この仕事をしていると、”病むことはありますか?”と聞かれることがあります。

 

私の場合、基本的に病むことはありません。多くの心理職はクライエントの相談を受けていると病むことが多く心が引っ張られてしまい離職する方が多いようですが、私は客観的に思考し、目の前のクライエントが改善・回復・意識の転換を身につけるためにはどうするかを第一に考えている為、病むことはありません。

 

しかし、私も人間ですので痛みを感じることもあります、そして、心苦しくなることもあります。

 

最近、心苦しくなる出来事が直接ではないですが、間接的に起きています。

 

【最近の心苦しくなる出来事】

・83歳が児童の列に自動車で突っ込んだ

・母が子どもと無理心中した

・法定速度の3倍を出す自動車に母子が轢かれ亡くなった

・生活保護の申請が通らず食べるものがないので食べ物を窃盗し逮捕された

 

 

【同業での心苦しくなる出来事】

・治るというので通ったが、悩みを話して聞くだけで1年無駄にした

・突然CDを流しはじめ、あなたは十分頑張りましたねと励ますだけのカウンセリングだった

・自分の考えや気持ちを永遠に話し続けるだけのカウンセリングで1年無駄にした

・メタ心理で治すと言われ内容が指摘されるだけのカウンセリングだった

・夫婦相談でカウンセリングに通っていたら夫がカウンセラーに口説かれた

・あなたの夫はアスペルガー、あなたはカサンドラだとすぐに断定する(経験が浅いので毎回、適当な分析をする)
・妻に毎日、話題を変えて5回話をすれば夫婦仲は良くなると言われた。

※上記は仙台市内のカウンセリングルーム4か所、東京都1か所でした。

 

私が心苦しくなる時は、子どもが亡くなったり、苦しんでいる姿を想像するとかなり胸が苦しくなります。

自動車の運転免許は基本的に70歳で強制返納し、自動車がないと不便な地域は国や行政が整備しなければならないと考えます。

 

過去記事の、行ってはいけないカウンセリングルームでも書いていますが、同業者が出来ない事や分からないことを適当に行いクライエントから代金を取っているのを知るとやるせなくなります。

 

追記

毎月、仙台市内以外からも臨床心理士・公認心理士の方々が、カウンセリングを教えて欲しいと訪れます。3割は学校でスクールカウンセラーをしている方や病院で心理テストやカウンセリングをしている方、残り7割は私設のカウンセリングルームでカウンセリングをしている方々です。心理職はプロになるまで最低10年はかかります。また、その後も学び続け経験を数万件積まなければ様々な症状には対応できないのです。