lec251.カワイイ最強説 | カウンセリングサービス 仙台オフィシャルブログ

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カウンセリングサービス代表の平準司です。

 

「自分も人も責めない」が「最強」

長年の独身生活を終えたタレントの千原ジュニアさんが、以前、テレビでこんなことを言っていました。

 

「結婚したことで、人と一緒に暮らすということにはストレスを感じることがある」

 

これとよく似たお話は、私どもにご相談にみえる方からも何度となく聞いたことがあります。

 

こう感じる人の多くは、まわりの人にかなり気を使うタイプです。

 

では、なにに気を使うのかというと、「自分がまわりに不快感を与えていないだろうか?」ということである場合が多いようです。

 

 

そう、一人で過ごしている間は、寝ているときにイビキをかこうが、歯ぎしりをしようが、寝相が悪かろうがなんの問題もありません。

 

そこに別の人が入ってきた途端に、あなたは大きな不安感に襲われ、ナーバスになるわけです。

 

寝ている間は、相手を気遣うことができないからです。

 

言い換えれば、あなたは「自分という存在は、気をつけて、しっかりとコントロールしておかないと、人の害になりかねない‥」と考えているのかもしれません。

 

このタイプの人におすすめしたいのが、「カワイイ」という感性を育てるということです。

 

これはある女性に教えてもらったのですが、“カワイイ最強説”というのがあるらしいのです。

 

たとえば、“カッコいい”は“カッコ悪い”の対極にあり、つねに “カッコいい”を保つのは非常に難しいことといえます。

 

ところが、“カワイイ”と感じさせる要素をもっていたならば、その人がどれだけダメな部分をもっていたとしても、相手はそれを受け入れることができるというのです。

 

つまり、“カワイイ”はすべてを包括する最強の心理状態だというのがこの説の主旨なのです。

 

そういわれてみれば、“ぶさカワイイ”とか“きもカワイイ”という言葉がありますよね。

 

本来ならば、不細工も気持ち悪いも否定形なのですが、この“カワイイ”がついたとたんに肯定的な要素が加わり、まわりはそれを受け入れられるようになったりします。

 

ですから、あなたのことだって、もしも、相手の目から見て、どんなことをしても“カワイイ”と感じてもらえるのだとしたら、あなたは気を使うことなく、自由でいられるはずなのです。

 

ちなみに、人は赤ちゃんやペットを目に前にすると、この“カワイイ”という言葉を連発します。

 

赤ちゃんやペットはあなたの仕事や家事を手伝ってくれるなどということはなく、むしろ、手のかかることばかりしてくれますよね。

 

が、なぜ、それが許されるのかといえば、それは、“カワイイ”存在であるからということに尽きます。

 

ここで少し、“カワイイ”を心理分析してみましょう。

 

私たちはどのような相手に対し、“カワイイ”と感じるのでしょうか?

 

それはどうやら、心の中に“罪悪感”という感情をもっていないことといえそうです。

 

赤ちゃんやペットは、なにかを壊したり、食べ物を壊したりしても、自分を責めることはありませんよね。

 

悪意なしにした行動のことを無邪気ともいいますが、そんな相手に対し、人は怒りをもつことはなく、“カワイイ”と感じたりするようなのです。

 

ということは、自分自身や他人を責める感情がなければ、あなたも無邪気な人となり、まわりから“カワイイ”と感じてもらうことができるのではないでしょうか。

 

そう、“カワイイ最強説”が示唆するのは、「自分を責めず、人のことも責めないことが、最強の状態だ!」ということなのかもしれないのです。