子育てが上手くいかない、子どもに言っても子どもが言うことを聞かない、同じことを何度もいうことに疲れる。
次第にイライラしてきて子どもを大きな声で怒鳴ったり叩いてしまうこともあります。
 
このような子育て相談で来所される方は少なくありません。
末期状態になると常にイライラしたり物に当たって子どもを怯えさせるような状態(虐待)に至るケースもあります。
 
【子育てが上手くいかない原因】
・注意すれば子どもは分かると思っている
・なんで出来ないの、言ったよねというような価値基準で指導している
・言えばわかると思い込んでいる
・自分が子どもの頃にされた教育を真似ている
・親の性格に歪みがあり修正していない
 
このように、子育てが上手くいかない原因には2つの要素(子育ての手法と親の性格)があります。

※子育ての手法が間違っていても性格に歪みが無ければイライラすることはありません。子供と異なり成人者のイライラは歪みとなります(ちなみに歪みがない人はいません。性格の歪みとは?

 

【正しい子育てとは】

子育ては教え育てる教育という考えは一昔前(昭和)のやり方でした。怒る、叩くは当たり前、善悪優先指導が学校でもなされていたのですが、近年、この教育方針は間違っていることが明らかになり(犯罪に関わる精神鑑定結果より)教育の在り方が見直されました。分かりやすく言えば、怒る・叩く(嫌悪刺激)→怖い・不安と感じる(情動)→怒られないように従う(行動)、自分の気持ちや考えを我慢する。というプロセスから歪みができ攻撃的な性格が形成されることが明らかになったからです。

つまり、教え育てる教育から、共に育つ共育にシフトし、更には、教えるのではなく見せるものであり、気付かせることへとシフトするのが理想です。

 

”気付きは学びであり成長に繋がります”

 

子どもが言うことを聞かない、同じ過ちを繰り返すのは、やり方が分からない、なぜダメなのか分からない、これまで善悪だけで指導し大きな声で恐怖心という刺激を与えていたことで従っていただけなのです。

まずは、子どもの考えを聞き、分からなければ例え話などをしながら考えさせる、自らの考えを引き出し子どもに気付かせるのです。

 

【子育てプログラム】

仙台家庭問題相談センターでは、子育てに特化したプログラムがあります。北海道・東北地方で唯一のプログラムです。

 

子どもに優しく話す、話を聞く、見守るという表面上のことだけではなく、根本的原因である親と子の基本的性格の修正や歪みの修正も行います。

更に親は人生でイライラすることもなく穏やかに暮らすことも可能です。

 

正直、自力で性格の修正と子育てを学び即活かすことは非常に難しいです。自力の場合、保護者は表面上は子どもの話を聞くようになりますが3か月もすると元通りになります。また、自力で親の性格の修正、歪みの修正、子育ての習得と定着までに最低5~7年はかかると思います。子どもが青年期を終えるまで間に合わないのは言うまでもありません。