今先生、貴史先生、医学院MLの皆様こんにちは、平井です。
1月19日の授業報告です。

上肢編

橈骨、尺骨の骨操法

肘関節付近の頭骨頭の少し下の部位の橈骨を尺骨側に引っ付ける感覚。
この時しっかり押さえようと力を入れると骨が反発し橈骨の動きが出にくい為ジワーッと力を入れていくと良い。
手関節側の橈尺関節の骨操法も同様ゆっくりと手関節の少し上辺りの橈骨を尺骨側に圧迫する。
上下橈尺関節に圧が入ったら手関節を回内、回外してもらい気持ちの良い方で保持する。

肘関節の骨操法

上腕骨と繋がりのある尺骨をしっかりと保持し上腕骨側へ長軸方向への圧を入れる。
操者は反対側の手で上腕部を把握し肘関節側へ圧を入れる。
この時尺骨側からの圧の強さと上腕骨側からの圧の強さは6:4でその差の2は肩関節へ行く強さで行う。
場合によっては圧を入れた状態で患者さんに肘関節の屈伸をしてもらいより気持ちの良い感じになればそこで保持する。

ゼロポジョン位での肩関節操体法

患者さんの肩甲骨の棘突起と上腕骨の長軸が一致する高さに操者が補助しながら外転しその状態から上肢の屈曲伸展、肘関節の屈曲伸展などをし患者さんの肩周囲の筋肉から力が抜ける状態を探す。
一定の場所に上腕骨が来た際には肩周囲の筋が自発的に動き上腕骨をより良い位置に自然に修正していく。
この操法は患者さんとの信頼関係を築き力の抜けやすい場所や心地の良い場所をしっかり聞きながら探す事が重要だと感じました。

自身で行う際には地面に座り椅子の背もたれやベッドの端に上肢を乗せ体を動かし肩関節周囲の筋の脱力する姿勢をとると筋が自発的に動き上腕骨が修正される。

骨操法は伝達していく力の流れや関節の動きなど色々な事に気を付ける必要がありますが1番の目的は骨同士間の圧がかかっている事を意識する事が重要です。

以上です。

今先生、貴史先生、ご一緒した皆様ありがとうございました。

今先生、貴史先生、皆様こんにちは、平井です。
1月18日の授業報告です。

本日の授業は医学院生からの質問で脳梗塞後の眼球の動きの悪い方に対する操法を教えて頂きました。
患者さんの全体を診ないとはっきりした事は言えないが目の動きは後頭部のコリを確認しあれば剥がしを行う。
鍼灸の経絡的に目と肝の繋がりから足の親指の揺らしも有効と言う事でした。

次は私からの質問で来院時に強い痛みを訴え続ける患者さんへの対処法をお聞きしました。
痛みが強く話し続ける方は体が深呼吸をしたがっている(喋る事でお腹の内圧が高まり呼吸しやすくなる。)のでお話をしっかり聞いて喋り終えた後の呼吸の合間にこちらの話しする事が大切だと教わりました。
ただ、症状を1割、2割でも軽減させる技術がないと安心感を与えられないので治療技術を向上させる必要があります。

痛みの原因
息・・・呼吸が浅いか深い為に痛くなる。
食・・・食べる量が多い、噛まない(唾液が少ない)、肉や野菜の偏り。食が原因で痛みが出る事が多い。食べ過ぎでない方が体が動く。少食、よく噛む事がベスト。
動・・・動き過ぎも動かな過ぎも痛みがでる。体の使い方が間違っていると傷める。
想・・・ネガティブな発言は1番聞こえているのは自分自身。
環境・・・変な環境に身を置く。社会、家庭、職場など。

