
仙台市南部にある、亘理(わたり)町に行ってきました。
仙台市より直線距離で20kmくらいのところにあります。
海沿いに面する町です。
近年、仙台東部道路が延長され、
亘理ICが開設されたことによって、
仙台からのアクセスがかなり便利になりました。
※亘理町- Wikipedia
このあたりは広大な平野部で、農業が盛んです。
まさに、宮城の大穀倉地帯といって過言ではないでしょう。
イチゴ狩りが有名なのは、前から知ってましたが、
まさか、、東北一の出荷量とは、、知りませんでした。
妻の母上が、ここのイチゴ狩りをすごく楽しみにしていたようで、
今回の津波で、町のおよそ半分が浸水、、とのことで、
大変悲しんでおられました。
ちなみに、かの有名な「はらこ飯」は、この地方の郷土料理です。
鮭の煮汁でご飯を炊き、
その茶色がかったご飯の上に、鮭の切り身とイクラを盛り付ける、、という、
仙台に来た頃は、なんと贅沢な料理かと、とても感動したものです。
仙台駅では、大人気な駅弁の一つです。
その亘理町ですが、実際、現場に立ってみると、
その浸水範囲の広大さにただ、ただ、圧倒されるばかりです。
イチゴ栽培のビニルハウスがすべてなぎ倒され、
ビニルハウスの骨組が、
まるで、焼き払われた山林、、、
まるで、
巨大な動物の白骨化した死骸が、
無数に折り重なっているかのようです。
少しでもイメージを伝えられたら、、
そう思い、パノラマ加工してみました。
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左側が内陸部、右側が海側になります。
右側の奥に見える松林のむこうが、本来の海岸線です。
亘理地方では、はらこ飯(秋)、の他に、
他季節には、ホッキ飯(冬)、しゃこ飯(春)、アサリ飯(夏)があるそうで、
ホッキ飯は、食べたことがあります( とても美味しかった、、)が、
他については食べたことがありません。
是非、賞味したいものだと思っています。
一日も早い復興を、、。