oono君と共同で本ブログを立ち上げた、東京在住の"サイメン"です。
4/19~4/20と彼の陣中見舞いに仙台を訪問した際のレポートを
数回にわけて、この場を借りて記させていただきます。
【 避難所にて作業 】
oono君のお仕事に付き添わせてもらい、牡鹿半島の少し北にある小さな半島を訪れました。
途中、まさに「壊滅」状態のリアス式海岸の漁港を通過しました。
大潮だったこともあり、地盤沈下の影響か、走っている海沿いの道路のすぐそばまで海面がひたひたと寄せていました。
(今回は、oonoくんの仕事にフォーカスするため、ここを通った時の撮影画像、動画は次回掲載させていただきます)
そんなリアス式海岸の合間にある、小高いガケの近くにある小さめの学校の駐車場に、S社の臨時用携帯基地局を設置してきました。
ここに避難されている方々(来る途中見てきた"壊滅"してしまった町の方々も当然いらっしゃったと思います)へ、S社が無料で提供している携帯端末のための衛星通信式の基地局の設置作業です。
震災前から、僻地までいかにネットワークを拡充するかを社長主導で検討していた同社らしく、非常にミニマムで効率の良い中継局が、わずか3時間程度で一気に組み上がりました。
↑パーツごとに既に半分組みあがった状態から…
↓ 少人数であっという間に完成!
臨時の移動基地局カーに替わる、固定式の簡易基地局が完成。
電力も、普通に家庭用電源でオッケーの簡便さにビックリ!
同校の体育館が避難所となっており、校庭には自衛隊が駐屯し、炊き出しやお風呂を提供していました。(この時点ではまだ水道が来ていないようで、トイレ、風呂には苦労されているようでした)
↓休憩中の隊員と避難所の子供たちが触れ合う光景
自衛官もけっこう本気で楽しんでいるご様子♪
夕方になって、避難所の子供達が楽しそうに遊ぶ声が校庭から響くなか、
(通ってきた道の惨状を見る限り、きっとかなりの被害にあっているはずです)
「日常」を続けていく子供達の強さと柔軟さに、未来を感じました。
しかし一方、駐車場にはまだ生々しい地割れの痕も.....。
<oono氏注釈>
請負業者として、内部機密に関する情報漏えい禁止に関する覚書を各方面、各社と締結している立場から、こういった文章、写真などは、「機密情報漏えい行為」とみなされる可能性があると承知しています。
ただ、内容的には、キャリアHPでも掲載されている事項であり、また今回の大震災に伴う復旧活動について、様々な企業様から更なる支援をいただく為のPR として有意義なことだと思うので、ブログの趣旨として問題なし、としてサイメン氏に掲載を許可しました。