まずもって難しいこと | 仙台空手道クラブ志道館のブログ

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「仙台いずみ空手サークル」の団体名称で、平成25年1月から平成27年4月まで活動してきました。
平成27年5 月からは団体名称を【仙台空手道クラブ志道館】と改めて、全空連スタイルの空手道を稽古していく団体に生まれ変わり、活動しています。

今日はプロ野球の試合はありません。ゴールデンウィークということで、どのチームも明日から4連戦となりますので、今日は移動日の中休みとなります。


っていうことで、今夜はカープの試合も無いわけですけど・・・こういう日だからこその、書くべきネタがあるわけです。




もちろん!

こういう日に武道の教えや、空手道の身体操作の技術的なことを、私は書きませんよ。それらのことはプロ野球のシーズンオフの期間に、しこたま書きましたので。


プロ野球のレギュラーシーズン中(← ペナントレースの期間中)と、ポストシーズンの間(← クライマックスシリーズ、日本シリーズの期間中)は、とにかくひたすらプロ野球の話に徹します。


当会稽古会員・保護者の圧倒的多数が、熱烈なプロ野球ファン。そう、私は当会メンバーに気をつかって、ひたすらプロ野球ネタを書いているのです。



野球だよ、野球~♪






さてさて・・


私は先日のこのブログで、「 プロ野球のペナントレースは、勝率5割・借金ゼロになること自体が、まずもって難しい 」 というニュアンスのことを書きました。ところがプロ野球にあんまり詳しくない人には、どうやらその話が ピン! とこないらしく、(当会メンバーではない)数人から質問を受けました。


「 勝率5割って、そんなに難しいの?  勝ち数と負け数が同じになることが難しいなら、12球団のほとんどが負け試合のほうが多くなるという話だから、計算が合わないのでは? 」


・・・という批判まじりの質問を受けました。




しかしプロ野球のペナントレースにおいては、コレ、とくに変な話でもないです。そういうものです。プロ野球のペナントレースは勝率5割になることが、まずもって難しいのです!


まあせっかくの質問ですから、具体事例をあげて説明することにしましょう。本日(5月2日)時点のセ・リーグとパ・リーグの、その両リーグの順位表をアップして、説明することにします。



まずはカープが入ってるセ・リーグから。

【上画像引用】日テレNEWS様記事

貯金があるチームは、首位のタイガースだけ。タイガースは15勝9敗なので、貯金6です。
2位のジャイアンツは13勝13敗で、貯金ゼロ。この貯金ゼロ・借金ゼロというのが、勝率5割です。

セ・リーグの3位以下の4球団は、すべて勝率5割に到達していない借金チーム。ドラゴンズは借金1、カープも借金1。ベイスターズは借金2、スワローズも借金2。

セ・リーグの6球団のうち、勝率5割以上のチームは、タイガースとジャイアンツだけ。ジャイアンツは2位といっても、ようやくギリギリ勝率5割です。

これを見ていただければ、「 プロ野球のペナントレースは、勝率5割・借金ゼロにすることが、まずもって難しい 」 という現実を、ご理解いただけれるだろうと思います。これが現実なので、プロ野球ファンは自分の推しチームが勝率5割に復帰すると、ひとまずホッとするわけです。たとえ首位チームとのゲーム差が大きくても、借金を完済できたところで、ひとまずホッとするのです。



続いて本日(5/2)時点のパ・リーグの順位表を見てみましょう。
【上画像引用】日テレNEWS様記事

首位のホークスは貯金11。2位のファイターズは貯金4。ここまでが勝率5割以上のチームです。

3位のバファローズは借金2。4位のマリーンズとイーグルスも、ともに借金2。最下位のライオンズは借金9。

これでご理解いただけたと思います。プロ野球のペナントレースは、勝率5割・借金ゼロにすること自体が、まずもって難しいのです。


本日時点でプロ野球12球団のうち、勝率5割かそれ以上になっているのは、4球団だけです。セ・リーグのタイガースとジャイアンツ。パ・リーグのホークスとファイターズ。

さらにいうなら、貯金をつくれているのは3球団だけ。タイガース、ホークス、ファイターズ。12球団のうち、9球団が貯金をつくれていないのです。


私がブログで、「 借金があるうちは、順位をウンヌンしたところで、あんまり意味がない 」とか、「 リーグ優勝の可能性を口にしていいのは、わずかでもいいので貯金ができてからだ 」 などと書いているのは、上に書いた現実があるからです。

勝率5割に届かず、借金があるうちは、順位はあんまり関係ないのです。順位とか、首位チームとのゲーム差とか、優勝の可能性を論じることよりも、、、借金があるうちは、まずは借金を完済して勝率5割に戻すこと。
リーグ優勝に向かっての話をスタートできるのは・・・勝率5割に戻して、なおかつ貯金をつくってからです。



今日のブログはここまでです。
ではまた。