【腹と、手足などとの争い~お互いの役割、立場を尊重してこそ、力が発揮される~】(イソップ物語③) | 東北発!ゼロからわかる仏教教室

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「なんのために生きるのか?」
東日本大震災後、もっとも多く寄せられたこの問いにハッキリ答えられているのが、仏教です。

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誰でも気軽に学べる場として好評です。

【腹と、手足などとの争い~お互いの役割、立場を尊重してこそ、力が発揮される~】

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「働かずに、偉そうにしているやつがいるぞ」



体の中の、目、耳、鼻、舌、手、足が、そろって腹の悪口を言いだしました。





「我々は、毎日、それぞれの任務を一生懸命に果たしている。ところが、腹というやつは、何もせずに、体の真ん中に居座っているじゃないか。実に、けしからん。今後、腹の言うことに従わないようにしよう」




と、話がまとまったのです。




彼らは、そろってストライキを決行しました。
足は台所へ歩いていこうとしません。
手は食べ物を口に運ぼうとしません。
やがて、おなかがグーグー鳴りだしました。
腹が苦しんでいるのを見て、





「いい気味だ」



と、皆、笑っていました。
しかし、日がたつにつれて、事情が変わってきたのです。
目はボーッとかすんできます。
耳も遠くなってきました。
手も足も、力が入らず、だるくてしかたがありません。






体が倒れそうになって初めて、手や足は自分たちの誤りに気づいたのです。





「我々が、元気に働くことができたのは、腹が、毎日、栄養を送ってくれていたからだ。外見でけで判断していた自分たちが間違っていたんだ。もう仲直りしよう」





どんな役目であっても、各器官が、忠実に任務を実行してこそ、健康が保てるのです。






これは、人間の体においてだけでなく、家庭でも、会社でも、あらゆる組織において、同じことがいえます。





お互いの役割、立場を尊重し、協力し合うことが大切なのです。



〜「こころの道」より〜

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☘周囲に感謝し、協力する協調性の大切さを知らされるばかりです。
自分に出来ることは何かを常に考えて、努力したいと思います(^^)

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📕「イソップ物語」は、子供向けに作られた話ではありません。

本当は、大人へ向けた、生き方のアドバイスだったのです。
作者とされるイソップは、2500年前の人で、ギリシャの奴隷であったといわれています。
弱い立場にあった彼は、動物を使った例え話を作って、メッセージを発信していたのです。

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