モチベーター | 仙台空手道クラブ志道館のブログ

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「仙台いずみ空手サークル」の団体名称で、平成25年1月から平成27年4月まで活動してきました。
平成27年5 月からは団体名称を【仙台空手道クラブ志道館】と改めて、全空連スタイルの空手道を稽古していく団体に生まれ変わり、活動しています。

今夜のセ・パ交流戦が終わりました。
試合結果は、
    カープ 14点 ― 0点 バファローズ


カープは19安打して14得点という大爆発。
対する昨シーズンのパ・リーグ王者・バファローズは、わずか3安打だけで無得点。

カープは今夜の勝利で、今シーズン最大の貯金7。45試合して、24勝17敗4分。セ・リーグの首位を堅守。
バファローズは3年連続パ・リーグ王者の雰囲気もなく、なんと借金8。ここまで48試合して、19勝27敗2分。近年のパ・リーグを圧倒的に制してきたバファローズなのに、信じられないくらいの戦績です。

しかしこれが、プロ野球のペナントレースです。カープだって2016年~2018年のセ・リーグ3連覇した後は、4年間もBクラスに甘んじてきました。連覇するということは、チームの主力選手に過大な身体負荷がかかるので、いずれどこかでチーム戦力の歯車がかみ合わなくなっていくのです。主力が疲弊して、投打ともにチーム戦力が急降下してしまうのです。

ましてやバファローズは、チームの中核であった主砲・吉田 正尚(よしだ まさたか)選手と、絶対エースの山本 由伸(やまもと よしのぶ)投手が、いまやメジャーへ移籍してしまって不在です。さらに山本投手と二枚看板であった、エース・宮城投手の不調。
4番・吉田 正尚選手が抜けた穴をうめるべく、カープから3割打者の西川 龍馬(にしかわ りょうま)選手をFA獲得したものの、その西川選手はパ・リーグに来てから打率2割をほんの少しだけ上回る程度の打撃不振に。。


・・・当会の皆さん、わかって下さい。
つまり、春夏秋冬です。春夏秋冬と言って伝わらないならば、、つまりは栄枯盛衰です。おごれるもの、久しからず(※ 栄光はそんなに長続きしない、という意味)です。

プロ野球のチームの真髄は、秋から冬、真冬へと至ってしまった成績低迷チームが、、、どうやってチームの若返りをはかり、優勝争いができるチームへと浮上させるのか??

たんなる勝ち・負けや、優勝する・しない、、、ではないのです。チーム復活のためのマネジメントや、取り組み施策のところに、プロ野球観戦の真髄があるのです。人生の学びがあるのです。

でも、まあ、この話については、今日のブログには書かないでおきます。




一つだけ言えることは・・
モチベーター

昨シーズンからカープの指揮官となっている、レジェンド・新井 貴浩(あらい たかひろ)監督。
【上画像引用】TBS  NEWS  DIG 様記事


今夜の試合で、ホームに生還したピッチャーバッター(走者)の森下投手を、ハイテンションで祝福している新井監督です。
【上画像引用】スポーツ報知様記事


修業の世界では、原則的に「 自己を極める 」の世界観であり、他者との比較・競争という思想があんまりありません。
いっぽう世間一般における競技スポーツは、他者と勝敗をあらそう試合をして、そこでの成績いかんで自己の存在感を示していこうとする思想の世界です。

個人競技であれ、集団競技であれ、それが他者比較で優劣を競う勝負の世界であるならば、、、そういう世界にはモチベーターが必要です。モチベーターがいるほうがいい。
昨シーズンや今シーズンのカープが調子がいいのは、新井監督という 「 明るいお兄ちゃん 」が指揮官に就任したことと、けっして無縁ではないと思います。

現状の当会のチームU・チームKともに、指導者は頭がいいモチベーターです。つねに周囲が見えているし、先々の展開までを読んで、今なすべき事を稽古メニューにしている。
チーム単位での競技種目をやるならば、やっぱり指導者はモチベーターであるほうがいい。悪いところを指摘しまくるチェッカーよりも、長所を見つけて伸ばすモチベーターのほうがいい。ハイテンション。

当会は競技活動に主軸をおいていない団体なので、ソコは難しいニュアンスがあります。難しいニュアンスがありますが、、でもやっぱりチェッカーよりは、モチベーターのほうが短期間での良質結果が生まれやすい。
短期間で結果を求めるような活動ジャンルではないのだけど、、人生は有限ですから、そこは難しいニュアンスがあるわけです。





