ジムニーは行く。どこまでも? | Re START from 仙台

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仙台在住、通信インフラ整備を生業としている人間の、東北人の生活、東日本震災に関するレポートです。


最近、東北のあちこちを駆け巡っています。


そして、高速道路走行には、まったく不向きのジムニーも、

先日、やっと出番が回ってきました (^O^)/


ナビの指し示す通りに、国道から脇道へ入ると、


そこは、行けるのか、この道?という感じの林道。けもの道。


だが、しか~し(笑)

今日はジムニーだっ!!!


「ついに、ジムニーの出番がやってきた!!!」


ちょっとスキップしたくなるような、ワクワクした気持ちで、迷わず突っ込みました。


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でも、まあ、これくらいは序の口。

何年、この仕事やってると思うんですか~(笑)


・・・・・


しかし、だんだん、草木に覆われて、道が見えなくなってくる。

ちょっと不安になってくる。


一人だし。


が、、、

それでも、ジムニーは進む(笑)


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しかし、だんだんと心が折れてくるような道の連続、、


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引き返すか?


しかし、道幅は狭く、軽自動車が一台通れるかどうかというところ。


もうすでに30分は走っている。


道が草木で見えないだけでなく、

路面のギャップが平均20~30cmはある上、

片側は渓谷なので、誤って転落の恐れもあるし、バックで戻るのもしんどい。


そして、ついに難関が、、。


目の前に立ちふさがる、急傾斜の道。


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写真だと、なんともないようですが、

傾斜が45度以上にも見えて、もうこれは崖?というくらいの急傾斜だったのです。


たしかに、車の轍はついてるけど、

こりゃマニアじゃなきゃ登って行かない道だろ。

俺には無理だ。

というか、もう怖くて行く勇気がない。

ヘタレやなぁ、自分、、(泣)


あたりを見回すと、若干のスペースが。


よし、引き返そう。


そして、転回し始めたものの、

すぐに、それ自体もかなり危険な行為であることに気づきました。


既に30度近くある傾斜道、わずかなスペースで、命がけのUターン。

車体は大きく傾きながら、わずかなハンドルミス、ブレーキングミスでも渓谷へダイブです。


大量の変な汗をかきながら、

半泣きで転回途中、一瞬、家族の顔が浮かびましたが、

なんとか無事にUターンすることができました。


ただ、今までの車だったら、もっと早めに、冷静に判断をして、

ある程度引き返せるところで、引き返していたはずなんですが、ね。


・・・・・


今回得た教訓。


機械のスペックがあっても、操作するのは人間。

機械のスペックを引き出せる能力が無いのに、

自分自身のスペックが上がったと勘違いしてはいけない。


ん?


コレって、アレのことも一緒じゃないか。


えらく他人事を批判してるくせに、何にもわかってないわ、自分、、(ノ_-。)



(特記事項)

全ての写真は、無事にUターンを終えて、帰る道中で撮影したものです。

初めてチャレンジする道すがらに、撮影する余裕なんてあるわけがないです。

通れるとわかっている道を通るのは、容易なことですが、

行けるかどうかわからない道を通るのは、勇気も、根性もいることなんです。


それは、人生においても同じこと。


だから、チャレンジする人間が、たとえ失敗したとしても、

チャレンジしない、したことがない人間が批判するのは間違っています。


とは、私がいつも肝に銘じていること。


(補足)

業界では、作業だけでなく、調査についても一人(単独)作業は禁止されていますが、

用地交渉(特に土地局)における、(あくまで)「初期」段階の現地サーベイ、下見については、

まだそこまでは、特に踏み込んで言われていない(のはず?)です。

ただし、このような危険な個所に出入りするのは、やはり一人では危険と感じました。

以降は、十分に対策を立てることとします。


(独り言)

でも、なぁ。そんな予算は無いし。

予算を削るということは、人命を削るということなんですよ。お客さん、、。