大瀬良投手 | 仙台空手道クラブ志道館のブログ

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「仙台いずみ空手サークル」の団体名称で、平成25年1月から平成27年4月まで活動してきました。
平成27年5 月からは団体名称を【仙台空手道クラブ志道館】と改めて、全空連スタイルの空手道を稽古していく団体に生まれ変わり、活動しています。

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昨夜はマツダスタジアム(広島市)へ、カープ対ドラゴンズ戦の観戦に行ってきました。今やプラチナチケットとなっている地元マツダスタジアムでのカープ戦のチケットですが、、私の職場の先輩がものすごく努力して下さり、5/22(火)の試合チケットを私のために入手して下さいました。

いい先輩に恵まれました♪
ありがとうございます~~❗️




さて昨夜のカープの先発は、エース・大瀬良投手でした。


女房役である會澤捕手のツーランホームランもあり、カープ3点 対 1点ドラゴンズ でカープが勝利しました!


この「 投手分業 」の時代に、見事に完投勝利を挙げた大瀬良投手。試合直後に會澤捕手と、喜びのハンドタッチです。



今やカープの大黒柱なのに、つねに感謝の気持ちを忘れない大瀬良投手。完投勝利の後に野手陣へ握手を求めていきます。
さすが! です。



大瀬良投手は2014年度の新人です。大学野球界の大エースとして活躍していましたところを、2013年シーズンオフのドラフトでカープに一位指名されました。
ルーキーイヤーは期待にたがわぬ大活躍をされて、見事に新人王のタイトルを獲得。その後なかなか結果に結びつかない苦しい時期もありましたが、、2018年には最多勝のタイトルを獲得するなどの活躍ぶり! 今では誰もが認める王者カープのエース、大黒柱です。


今の時代は、先発投手はなかなか完投できません。完投する能力がない・・・という意味ではなくて、チームの首脳陣が小刻みにピッチャーを交代させていく継投策を選ぶことが多いからです。
昭和の頃とは異なり、投手の役割の分業化が進みました。しかも143試合もの長いペナントレースを戦っていくうえでの戦略として、計算できるローテーションピッチャーには長いイニングを投げさせないようになっています。だから先発投手が完投勝利を挙げるのが、今の時代は本当に少なくなりました。



ドラゴンズ「 恐竜打線 」を3安打1失点だけに抑えて、わずか91球の無四球完投勝利を挙げた大瀬良投手。試合後のヒーローインタビューは、もちろん大瀬良投手でした♪



ここで・・

カープの野手2人が氷水がいっぱい入っているバケツを持ち、ヒーローインタビュー中の大瀬良投手の背後に近づいていきます。

そしてヒーローインタビューが終わった直後に・・


バケツの氷水をかけたのは、鈴木 誠也選手と西川 龍馬選手です。



なんだかタチの悪いいじめのように見えてしまいますけど、これはカープがホームゲームで快勝したときの「 お約束 」の定番行事です。その日のヒーローインタビューの主役が、氷水の被害者になります。今に始まったことではなく、以前から何度もやっている定番行事です。

きっと観客を盛り上げるために、営業サイドから 「 コレをやって下さいっ! 」 とお願いされているのでしょうね。お互いに納得づくで、事前了解をしている者どうしのイベントなのでしょうけど。今はジャイアンツにいる丸選手も、カープにいた時はこの氷水ぶっかけの被害にあっていました。
私はこの定番行事が好きではありませんが、、まあ興行としての演出なのでしょう。先発ローテーション投手の身体を冷やして、風邪をひかせたくないので ・・・ 自軍ピッチャーに対して氷水をぶっかけというのは芳しくないように思いますが。


氷水をぶっかけられても、笑顔の大瀬良投手です。


氷入りの冷水をぶっかけられた大瀬良投手は、
    「  ちょっといいアイシング(◆ 身体の熱をもった部位を氷で冷やす行為)になりました~  」
といった意味のことを述べていらっしゃいましたが。。


営業サイドには、きっと営業サイドにしかわからない苦しみがある。だから盛り上げの「 演出 」としてソレが必要だと言われるならば、、喜んでソレに参加しましょう!
・・・ 大瀬良投手のそんな思いが伝わってきそうな、上の写真の笑顔です。


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じつにたくさんの人達に愛され、信頼されている大瀬良 大地(おおせら だいち)投手。

大瀬良投手には2人の実弟がいらっしゃいます。大瀬良投手が長男。すぐ下の弟さんのお名前は、元気(げんき)さん。大瀬良 大地さんがカープからドラフト一位指名を受けたときに、弟の元気さんとのエピソードがテレビ番組で紹介されていました。