今日のブログの最後に、、
スワローズで大活躍されてきた野球評論家の宮本 慎也(みやもと しんや)氏の寄稿を、当会の皆さんに紹介したいと思います。

その種目技術の基礎。
いい結果が出ようと、出なかろうと、それらはまったく関係ない種目技術の基礎。

いわゆる、テクニカルの細目ではないです。「 お箸はこう握りなさい!  こう使いなさい! 」 に近いニュアンスの、その種目技術の基礎。

大変に含蓄ある文章です。
当会の皆さんは、しっかり読んで下さい。そして私が何を伝えようとしているのかを、自分なりに感じとるように努めてほしいです。
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    いい意味でも悪い意味でも、監督が代わった西武は、交流戦での注目度が高くなった。ここで気になるのが「監督が代わってチームは強くなるのか?」ということ。渡辺監督代行は、日本一の経験もある監督。松井監督の悔しさを考えると同情してしまうが、実績的には申し分ない人選だったと思う。初戦を見ただけでこまごましたことは言いたくないが、西武の現状を私なりに評論したい。

    なぜ打てないのか? 現状で厳しい言い方をすると、個人の能力が足りなさすぎる。これはキャンプを視察していたときにも感じたが、若手は線の細い選手が多く、スイングも弱い。「まだ若いから仕方ない」という見方もできるだろう。しかし、昨年と比べても格段に体が大きくなった選手は見受けられないし、打撃練習を見ても思い切ってスイングしているようには見えない。これでは打てるようになるまでの基礎が積み上がっていかない。

    0-0の2回無死二塁、蛭間は2-1というバッティングカウントから、外角の真っすぐを打ってショートゴロ。この場面、打者が考えることは3つある。(1)進塁打を狙って引っ張りやすい球を待つ。(2)どんな球でも無理やり引っ張って進塁打を狙う。(3)進塁打を打ちにくい外寄りの球に狙いを定め、コースなりに逆方向へヒットを狙う。しかし蛭間は自分のバッティングをするだけで精いっぱいのような感じの打撃で、(1)から(3)までのどれにも当てはまっていなかった。

    初球への対応も悪い。2回1死二塁から佐藤龍は、初球の真っすぐをバットの先で打ってセカンドゴロ。3回2死一塁からの岸も、初球の外角真っすぐを同じような打ち方でセカンドゴロに打ち取られた。どちらも追い込まれてからのバッティングか、三振だけはしてはいけない状況でのスイングに見えた。

    確かに中日の先発高橋宏は、簡単に打てる投手ではない。ただ、甘い球ならホームランを打てる。状況を考えたチームバッティングで揺さぶる。今の段階でこれらができないのは仕方がないが、失投なら確実にヒットを打てるという段階も苦しく見える。強いスイングをするという基礎ができていないから、状況によったバッティングを考える余裕もなく、技術も上がらないのだろう。

    松井監督は優しい監督だった。選手にとっては、自分のやりたいことをやりやすい監督だっただろう。その監督が休養に追い込まれたのは、その優しさに甘えていたからではないだろうか? シーズン途中に監督が交代するのは「勝てないから」に尽きる。選手との折り合いが悪く、チームの雰囲気を悪くした監督の交代なら勝てるようになる可能性はある。しかし、単純に個人能力が足りないから「勝てない」なら、強くなるには時間がかかる。いずれにせよ、シーズン途中で監督が代わるのは、選手たち自身の「恥」だと思ってほしい。強いスイングをするという基本を見直し、奮起を願っている。
(日刊スポーツ評論家)
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【上文章引用】日刊スポーツ様記事



強いスイングをするという基本。

今の当会は、チームUもチームKも、自チームの稽古会員を強いスイングができるように育て上げるために、稽古メニューを創意工夫しています。

その意図、その親心を、どうかわかってほしいと願っています。
だからこそ私から言えることは、この一言あるのみです。
野球だよ、野球~♪


当会の稽古会員は、正しいフルスイングができる体力と技術を、しっかり身につけていきましょう。

正拳突きではなく、前蹴りでもなく、、、フルスイングね♪
ベース体力や基本の身体操作が身についていなければ、そもそもフルスイングは出来ないのです。フルスイングができる自分になれるように、しっかり稽古を積んでいきましょう。

そう!
メジャーリーグの吉田 正尚選手のように。



今日のブログはここまでです。
ではまた。