13.人を頼ると自分が弱くなるようで | カウンセリングサービス 仙台オフィシャルブログ

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心理カウンセラーの大塚統子です。

 

「迷惑をかけてはいけない」と、「自力でなんとかしなきゃ」とがんばっていませんか?

 

それはとても素晴らしいことですが、人を頼れなくて困っていませんか?

 

人を頼れない状態では、恋愛や職場などでの人間関係がうまく回らなくなることがあるでしょう。

 

◆弱みは見せられない

 

頼る人は弱い人、と思っている方々がいます。

 

かつては、「自分の弱さを克服して強くなれ」と教育する時代もありました。

 

自分の弱さが許せない、弱さは攻撃される、弱さはバカにされるなどと、どこか弱さを悪いものと思っているのかもしれません。

 

今、大人の社会では「すべての人に弱い部分はある」と認め合う時代になってきました。

 

そして、誰かの弱さが他の人の強さとなり、そこにビジネス・チャンスが生まれたりもします。

 

例えば、家事が苦手な人がいて、家事代行業がビジネスになるとか。

 

自分で退職手続きが困難になった人がいて、退職代行業がビジネスになるとか。

 

人にはみんな弱さがあって、その弱さを他の人が得意分野で補い合っていく社会になろうとしています。

 

弱さは攻撃を向けられる対象ではなくて、愛されるべき対象なのです。

 

◆弱さを嫌っているのは

 

そもそも、自分の弱さを否定し、攻撃しているのは誰なのでしょうか。

 

ここでは、かつて弱さを許してくれなかった親や家族、仲間はずれにしてきたいじめっ子、威圧的に接してきた権威者が思い浮かぶかもしれません。

 

確かに、その人たちによってイヤな思いをさせられたのでしょう。

 

そこにも、ケアが必要な気持ちがあるのかもしれません。

 

また、視点を変えると、自分の弱さを最も嫌っているのは、自分自身だったりもします。

 

自分が「弱い自分はダメだ」と思っていると、自分が思うように周囲の人も「弱い私をダメだと思うだろう」と想像します。

 

そして、人からどう見られるのかが気になって、弱い自分を隠そうとしたりもするでしょう。

 

弱い自分を隠すのには、強い自分を演じることもあるでしょう。

 

その結果、「いまさら誰かを頼れない」と思ったり、「頼ったりするものか!」と自分から助けの手を拒んだりしているかもしれません。

 

 

◆勝ちへのこだわり

 

負けた気がするのが大嫌いで、何かと競争しやすかったり、勝ち・負けで判断しやすくなっていませんか?

 

競争心が強いタイプの人は、異性とも戦いやすいので、職場や恋愛での関係構築でつまずく方も少なくありません。

 

勝ちにこだわる人は、自分が勝者になった時は気分がいいでしょう。

 

逆を言えば、自分が敗者になることを極端に怖れます。

 

そして、力を抜くことができないくなるでしょう。

 

また、自分が勝者になる時は、必ず誰かを敗者にしています。

 

心理的には、敗者に対して「情けない」と見下したり、あわれんだりした分、自分が敗者になったら「屈辱的な思いをするに違いない」と思いやすくなります。

 

そうすると、自分が負けることや自分の弱さを受け入れることが困難になり、勝ち続けなければいけなくなります。

 

弱さを悪いものと思い、競争して勝たなければと思っていると、人を頼るなんて怖すぎてできないでしょう。

 

◆お互いを認め合うコミュニケーション

 

このタイプの方には、人のいいところを認めて、伝えていくコミュニケーションがお勧めです。

 

なぜかというと、「自分はダメ」と思うと、人から「あなたはダメ」と思われるように心は感じやすいものです。

 

この心の働きは、ポジティブな面でも同じように働きます。

 

人に対して「あなたは素晴らしい」と伝えられる自分を「ダメなやつ」とは思わないでしょう。

 

人を好意的に見る自分は、人からも好意的に見られるのかもしれない、と心は感じやすくなるのです。

 

実際にどうかは保留して、心の中では、相手に向けた肯定が、自分自身にも返ってくるように感じやすいのです。

 

だから、あなたが人を受け入れる器を大きくすればするほど、弱い自分のことも受け入れてもらえると思いやすくなります。

 

いきなり褒め言葉を伝えるのが難しければ、人に対して、意識的に「すごい」「素敵」「素晴らしい」と言うようにしてみましょう。

 

スポーツで金メダルを獲得したアスリートが、銀メダルの選手を褒め称える姿を見たことがありませんか?

 

真の王者は、誰かを蹴落として勝利をつかむわけではなく、最高のライバルとプレイする中で、最高のパフォーマンスを発揮していくのでしょう。

 

だから、最高のライバルに感謝するし、最高のパフォーマンスを披露する難しさを誰よりも知っているから、ライバルの健闘を心から賞賛できるのでしょう。

 

人生の勝者になりたいのなら、共に戦うライバルの素晴らしさを讃えてみてはいかがでしょうか。

 

誰かとの勝ち負けではなく、最高のパフォーマンスを目指した時に、素直に人を頼ろうと思えるのかもしれませんね。

 

◆大塚統子の心理カウンセリング

 

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