79.既婚者との恋愛を繰り返す〜手放すための心の準備〜 | カウンセリングサービス 仙台オフィシャルブログ

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心理カウンセラーの大塚統子です。

 

ある調査では、男性の7割ほど、女性の3割ほどが不倫を経験しているというデータがあります。

 

既婚者との恋愛は身近なものになりつつあります。

 

※ここでは不倫の善悪は問いません。心理解説の観点から記事を書かせていただきますね。

 

「不倫はよくない」と思いながらも、既婚者との恋愛にはまって「別れられない」とお悩みの方も少なくありません。

 

今回は、既婚者との恋愛を手放していくために必要な心の準備について紹介します。

 

◆異性の親との関係を整える

 

最初の恋愛相手は異性の親と言われています。

 

小さな女の子が「大きくなったらパパと結婚する」と言って両親が笑う、そんな場面をどこかで見たことがありませんか?

 

たとえ父親がどんな人であったとしても、小さな子供にとってはヒーローだったりするようです。

 

そして、この異性の親との関係が、恋愛でのパートナーとの関係に影響してきます。

 

例えば、父親が願い事を何でも叶えてくれたとしたら、「男の人は私を愛してくれる」という価値観を持ちやすいでしょう。

 

逆に、不在がちでほとんど気にかけてくれないとしたら、「距離が遠いのが当たり前」と思い、さみしくても我慢するようになるでしょう。

 

既婚者との恋愛は、父親との間で叶わなかった気持ちを満たす手段になる場合があります。

 

例えば、年上の余裕のある男性が、関心を持ってくれて、優しい言葉をかけてくれて、知らないことを教えてくれて、抱きしめて安心させてくれて…。

 

かつて「こんなお父さんだったらいいのに」と心にしまいこんだ願望を、恋愛相手の既婚者が満たしてくれていることがあります。

 

欲しいものを与えてくれている相手と無理に離れようとしたら、それは「離れたくない」と抵抗が出るでしょう。

 

この場合、子供の頃に父親との関係で感じていた気持ちを整えていくと、恋愛に求めるものが変化しやすいでしょう。

 

 

◆我慢からの解放

 

既婚者との恋愛には、もれなく我慢がつきまといます。

 

公にしたら批判される関係ですし、さみしい時に既婚者が家族といることを考えるし、連絡すら遠慮しながらになるでしょう。

 

付き合い初めの頃は幸せだけれど、一緒にいる時は楽しいけれど、それ以外は我慢ばかりの恋愛を経験される方が多いようです。

 

では、我慢ばかりの恋愛なのに、なぜ手放せないのでしょうか?

 

それは、もしかしたら、その恋愛以上に我慢をしているからかもしれません。

 

既婚者との恋愛にはまりやすいのは、意外にも、真面目な人や、いい子でがんばってきた人たちです。

 

「ちゃんとしなきゃ」「自分ががんばらなきゃ」と1人で背負ってプレッシャーを感じているとしたら、しんどいですよね。

 

そんな時に、うけとめる余裕のある既婚者がそばにいたら、恋心を持っても不思議ではないでしょう。

 

ましてや、恋愛に奥手だったとしたら、友達の距離感を超えて近づいてくる人に恋愛感情を持つこともあるでしょう。

 

既婚者との恋愛は「いずれ終わるもの」といった価値観が広くあります。

 

だからこそ、真面目でいい子の人にとっても、一時の休憩場所になりやすいようです。

 

そして、いずれ終わるからこそ、それまで「わがまま」と思っていたことも言えるし、自分の気持ちに素直になることができたりもします。

 

それまで我慢していたことを我慢しなくていいとしたら、それは居心地がいいでしょう。

 

既婚者との恋愛が我慢から解放してくれる場所になると、そこから離れがたくなるでしょう。

 

この場合は、普段からの我慢を減らしていくことに取り組むと、既婚者との恋愛への依存度合いを減らしていけるでしょう。

 

◆結婚の価値観をいいものに

 

既婚者との恋愛にはまるケースでは、結婚へのオソレや結婚への絶望を持っていることが少なくありません。

 

例えば、いつもケンカしている両親の姿を見てきた、母親が父親の愚痴を言うのを聞いてきた、など。

 

「私が結婚したら、ああなるのはイヤ」と思っていると、無意識的に結婚を遠ざけようとします。

 

既婚者との恋愛は結婚をしなくていい恋愛なので、結婚を遠ざける願いは叶うわけです。

 

ご自身が既婚者で、既婚者との恋愛をしている場合は、結婚相手との関係に不満があるのではないでしょうか。

 

結婚相手では満たされない気持ちを、既婚者の恋愛相手で満たそうとしているのかもしれません。

 

そして、ある意味、既婚者の恋愛相手で満たしている間は、結婚相手と向き合わなくてよくなっているのかもしれません。

 

この場合は、結婚観が悪いイメージになっていることが影響しているようです。

 

「結婚とは幸せなもの」と思えないとしたら、何かしら悲しい思いがあったのでしょう。

 

両親との関係や、結婚相手(元結婚相手)との関係などの癒しに取り組むといいのかもしれません。

 

また、結婚観をいいイメージにしたいのなら、理想の夫婦のモデルを探してみましょう。

 

「こんな夫婦になりたい」と、結婚に希望が持てるようなモデルを持ちましょう。

 

そして、可能ならその人たちに会って話してみましょう。

 

「結婚とは幸せなもの」と思えるようになると、結婚を望める恋愛相手がよくなるかもしれません。

 

**

 

既婚者との恋愛を「手放したい」のに手放せないなら。

 

その恋愛を必要としている「心にある理由」を扱い、整えていくのが近道になるかもしれません。

 

手放すための心の準備が整っていないまま、無理に引き離そうとすると、かえって執着してしまうこともあります。

 

ここでは3つのポイントを紹介しましたが、これが全てではありません。

 

幸せな恋愛をするために、ご自身の心を整えてあげてくださいませ。

 

愛されること、愛すること、そして愛し合うことが叶う恋愛になりますように。

 

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