岩手県 釜石市より | Re START from 仙台

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仙台在住、通信インフラ整備を生業としている人間の、東北人の生活、東日本震災に関するレポートです。

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岩手県釜石市に行ってきました。


※釜石市 - Wikipedia

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%9C%E7%9F%B3%


昨年末から年明けにかけて、

ここで某キャリアの携帯電話基地局を数件調査、設計し、

工事中と聞いていました。


作業員の安否は?基地局設備は?


テレビで釜石市の映像が流れるたびに気になっていました。

工事会社とは、最近ようやく連絡がつき、

作業員は皆避難して事なきを得たとのこと。

とりあえずは胸をなでおろしました。

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設備は無事でしたが、建物は使える状態にはありません。

工事はほぼ終了間際だったようですが、

基地局としては、撤去になるのではないかと推測します。


屋上に避雷針のように伸びているのが、

携帯電話基地局のアンテナ取付柱です。

その支持柱にくっついているグレー色の円筒状のアンテナが数本見えますか?


このように取付柱が1本だけの場合もありますが、

2本、3本と取付柱があるところもあります。

皆さんも街の建物を見渡してみてください。

このような(円or角筒状の)形をしたアンテナはすべて携帯電話基地局のアンテナです。

いたるところに設置されていることに驚くことでしょう。

このおかげでケータイが繋がるんですよ。


さて、釜石市ですが、

釜石市は日本最古の製鐵所があった町で

(驚くなかれ、八幡製鐵所よりも古いんですよ)

(旧)新日鉄釜石ラグビー部の前人未到の日本選手権7連覇とあいまって

釜石=鉄+ラグビーの町と言われています

ただ、製鐵所の高炉の廃止以降、過疎化が目に見えて進行している町でもあります。


リアス式海岸というのは、

海岸線が崖状態で、平野部が少ないってことなんです。


つまり、この海岸線地域というのは、

殆どが山林で、

わずかに残された入り江部の平野に町が点々と点状にあるのです。

だから、ここの岩手沿岸地域は、もともと陸の孤島になっているのです。

なので、港がやられると大ダメージを受けるわけです。

陸地にあっても、この地域の生命線は、あくまで「港」なのです。

津波で受けた港が完全復興するまで、どれぐらい日時がかかるでしょうか、、。


シャッター街化が進行したこの町の商店街でも、

地道に店舗を営んでいた人たちが沢山いました。

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今でも、、

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