実技
本日から入学された医学院生さんをモデルに行いました。
以前、右肩関節周囲炎を患い右肩挙上時の違和感がありました。
動診で座位にて両肩の挙上と膝上げを行い右肩方と左膝上げがつらいとの事。
触診では両膝裏のシコリ、左内側広筋の張り、右鎖骨下筋のシコリを確認。
貴史先生が施術を行いました。
まず、大腿部の張りは大腸の動きが悪く両方の耳たぶの後ろを医学院生さんに刺激してもらい唾液を出してもらいます。刺激の仕方は薬指で軽く上下に擦る感じでしましたがヒフに指を当て上下にズラし気持ちの良い方で止めても良いし、触れるだけで気持ち良ければ触れるだけでも良い。
唾液が出たら大腸が安心し左大腿部の張り、膝うらのシコリが減少(大腸が安心した為)。
膝上げと鎖骨下筋のチェックをし再度動診し症状が軽減。
次に医学院生のSさんに交代。
今先生からの提案で両手首からのヒフ操体でアプローチする事に。
両手をゆっくり握ってもらい握り辛さをチェックし握り安かった右手関節を選択。
右手関節をSさんの母指と示指で環状に包みヒフを内外、上下の気持ち良い感じの出る方へヒフをズラす。この時に押さえる圧も聞く。
気持ち良さが消えるまで行い再度握りやすさをチェック。
握り辛さはなくなる。反対側の手関節にもヒフ操法を行い右肩の挙上の動診をし違和感も軽減し終了。

肩背中部へのヒフ操法も教えて頂きました。
肩甲骨間部へ両手掌を当て五秒ほどおき体に馴染ませて上下にヒフをズラし行います。
私の感じでは上にヒフをズラすと心地良い感じが出る方が多い様に感じました。

以上です。

今先生、貴史先生、ご一緒した皆様ありがとうございました。

今先生・コンタン先生、こんにちは。

 

医学院最年少を更新されたはやてです。

 

1月13日土曜日の授業報告を行います。

 

 

    まず初めに年明けてコンタン先生がインフルエンザになられたよう だったので、インフルエンザも含んだ病気とはどういうものかの考 えを今先生がおっしゃったので、ご紹介したいと思います。

 

    ・痛み(病気や発熱なども含む)

                      =“悪(悪いもの)”ではない

    我々は痛みや病気を悪あるいは悪いものとしてとらえてしまいがち ではあるが、視点を変えるとそれらはその時はあまりいい思いはし ないが、それらをしっかりと味わい時間の経過と共に何かに気がつ かされるシグナルとなる。

 

   

    授業の初めは自分が患者として肩の違和感に対するアプローチから スタートしました。その時に主にアイポジションの操法と自発動を 行ったので、その時のポイントを紹介したいと思います。

(詳しいやり方等はここでは割愛したいと思います)

    

    1.アイポジション

        ・股関節の天井上げの動診で上げにくい脚でア

            イポジションの操法を行う

                    →どの操法で行う時にも言えることでは

                        あるが、上げにくいからこそ押し下げ

                        る動作にあたる踏み込みが効果的

                                    ⏬

                        要は逆モーションで行うとよい

 

     2.自発動

        ・自発動の操法は効果がある人だとちょっと体

            に触れるだけで、機械のスイッチを押したよ

            うに無意識で動く時がある

        ・自発動の操法を行う際は患者の皮膚と術者の

            手を密着させてから圧を加えていくと、一体

            感が出て無意識で動きやすくなる

 

 

    続けて骨操法の話になって、ここでも今先生がお話されたポイント を紹介したいと思います。

    ・骨操法を行う際の体の状況として

             a.関節が何らかの原因で緩む

                                ↓

             b.緩んだ関節をカバーするため筋肉が緊張

                                

    その緊張した状態がコリである。

                               ⏬

    その緊張を無くすために骨操法を行う

 

 

    休憩の後に股関節及び仙腸関節の動診のやり方をメインとした操法 を行いました。

                           

    初めに股関節の伸展について

            股関節伸展時の仙骨は伸展した反対方向に動

        くこの時の歪みというのは、仙骨が何らかの原

        因でズレていれば、仙骨のズレている側と反対

        側の脚が伸展しにくい

                →そのズレが原因で、股関節伸展の筋肉(主

                    導筋の大殿筋?)が緊張しているため

 

    続いて股関節の動診の仕方について

            術者が股関節の長軸方向に圧を加えながら、

        患者自身に自動的に行うことによって股関節内

        に油が差して動きやすくなる

        

