5年ぶりの磐梯山。一切経山に続いてブログ仲間のうみこさんの記事に惹かれて登ってきました。
歩き始めて30分。あらわれるのは中の湯温泉の廃屋。
ずいぶんと風化が進んでいました。
建物は朽ちても温泉は湧き続けています。
例年だと、この先に残雪ゾーンがあるのですが、今年は、もうヒゲモジャのミツガシワ(三槲)が咲き始めていました。
高度を上げていくと桧原湖が見えてきます。奥に霞むのは月山の姿。
雪を被った飯豊連峰を望みながら登っていき、
ミネザクラ(峰桜)に励まされて、
八合目弘法清水に着きます。ここの清水は冷たくておいしい。
いつも、下から背負ってきた水をここで入れ替えています。
この先が、磐梯山の胸突き八丁。
僅か500mなのですが、喘ぎながらの30分。ようやく山頂に着きました。
この三角点には、珍しく銘板が添えられています。
「1904年に設置されたが長年の浸食により三角点が亡失、2010年に猪苗代山岳会の協力を得て再設置した」
南に目をやれば、茫洋と広がる猪苗代湖。
田んぼに水が湛えられたこの時期、田んぼと湖がつながり、集落が島のように浮かぶこの時期限定の景色が出現する(うみこさんから教わりました)。
おにぎり食べたら、荒々しい櫛が峰を見ながら下ります。
弘法清水からはお花畑経由。
今年初見のミヤマキンバイ(深山金梅)を撮りながらの下山です。
※この記事の写真は5/22に撮影したものです。
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(この稿おわり)