lec250.ほんとうに執着しているものは? | カウンセリングサービス 仙台オフィシャルブログ

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カウンセリングサービス代表の平準司です。

 

「恋愛がうまくいかない」という人に共通する特徴の一つが、ネガティブな自己イメージをもっていて、それに執着しているということです。

 

ネガティブな自己イメージ?

 

そう、たとえば、「こんな私を愛してくれる男性はいない」とか、「私なんか、女性としてなんの魅力もない」といったものです。

 

このようなイメージをもっていると、好意をもって近づいてくる男性がいたとしても、どうしても疑ってしますよね。

 

すると、せっかく好意をもってくれても悪い態度をとってしまいますから、その男性は「自分は気に入られていないんだなぁ」とあなたの元から去っていきます。

 

去っていった男性を見て、あなたは納得するわけです。「ほーら、やっぱり私は気に入られなかったんだわ」、と。

 

 

しかしながら、それは心理学でいう“投影”です。

 

実際は、気に入られていないと感じたのは彼のほうで、彼を拒絶したのはあなたなのです。

 

つまり、あなたのもつネガティブな信念をあなたが優先したということです。

 

「だれも私のことを選ばない」という信念を証明するために、悪い態度をとり、彼を拒絶したわけですね。

 

あるいは、あなたが置いたハードルを飛び越えて、彼があなたに近づいてくれればよかったのですが‥‥。

 

でも、ハードルは置かないほうが、彼だって近づきやすいですよね。

 

私たちの多くはこうしたネガティブな信念に執着していて、手放したいとは思っているものの、それがなかなかできずにいます。

 

「だって、昔からモテたことないし‥‥」とか、「おとうさんは妹ばかりかわいがった‥‥」など、それぞれ、強い思い込みがあったりするからです。

 

しかし、この思い込みをもっているかぎり、自分が愛されるということへのあなたの疑念はなかなか晴れませんし、近づいてくる人に悪い態度をとっていることにも気づきません。

 

そんな状況も、あなたがフレンドリーな笑顔を見せることができたら一変し、それだけで恋愛のチャンスも増えるでしょう。

 

でも、あなたはそんな無駄なことをしようとは思いません。

 

「私を愛してくれる男性などない」という信念があるかぎり、「フレンドリーにしようが、笑顔になろうが、私を愛してくれる人はいない」わけですからね。

 

そんな人に私はよく、こんなふうにアドバイスします。

 

「どうやら、みんなは私のことを大好きらしいと思い込んでください。 

 

そして、たった1日でもいいのです。

 

演技でもフリでもいいので、まるでスターになったかのような表情や態度で過ごしてください。 

 

ま、家の近所では難しいでしょうから、旅行にいったときになどでもかまいません。

 

あなたのことを知る人がいない場所であるほど、やりやすいと思います」

 

あなたがフレンドリーにすることで、まわりの人の笑顔が増えることにあなたは気づくでしょう。

 

あなたの笑顔に反応し、自然とそうなるのです。

 

しかし、それを始めてしばらくすると、「私のことなんかなに一つ知らないくせに‥‥」と、悪い態度にしがみつこうとするあなたのエゴがふたたび出てくることでしょう。

 

そんな気持ちになったとしても、スポーツの練習と同じでただ反復していくと、あなたの笑顔は多くなり、そして、エゴは小さくなっていきます。

 

その結果、あなたの人生は、いままでとはまったく違うものに変わっていくはずです。