    ただ闇雲に上げさせるのとは大違いでした。

 

    

    今回も非常に深くやりがいのある内容でした。

 

                                                                以上です

 

 

今先生・コンタン先生・参加された皆さん、ありがとうございまし た。

「爪も皮膚と同じだから優しく動かすといいよ。先に引くのと奥に押すのとでは、どちらが気持ち良いか。また右と左ではどちらに引くのが良いか。あるいは2つの快方向を合成させてもいいんだよ」。

今先生が見学に来たMさんの右手をとり、その親指が呼んでいると言われ、爪の皮膚操法を行いました。

言われれば爪も皮膚ということは分かりますが、あまり意識したことも無かったし、むしろ剥がしなどで使う「道具」的な意味あいが強くありました。

治療を施す部位であり、強い反面で弱さを内包し、見落とされてしまう部位でもある爪。思い込みや先入観には気をつけないといけないと思えた一コマです。

今先生、貴史先生、メーリングリストの皆さまこんばんは!
佐山義和です。

内容は
1.見学に来た方の治療
2.皮膚操法
3.足裏の剥がし
4.手の揺らし


1.見学に来た方の治療
約20年前に左足母趾の末節骨が膨隆してきて痛みが強く現れてきた為、爪の1/3を除去し、隆起した骨を削る手術をした経験のある方です。それ以降は上手くバランスも取りづらくなり、左膝内側の痛みと母趾に力が入りづらくもなり、長年やっているヨガの左足を軸にするポーズが決まらなくなったという症状です。

貴史先生が「親趾をかばい小趾が頑張っている」ことに気付き触診していると、体は会話を聞いているから、気付いてもらえるだけで機能性や緊張感が元に戻ることを教えてくれました。

第五趾の優しい剥がしをした後に、ヨガポーズをしてもらうと全然違うと感激していました。

また右前腕の皮膚操法をすると穏やかに上肢が動いた後には自発動も起こり、本人もしばし目を閉じたままジックリとその余韻を味わっていました。


2.皮膚操法
冒頭の爪の操法も含めた皮膚操法です。皮膚と筋膜の癒着を解消させることが皮膚操法、筋肉と筋膜の癒着を解消させること、骨と筋肉や腱の癒着を解消させることが「剥がし」である。

前腕は皮膚操法をしやすい部位。

前腕に触れる時も相手に力を完全に抜いてもらいながら、裏や下側からゆっくりとすくい上げてからもう一方の手を置く。片手で行える時はそれが良い。


3.足裏の剥がし
伏臥位の状態から膝進展位のまま足上げテストをしてもらい、可動域や左右の脚の重さを確認します。

左右の足裏を視診と触診をしてコリのある場所などを確認します。そのコリを親指の爪を立てて右に押すのか左に押すのかを相手に聞いて確認。コリをほぐすのではなく身体にここにコリがある事を気付かせるだけなので、時間をかけなくても大丈夫です。

タコができていたり変形がある周辺はコリが存在することは多いようです。また足の甲の骨間筋部(特に1趾と2趾の間)もチェックできると良い。


4.手の揺らし
仰臥位で相手のお腹の位置くらいを両足でまたぎます。相手の3指と4指を合わせるようにして、操者は自分の345指で包み込むように把持します。

相手の腕を少しだけ浮かせるようにして上方に引き上げながら、回したり上下にスライドさせるように気持ちよく動かすと全身が緩んでいきます。


感想
「相手がベッドで寝ていると天井しか見えない。相手に説明する時は視界に入りながら話すのと視界に入らない場所で説明するのとでは、同じ足部の操法をしても結果は違ってくるよ。」一見すると操法とは関係ない小さな事柄ですが、安心感や不安を煽るような行為や言葉、ポジションなど全てが操体法だと思えました。

また今先生がFacebookでも言われていましたが、体には必要で無くなったコリが体から離れて行く時に「お祓い操体」の必要性の原理などを反省会でお話しされていて、とても勉強になりました。

お知らせをする人であり、キッカケをつくる人であり、気付いてあげる人。

「どちらの腕が寂しがっていますか?」という問いにもみられる、分かりやすさや寄り添う優しさなどを、もっともっと私自身が体感して、今先生や貴史先生の世界観を少しでも吸収したいと今回も思いました。素晴らしい授業をありがとうございます!

