平井です。
12月17日の授業報告です。
本日の授業は肋骨の剥がし操法、圧痛操法から始まり手足関節の操法の仕方、手の揺らしを行いました。

肋骨の剥がし、圧痛操体のやり方は肋骨の横隔膜側面に指を入れていく。入りにくい場合は肋骨表面を爪で剥がすと少しずつ指が入っていく。
体幹が背屈位でも入りにくいので前屈して触る。
肋骨全面だけでなく脇腹、肋間、肋骨上を触るようにする。
鎖骨下を剥がす時は上腕骨の内転、内旋しながら体幹を捻りながら行うと緩みしやすくなる。

手足関節の動きの誘導の仕方。
ベッドから前腕が出ている時の手の掌屈を促すときは手首を下げて下さいでも大丈夫ですが、ベッドの上に置いた手首を掌屈してもらう時は手掌の下にベッドがある為掌屈できないので手首を上げて下さいとつたえる。
側屈の場合も中手骨に支点を作り手首を動かしてもらうようにする。
指先の動きを優先してしまうと力が逃げ体全体の連動が、起こりにくくなる。
足関節の場合も同様に踵を内側に入れるか、踵を外に出す。

足関節からの操法。
ポイントは足関節を固定した状態から早目に止めて欲しい人が多い事と一瞬一瞬の心地良さを追い掛けていくこと、操法終了後はすぐに手を離さず余韻を味わいジワーッと離す事。

足関節の捻りに対する固定の強さ
早目に止めた場合の止める強さが80%、ある程度動いた後の強さは50%さらに動いた時には30%最終は5%位の人が多いので目安にしてください。
抵抗をかけ始めた際に心地良さを聞き無ければ徐々に関節の角度を変えていくが抵抗する力も減らしていく。

手のゆらしの仕方。

患者さんに仰臥位で寝てもらう。
患者さんの中指と薬指を根本から操者が掴み繋がる。
肘関節が少し浮く高さに持ち上げる。
操者の体全体を使い腕をムチを打つ様に右を打ち終わったら左を打つ様な感じで左右交互に行う。
肩関節や肘関節の角度、ゆらしのストロークなど心地良く感じる刺激を聞きながら行う。

後は各グループで練習しました。
あっと言う間の4日間でした。本日も2名の学院生が卒業されました。
寂しくなりますが、新しい学院生も沢山入って来られました。
自分も中堅になってきます。先輩達に教わった事を後輩達に教えられるよう日々精進していこうと思います。
また来月宜しくお願い致します。