやってるチームなんてダメだ! 」
・・・こんなヒドい、状況を理解できていない的はずれな批判の声も、たくさんわき出ていました。

ファイターズというプロ野球チームを、世間的関心から脱落させないために、たった一人で粉骨砕身のパフォーマンスをしてきた新庄 剛志ビッグボス。もちろん芸能人気取りでのパフォーマンスじゃない。もしそんな浮わついた気持ちで2年間もやってきたならば、今年のファイターズがこんなに強いはずがない。




5/29(水)のタイガース対ファイターズ戦。
ファイターズの新庄監督が、試合前のスタメンオーダー表の交換時に、なんと対戦相手チームのユニフォームを着てグラウンドに登場しました。
【上画像引用】デイリースポーツ様記事


タイガースのユニフォーム姿で、タイガースの岡田監督(右)と握手をしている、ファイターズの指揮官・新庄 剛志監督(左)です。
【上画像引用】デイリースポーツ様記事


本来なら、こうした着衣でグラウンドに登場した新庄氏を、いさめなければならない立場である審判員の皆さん。でも審判員の方々も、新庄監督の「 心 」を理解して、マスコミ向けの記念撮影におさまりました。
【上画像引用】デイリースポーツ様記事



新庄監督がやっていることは、真剣勝負であるプロ野球のセ・パ交流戦としては、明らかにモラル違反です。でもそのモラル違反を、誰もとがめない。なぜなら新庄監督がやっているパフォーマンスの真意を、たとえ言葉による説明なんてなくても、見ている人達が推察できているからです。

この人がやっていることは、おもしろ半分のパフォーマンスじゃない。
プロ野球界やファイターズに世間的関心をひくための、新庄氏にしか出来ない演出(※ 興行努力)である、、と。

こういうパフォーマンスを、もしカープの新井監督や、佐々岡前監督、緒方元監督、野村元監督がやったならば・・・世間はたぶん許してくれない。侮辱行為だと見なされてしまう。
でも新庄監督ならば、(一回だけなら)ギリギリ許容してもらえる。

そして今夜の試合で、なんと貯金9にまでなった、とてつもなく強いファイターズ。
戦力不足をなげくことなく、現実をすべて受け入れながら、わずか2年間で最下位チームをここまで復活させた新庄監督の手腕!



今年のオールスター戦のファン投票。
その中間発表がありましたが、たくさんのファンが投票しているのは、ファイターズの選手(※ 帽子に F がついている選手)ばかりです。
【上画像引用】日テレNEWS様記事


このファン投票の結果が、新庄 剛志氏がこの2年半に積み重ねてきた善行の果実です。
人は、正しい善行を積み重ねていけば、いつかきっと報われる日がくる!
(※ そういう日が訪れるまでは、かなりの年月がかかりますけどね。)




私のこのブログも、たんなるプロ野球ブログでしょ、、、と認識して切り捨てている人達が、もしかしたら今の当会の中にいるかもしれない。でも、そういう人達がいるとしても、私は自分自身がやってきているブログを使った武道精神教育を、途中でやめるわけにはいかない。

今年のファイターズは、なんで貯金9もある強いチームになっているのか?

その答えは、新庄監督が心を折ることなく、正しい努力を積み重ねてきたからです。

だから私は、いつもこう言うのです。
野球だよ、野球~♪




今日のブログはここまでです。
ではまた。