テッキュウです。

12月4日間コース4日目の授業を参加させて頂きましたので報告致します。

様々な技術本がありますがほとんどの場合、腰痛にはこうするなど部位によってテクニックが分かれていますが操体法は感覚で行うため腰痛だからこうするといったものはないというようなお話がありました。


氷操体は何分冷やすと良いではなく冷やしてほしい所に満足するまで冷やすなど

【肋骨の操体】

・剥がし
肋骨の前部のヘリ
指が入ればよいが入らない場合は最初に骨の表面から剥がし、徐々に際を剥がす。

操法とつなげる時は圧痛の応用で身体が逃げる方に身体を捻り、肩を下げ前腕の回内を入れるなど同時に行うと良い。

肋骨部分は大切な所なのでしっかり剥がす。

実技

・座位での足首や手首の操法の誘導について

足首と手首を支点にするのではなく末端に支点をおく事。

つま先を内側に捻る→踵を外側に
捻るの方が連動を促しやすく、受けても分かりやすい。
※反対も同じです。

つま先を上げる→踵を踏み込む

・操者の抵抗の力加減
足首の捻じりの場合
最大捻り地点では80パーセント
中間は50パーセント
さらに戻した場合は30パーセント
ほとんど戻した所は5パーセント
          ↓
これ以上やると足がつってしまう。

【手の揺らし】
・手の甲は上のなるように保持
・3、4指を根本から持ち行う
・受け手の気持ち良さを聴きながら行うと良い
※上手く出来ると全身の動きが出て大変心地よく味わう事が出来ます。

40回を終え、最近は学ぶ事より自然と伝える側になっている事に気づきました。
受講生の方に分かり易いと言われ嬉しかったですが、まだまだ1人よがりな伝え方をしているので受講生の方の悩みをしっかり理解して伝えれるようになりたいです。

今先生、コンタン先生、ご一緒させて頂いた皆様ありがとうございました。
1年間ありがとうございます。
皆様、お体の健康にはお気をつけて良いお年をお迎え下さい。

 

平井です。
12月17日の授業報告です。
本日の授業は肋骨の剥がし操法、圧痛操法から始まり手足関節の操法の仕方、手の揺らしを行いました。

肋骨の剥がし、圧痛操体のやり方は肋骨の横隔膜側面に指を入れていく。入りにくい場合は肋骨表面を爪で剥がすと少しずつ指が入っていく。
体幹が背屈位でも入りにくいので前屈して触る。
肋骨全面だけでなく脇腹、肋間、肋骨上を触るようにする。
鎖骨下を剥がす時は上腕骨の内転、内旋しながら体幹を捻りながら行うと緩みしやすくなる。

手足関節の動きの誘導の仕方。
ベッドから前腕が出ている時の手の掌屈を促すときは手首を下げて下さいでも大丈夫ですが、ベッドの上に置いた手首を掌屈してもらう時は手掌の下にベッドがある為掌屈できないので手首を上げて下さいとつたえる。
側屈の場合も中手骨に支点を作り手首を動かしてもらうようにする。
指先の動きを優先してしまうと力が逃げ体全体の連動が、起こりにくくなる。
足関節の場合も同様に踵を内側に入れるか、踵を外に出す。

足関節からの操法。
ポイントは足関節を固定した状態から早目に止めて欲しい人が多い事と一瞬一瞬の心地良さを追い掛けていくこと、操法終了後はすぐに手を離さず余韻を味わいジワーッと離す事。

足関節の捻りに対する固定の強さ
早目に止めた場合の止める強さが80%、ある程度動いた後の強さは50%さらに動いた時には30%最終は5%位の人が多いので目安にしてください。
抵抗をかけ始めた際に心地良さを聞き無ければ徐々に関節の角度を変えていくが抵抗する力も減らしていく。

