【波を数え間違えた男~いつまでも失敗を嘆かず、今から、やり直せばいいのです〜】(イソップ物語②) | 東北発!ゼロからわかる仏教教室

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「なんのために生きるのか?」
東日本大震災後、もっとも多く寄せられたこの問いにハッキリ答えられているのが、仏教です。

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【波を数え間違えた男~いつまでも失敗を嘆かず、今から、やり直せばいいのです〜】



ある男が、浜辺に座って、波の数を数えていました。
一、二、三、四、五 .....




寄せてくる波を、真剣に見つめています。
ところが、途中で、ふっと、別のことが頭に浮かんだと思ったら、数が分からなくなってしまったのです。





「あっ!いくつだったっけ」



「これまでの苦労が、むだになってしまった…」



男は、浜辺にうずくまって、嘆いてばかりいました。
すると、キツネがやってきて、こう言いました。





「どうして、過ぎたことを、いつまでも嘆いているんだい。今、ここから、やり直せばいいじゃないか。君が数え間違えたからといって、海の波は、なくなりはしないよ。これまでどおり、繰り返し、繰り返し、打ち寄せているじゃないか」




人生には、失敗はつきものです。
いつまでも悔やんだり、悲しんだりしていては、何も解決しません。
失敗した原因を見つめて反省し、もう一度、最初からやり直せばいいのです。

〜「こころの道」より〜
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☘たしかに、過ぎてしまったことを嘆き悲しんでいてもはじまりません。反省し、今からやり直す気持ちの切り替えが大事ですね(^^)がんば!

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📕「イソップ物語」は、子供向けに作られた話ではありません。

本当は、大人へ向けた、生き方のアドバイスだったのです。
作者とされるイソップは、2500年前の人で、ギリシャの奴隷であったといわれています。
弱い立場にあった彼は、動物を使った例え話を作って、メッセージを発信していたのです。
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