
昨日、、。
いろいろ情報が錯綜してましたが、
結局、自宅は震度6だった模様です。
震度5くらいでは、まったく驚かなくなってしまった我々も、
さすがに、昨日は、皆震えました。
また、自宅のタンスが倒れました。
その他、もろもろ、また、めちゃくちゃになってしまいました。
挙句、また停電、、。
ただ、自宅は本日朝に、復電しました!!
けれど、まだ、市内のあちこちで停電中です。
山形県、秋田県、青森県は全て停電中のようです。
本日は、秋田県横手市で、
災害復旧作業に伴う現地調査をする予定でしたが、
東北自動車道が、途中から通行止め(緊急通行車両も×)の為、
途中で引き返しました。
SAで待機していた、NEXCO東日本のパトロールカーの人に聞くと、
道路があちこち隆起して、危険な状態なのだそうです。
テレビでは、さくっと簡単に、報道しているように見えましたが、
かなり、重大、かつ深刻な、大きな地震でした。
妻の友人は、仙台市内のCMでも有名な某賃貸アパートに住んでいるのですが、
昨日の余震で、窓枠が枠ごと外れ、
建物自体もかなり変形して、危険な状態になったのこと。
津波の影響にばかり目を奪われてしまいがちですが、
仙台市内でも、建物はかなり深刻な状況なのです。
建築関係者は、良くご存じのはずですが、
建築物、工作物というのは、
「建築基準法」「建築基準法施工令」という法律に従って建てられています。
1950年(昭和25年) 建築基準法、建築基準施工令が制定。
↓
1968年(昭和43年) 十勝沖地震発生。
↓
1971年(昭和46年) 建築基準施工令改正。
俗に、これ以降の耐震基準を、「旧耐震基準」と呼びます。
↓
1978年(昭和53年)宮城県沖地震発生。
↓
1981年(昭和56年)建築基準施工令改正。
俗に、これ以降の耐震基準を、「新耐震基準」と呼びます。
その後の阪神・淡路大震災により、
いろいろと耐震に関する法改正は行われましたが、
現行の建物は、この「新耐震基準」がベースになっているものが多いのです。
この「新耐震基準」というのは、
震度6程度の地震にあっても、
建物が倒壊せず、
建物内の人間の安全が守られる、
という基準なのです。
※参考
http://www.vinice.jp/life/17structure/1-2differe
新耐震と旧耐震の違い 「ヴィニーチェクラブ」
裏を返せば、
震度6程度で、
建物が倒壊しなければ、柱、梁が多少損傷してもOK
と、いうことです。
外からは、パッと見、何の変化もないようだけど、
仕上げ材などめくってみると、
柱や梁など、かなりの損傷を受けている建物が、沢山ある、と、
震災後、建物の診断を続けている、知人の構造設計士が言っています。
かなりショッキングな状況だそうです。
3.11は、それだけ、かなり大きな揺れだったのです。
3.11の本震時、損傷を受けた建物は、
当然、震災前のポテンシャルを失っています。
つまり、次に大きい地震が来たら、
倒壊しても、何の驚きでもない、ということなんです。
震度6程度の地震に耐えられるのは、一回きり、とも言えますよね。
これって、、??