手のゆらしの仕方。

患者さんに仰臥位で寝てもらう。
患者さんの中指と薬指を根本から操者が掴み繋がる。
肘関節が少し浮く高さに持ち上げる。
操者の体全体を使い腕をムチを打つ様に右を打ち終わったら左を打つ様な感じで左右交互に行う。
肩関節や肘関節の角度、ゆらしのストロークなど心地良く感じる刺激を聞きながら行う。

後は各グループで練習しました。
あっと言う間の4日間でした。本日も2名の学院生が卒業されました。
寂しくなりますが、新しい学院生も沢山入って来られました。
自分も中堅になってきます。先輩達に教わった事を後輩達に教えられるよう日々精進していこうと思います。
また来月宜しくお願い致します。

 

てっきゅうです。

12月4日間コース3日目の授業を参加させて頂きましたので報告します。

今日の授業は、受講生の触れ方の練習をしたいという事から

橋本敬三先生は「操体法は上手でなくても下手は下手なりに効く」
と言われていたという今先生のお話から始まり、

上手くなるためには常日頃、自身の身体のセルフケアで触れる事が
大切という流れから実技に入りました。

実技  【自分の身体のセルフケア】

足の足趾〜足裏の剥がし
手の指、平、甲の剥がし

一箇所、硬い所を見つける練習
・足裏のコリは爪でとらえる
※足ツボの様にコリえお潰すのは危険なのでやめたほうが良い

ポイント
・嫌な痛みは避ける。
・やってほしい痛みを探す。
・足の裏の腱は縦に走っているので横からずらす様に剥がす。
・押して嫌なら引っ張ってみる
(砂みたいなものがあるのでクリクリとコリを崩す)

手首〜前腕の剥がし

橈骨、尺骨の際は正常な場合は溝があるが癒着をしていると、溝がないので剥がす。

鎖骨下〜胸骨の剥がし

鬱、パニック障害などの症状には
左胸の剥がし、タッピングで効果がある事が多い。

※剥がし、タッピングを心地よく行いながら、「大丈夫、大丈夫」
と声をかけながら行う。
腹が立ったら「まぁ、いっか」と言いながら行うと良い。

・胸骨の剥がしは骨の上、骨間部、骨の両端の際を丁寧に行こなう。

その後、大腿部の剥がしなども行いました。

反省会はクリスマス会という事でずっと会いたかった卒業生の先生方がたくさん来られ大変素晴らしい会となり、途中、先輩方のお身体に触れる機会があり、勉強させて頂きました。
ありがとうございました。

本日、4日間コース最終日になり、毎月思う事ですが、何となく最終日は寂しい気持ちになります。

 

平井です。
12月16日の授業報告です。
本日は皮膚の触れ方をテーマに授業がスタートしました。
橋本敬三先生が「操体法の良い所は上手じゃないと効かないのではなく下手は下手なりに効く」と言われていたらしいです。
少しでも上手く人の体に触れるのであればまず自分の体に毎日少しずつでもいいから触れる事が大切だと今先生が仰られました。

セルフでの触り方は足の場合、足底や指、足背など一通り触り硬くなっている部分を見つける事。
爪先で見つけるのも大切で爪を立てコリを潰さない様に押さえる。
硬い部分が見つかり剥がす時、足底のツボの湧泉付近や足背部分など健が縦に走っている部分は健をまたぐように左右に剥がします。

手の平の触診も同様に全体を触り硬くなっている部分を見つけます。
剥がしでは母指球に硬さがある時、第1中手骨から母指球筋肉を剥がす。この時も爪先でしっかり骨際から剥がす。
手掌部の剥がしは足底同様縦に健が走っているので健をまたぐ様に左右に剥がす。
手の甲も同様にする。

硬くないのに爪先で押さえた場所が痛む場合はその部分の皮膚を引っ張ったり、嫌な感じが無ければつまみ上げた皮膚をそのままグリグリと中にある癒着要素になる物質を潰すように行う。

