今日のタイガース対カープ戦は、試合開始の前に降雨中止が決まりました。打撃陣が意気消沈状態が続いているカープにとっては、恵みの雨となりました。
が、、カープの試合の雨天中止は、今シーズンで早くも4回目です。プロ野球は降雨で試合中止になっても、試合の開催そのものは消えることはありません。そういう意味では、「 中止 」ではなくて『 開催日未定の試合延期 』です。
これは優勝争いが本格化する秋の試合日程に、けっこうな悪影響を及ぼします。レギュラー選手の疲労がピークになる晩夏や秋に、当初は休日であったはずの日に、(雨天中止となった試合日程の振り替え実施で)公式戦の日程が入ってくるからです。
でも今シーズンのカープには、そういう事情はあんまり関係ないかもしれません。今シーズンの晩夏や秋に、セ・リーグの優勝争いにカープが絡んでいるという可能性を、あんまり想像(期待?)しにくいので。
今のカープは、次世代選手(← とくに打撃陣)の台頭が見えてこないかぎり、近未来の将来性を期待することは難しいです。投手陣の次世代整備はかなり整ってきていますけど、これが「打撃陣」となると、大変に苦しい状況があるわけです。
カープは投手力整備ばかりのドラフト戦略をやている・・・という声も聞きます。ドラフト指名の傾向としては、たしかにそういう傾向がないわけでもありません。でも、、よくよく見るならば、、あんまりそうでもありません。
大砲候補の末包(すえかね)外野手ばかりが注目されていますけど、カープは鈴木誠也2世みたいな期待をもってのドラフト戦略を、ここ数年でしっかりやってきています。
末包選手だけでなく、それこそ宇草外野手、中村健人外野手、内田内野手、二俣外野手、韮澤内野手、中村貴浩外野手。他にもたくさん。。でも、一軍の公式戦でバリバリ打ちまくる選手に育っているかというと、、なかなか難しいニュアンスがあるわけです。
今のカープには、将来性豊かな若手野手が何人もいます。が、プロの一軍公式戦でバシバシ打ちまくるレベルになるためには、相応の訓練期間が必要です。だから今シーズンのカープは、ファンが期待するレベルでの得点力を発揮できないような気がします。
何事も、そう簡単ではありません。
プロ入りして、しばらくしたらバシバシ打ちまくる野手なんて、そう簡単には出てこないのです。
そのあたりの当たり前の現実を、どうかわかってほしいと願っています。
ところで・・
今夜はプロボクシングで、大きな興行がありました。スーパーバンタム級の世界4団体統一チャンピオンである井上 尚弥選手が、WBC ランキング1位のルイス・ネリ選手を6ラウンドTKOで下して、4団体王座を防衛しました。
井上尚弥チャンピオンの、試合前の言葉。
「 この試合は、自分とネリ選手の試合。過去の因縁は持ち込まない 」
・・・素晴らしいですね。
これこそ、スポーツマンシップです。
で、明日のカープは、甲子園球場でタイガースと対戦します。なかなか難しいですけど、井上尚弥チャンピオンのようなスカッ! とした試合を、カープにはしてほしいところです。
今日のブログはここまでです。
つまり、、野球 です。
ではまた。