下の画像の左側が、カープから一位指名された大地さん。画像右側が弟の元気さんです。



弟の元気さんは、ダウン症。
だからご自身では野球選手としての活躍はできないけれど、元気さんは子供の頃から野球が大好きなのだそうです。

そんな野球大好きの弟・元気さんに喜んでほしい! と願って、自分自身の活躍を弟に約束して飛び込んだ少年野球の世界。少年野球の大地投手は、試合前に弟・元気さんとのハイタッチを球場でするのを恒例にしていきました。

「 元気、見ててくれよ! 勝ってくるからな。」
試合前の元気さんとのハイタッチを、少年・大地投手はゲン担ぎにしていたのです。



長男・大地くんと次男・元気くんを、少年野球の試合場に連れていくのはお母さんの役目でした。たくさんの子供たちが集まってくる少年野球の試合会場ですから、弟・元気くんの生まれつきの症状を好奇の目でジロジロ見る人達がいたかもしれません。

ある日、お母さんは少年・大地くんに質問しました。
「 元気が試合場にくるのは、イヤなんじゃないの? 」


この時の大地少年は、不思議そうな顔をしてこう返答しました。
  「  なんで?  元気はオレの弟じゃん・・  」



まだ小学生である大地くん。そして小学生の頃から大エースであり、地元で注目を浴びていた大地くん。
たぶんゲスな私たちのレベルならば、
    「 子供なんだからカッコいいヒーローになりたいだろう。先天的な症状をもつ弟を、大地が活躍する試合会場には連れていかないほうがいいのでは? 」 
などと、いらぬ気をまわしてしまうことでしょう。

でも大地くんは弟・元気くんが喜ぶ顔を見たいから、試合場で渾身の投球をしている。弟に喜んでほしい。だから元気くんには試合会場に見にきてほしい。だから母親に向かって、こう返答したのです。

  「  なんで?  元気はオレの弟じゃん・・  」



この返答に、自分自身の心のゆがみを悟った大地くん・元気くんのお母さん。
・・・ そうだよね、私が間違っているよね。兄弟だし家族だもんね!



カープから一位指名された大地投手は、弟・元気さんにこう報告していました。

「 元気!  オレ、プロ野球の選手になれたよ。プロでも頑張るから、応援してくれよ! 」


大地投手は番組内でこう語っていました。
    「  元気がダウン症だと思ったことはありません。僕にとっては、一人のかわいい弟です。 」



この番組の出演者・視聴者たちがそろって大泣きした、大感動のシーンです。


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猛練習で有名な「 育成のカープ 」で、さんざんシゴかれながらもルーキーイヤーから頭角を現した大瀬良 大地投手。技術・体力・根性はもちろんのこと、その性格の良さが広島では大変有名です。

上の氷水ぶっかけのシーンでも、
  「 ちょうどいいアイシングになりました~ 」
と笑顔でいうところにも、大瀬良投手の性格の良さがにじみ出ているように感じます。


そして性格がいい人のところには、性格がいい伴侶が来てくれるのです。


大瀬良投手の奥様である、タレントの浅田 真由さん。


「  あなたがどうしても辛くて苦しいときは、、私があなたを笑顔にしてあげる。 」



有名なプロスポーツ選手との結婚ではなくて、人間・大瀬良 大地さんのことを深く愛して、深く信頼していなければ ・・・ 決して女性からは言えない言葉です。




自分の夫を罵(ののし)るばかりのお母さんが、かつて私の身近なところにいたかもしれませんが、、、そういう人のとこには大瀬良 大地さんや浅田 真由さんのような人が近くに来てくれて、幸せや喜びを運んでくれることはないでしょう。負のオーラを周囲に撒き散らし、道から外れたゆがみまくった個人的感情を目上の人や仲間たちに押しつけてくる者のところには、幸せの芽が育つことはありません。

なぜなら幸せとは、自分自身の心がけによってもたらされるものですから。


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カープの選手のエピソードを一つひとつ書いていたら、じつにキリがない位にあるのですけど ・・・ 現在のカープ投手陣の屋台骨を支えるエース・大瀬良 大地投手のことを、今日は書きました。

仙台空手道クラブ志道館の会員・父兄の心の成長を願って、私は毎日のように「 教え 」のブログを書いています。どれだけ教えてもことごとく完全スルーされるばかりなのだろうけど、しかし私は道の師匠であるかぎり、全員がわかってくれる日がくるまで「 教え 」をやめません。
手を変え、品を変えながら、、道の教えを続けていきます。

武道修行とは、
    「  自分自身の心がけを、正しい位置へと近づけていくための取り組み  」
です。
自分自身の心の根っこがヒン曲がっている間は、武道修行に取り組んでいることにはなりません。それは単なる身体トレーニングをやってるだけです。このことだけは、しつこいくらいに言い続けます。



ではまた。