鎖骨下部の触診は鎖骨以下肋骨の間にそれぞれ指を立て左右に動かしながらコリを見つけ同時に剥がす。反対側の手でする方がやりやすいと思います。

左鎖骨下にコリがある場合は鬱症状やパニック症状を持病に持っている方が多い。
口から出す言葉方向に進ませる為、鎖骨下をタッピングしながら「大丈夫」などの言葉をかける事が有効で、背中をトントンしながらお母さんが「大丈夫だよ」と言うと子供が安心する感じで行う。
改善が無ければ剥がしをする。

大腿部内側の場合は大腿部骨から付着する筋肉を剥がすように行い、前腕筋群も同様に前腕骨から筋を剥がす。
ある程度の筋走行を学ぶ必要があると感じました。

後は揺らしの操法など各グループで自主練をしました。

本日は反省会でなくクリスマス会🎄でした。
沢山の方に集まって頂きプレゼン交換をしたりお誕生日ケーキを食べたりとても盛り上がる楽しい会になりました。
医学院に関わる全ての人が温かく素晴らしい人達ばかりでその空間にいるだけでとても幸せな時間を過ごす事ができました。
またこの様な機会がありましたら是非参加したいと思います。

本日参加頂いた皆様お疲れ様でした!

 

皆さんこんにちは。
福島の氏家です。

久しぶりの授業参加、投稿をさせて頂きました。授業内容は、素晴らしい先生方が投稿されておりますので、私は反省会での一コマで感じたことを書かせて頂きます。

授業前に、O先生と「操体は、かわっていくもの進化していくものと言われているけど、基礎(土台)となる揺るがないもの、かわらずにあるものって何なんでしょうね」と話をしていました。
私は、操体を学び始めてから今回で48回目となりましたが、かわらない気持ちがありました。それは「楽しい」という気持ちです。これは、あくまでも私の答えです。

それを授業で今先生にお聞き出来なかったため、授業後反省会の際に聞いてみました。
コンタン先生にお聞きすると…
「快感覚」とお答え頂きました。
そうかぁ!それぞれの「快」の感覚は、違うかもしれないけど、その人の「快」はかわらないと納得しました。
大先輩のN先生にお聞きすると…
「自分を好きになるための道具」というお答え。これもまた、そだなぁと納得しました。

正解はないのかも知れませんが、皆さんにとっての揺るがないもの、かわらないものは何ですか?

残念ながら、今先生からお聞きすることができませんでした。興味のある方は、今先生に聞いてみて下さい。

 

平井です。
12月15日の授業報告です。

本日の授業は初参加のSさんの腰の痛みの操法を行いました。
動診した際に体幹屈曲位で右腰部に痛みがあり、仰臥位で右足関節を背屈時に腓腹筋の張りを感じる。
10年程前に右膝の手術をされておりそれも原因になっているという事で傷跡と皮膚の癒着を剥がしました。
右下腿部の違和感はかなり取れたのですが右足趾に違和感を感じた医学院生のTさんが足趾の剥がしを行い違和感消失。
膝倒しの動診で左に倒した際に右腰部にまだ痛みが残っていた為、本日卒業の医学院生Uさんに交代。

うつ伏せになり膝関節を屈曲してもらい踵を臀部につける検査で右膝を曲げた際に腰部に痛みが出たので膝関節屈曲位から抵抗をかけ伸ばしてもらう操法を行いました。
膝を伸ばしてもらう際に足関節も一緒に伸ばす様な感じで、という指示を出されていたと思います。
股関節、膝関節、足関節が伸展し体幹の捻れも入る綺麗な連動が起こり気持ち良さを味わっておられました。
操法後の動診で症状がかなり良くなり終了。

後は、グループに分かれて練習。
練習では手関節操法をしました、手関節をしっかり固定する事が大事なのですが強すぎると患者さんに固定部の痛みがでたり良い位置に操者の手を添えないと力が逃げ連動が起こらなかったり指一本分のズレが操法の善し悪しに影響し自分にはかなり難しく感じ練習が必要だと痛感しました。
詳しい説明は私の文章力では表現しきれないので後にUPされるテッキュウ先生の文章を参考にされるか今先生やコンタン先生に直接聞いて下さい。