7月!(新任コーチ挨拶!) | 仙台大学柔道部のブログ

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『社会から求められる人材の育成』
を目指し、日々人としての強さ、優しさ、大きさを
磨いております。

皆さま、こんにちは!

今回ブログを担当させて頂く佐藤真佑です。

ご挨拶が遅れて申し訳ございません。

6月1日より、正式に仙台大学女子柔道部コーチを務めさせて頂くことになりました。

(和恵先生、前回のブログにて紹介してくださりありがとうございました!m(_)m)

この度の就任への経緯を少し、、お話させて頂きます。(2年前にも【ご縁】というタイトルで自己紹介含め当時を綴らせて頂きました。和恵先生ブログファンの方、「何回自己紹介すんねん!」というツッコミもあるかと思いますが、ご了承いただければ幸いです。m(_)m)

 

私は仙台大学(2014年度)卒業、実業団での競技生活、中高一貫校での教員生活を経て結婚を機に、仙台で1年間を過ごしました。その際ご挨拶へ伺ったことが始まりで、気づいたらボランティアコーチとして南條監督ご夫妻と、学生と。とても濃い時間を過ごさせて頂きました。

 

卒業して10年。32歳になって和恵先生、充寿先生とお会いし、改めてお話をお聞きしていると、、

学生に対し、真摯に真っすぐで、本当に熱い先生方だな。。というのが、素直な感想です。

先生方のお話の最後には必ず「ほんまに皆頑張ってる。頑張ってるから、何とか勝たしてやりたい。。勝つ経験を積ませてあげたい。。」とプライベートの時間まで学生のことで悩まれているのを何度も見てきました。その度に強く心が動かされ「何とか仙台大を日本一に、、、!」と本気で思うようになりました。

 

私もほんの少し、教員として指導する立場を経験致しました。来校される方の受け入れや合宿を組みこむ大変さ、指導する上での悩み、勝ちきれなかった時のもどかしさ、、(もちろん授業もあります)それでも何事もないように振舞いながら負けた時は生徒を元気づけながら。時には背中を押しながら指導することは、、こんなに大変だったのかと。指導する立場になって、はじめて先生方の偉大さを知ったかもしれません。

(自分でも自覚ありですが、学生時代の私は自分のこと(勝つこと)ばかりで周りが見えていませんでした)

 

学生時代、道場で和恵先生は「しんどい時に顔に出すなー!元気出せー!」とよく大きな声で声がけをされていました。「しんどい時になー、なんともない顔すんねん!そしたら、なんともなくなるから!笑」とも仰っておられました(笑)

「ほんまやったー。。」と感じたことは二回あります。一度目はまだ現役選手だった頃。GS(時間無制限とルール変更され間もない時)での試合、「これ、、いつ終わるん、、?!」と心折れそうになりましたが、頭のどこかから和恵先生の声がして(笑)めっちゃしんどいけど、「待て」がかかる度、なーんともない顔で走って戻り、走って戻りを繰り返していると、相手が開始線に戻るの、、しんどそう?!と相手の状況が見えてきました。結果、最後指導を取りきること、投げきることができる場面が増え、、現役の時に最後の最後に「踏ん張る」ことができました。

二度目は社会人になったときです。特に指導者の時は辛いことがあっても、生徒にしんどい顔を見せるわけにはいきません。相手は中学生・高校生です。実業団の時も駅員としての営業において、減量でお腹が減っていても練習で体が疲れていても、それは私自身の事情です。お客様には全く関係がなく、駅員としてしんどい顔をすると駅全体に迷惑が掛かります。

確かにしんどくても笑っていたら、、顔に出さずに踏ん張る力が身についていたと思います。前向きな言葉でご指導を頂けたことは、本当にありがたいことだったと、社会に出て痛感致しました。

 

現在の部員たちも思うようにいかず、悔しくて歯を食いしばりながらも、必死に前を向いて走っています。年を重ねても謙虚さが変わらない南條監督ご夫妻のように、まずは「人としての心」を育てていくことを第一に務めていきたいと思います。

また、、私事ですが今年の3月に、母になりました。母になって初めて親の気持ちを、、ほんの少し、、分かった気がします。

大学の4年間は、学生の大事な柔道人生です。しかし、応援してくださる親御さんの思いを忘れずに、力に変えて!

「感謝の心」と共に、日々邁進したいと思います。

頑張ろう、仙台大学!



学生時代の私…。下列右

今のみんなと同じように…和恵先生の鬼メニューに立ち向かっていた頃です!笑

 

、、長くなってしまいすみません。

今後とも、何卒宜しくお願い致します。

佐藤真佑