今日の画像は『奥穂高への道442ザイテングラード・岩支尾根を登る』。そして、『園芸種のチューリップ』、『ナデシコ』、満開の『シバザクラ』です。花の園芸種には種々の新種が開発されていますねえ。

      <涸沢カールと常念岳>





































■■■家庭経済が困難だったため、中卒で就職し、結婚した夫とともに運送会社を起業。引っ越しニーズに対応した運送屋として成長し、今や日本全国引っ越しの『アートコーポレーション』が活躍する。中卒という肩書で、関西経済同友会代表幹事、関西経済連副会長などを歴任。政府の諮問委員会の委員にも就く。学歴が世の中に通用するのは、卒業後就職をする時期だけで、世に出れば、本人が持った努力と実力が社会で評価されるという、まことに疑うことが出来ない来歴の『寺田千代乃さん』ではある。

■■株式の上場については以前から証券会社のアプローチが繰り返しあった。メリットやデメリットを考え、検討はしていた。創業25周年のサプライズお祝いの会でとっさに上場を目指すと宣言したのは、それが常に頭にあったからだ。

規模で中堅以上の企業にはなった。ただ、さらに発展していくためには、もう一皮むける必要がある。業績のいい時なら組織力を強める改革がしやすい。上場は社内を引き締め、社員が共有できる適切な目標になると考えた。

サプライズのお祝い会に寺田はうれし涙を浮かべ、私も高揚していた。『従業員持ち株会を作りたい』と話すと、歓声が上がった。懸命に働いてくれた社員への感謝の気持ち、この会社を選んだことを後悔させないという約束を形にしたかった。株主になれば、会社の成長を自分と重ね合わせて感じてくれるだろう。

その後すぐに上場に向けた準備を始めた。主幹事の証券会社を決め、担当チームを立ち上げた。管理体制や情報開示体制など、すべきことはたくさんある。専門家を交えて実務の作業を進めた。社内では、それまであまり聞かなかった言葉が飛び交うようになった。法律順守のコンプライアンス、企業統治のガバナンスなどだ。従業員持ち株会を作ったこと、いくつもの厳しい審査基準をクリアしなければ上場は認められないことを知って、社員の意識も変わったようにも感じた。

上場すれば投資家の信頼を得ることが大切になり、経営責任や会社の社会的責任が増す。私自身も含めた経営陣、役員の気持ちも上場を目指すことで切り替わったと思う。一般的に、株式上場の意義として、資金調達の多様化や拡大、社会的信用や知名度の上昇、それによる優秀な人材の確保などが挙げられる。会社の規模を拡大し、成長していくうえで上場が有効な手段なのは間違いない。

ただ、当時、上場によって資金調達をし、設備投資や新規事業、M&Aをする具体的な事業があったわけではない。創業者利益を得るために上場するという気持ちもなかった。抽象的な言い方になるが、会社をステップアップさせたい、社員が誇りを持てる会社にしたい、という思いの方が強かった。上場はそのための選択という考えだった。

上場準備で1番汗をかいたのは担当チームのメンバーだ。審査のための膨大な作業を長時間続けてくれた。何でも早くやるのが社風なので必要な機構改革や社内規定の整備など上場に必要な手立ては素早く講じた。上場の目標期日はその後明確になったが、明らかに出来ないので、常に『目指しています』という言い方をした。

後に触れるが、上場基準の期間は関西経済同友会の代表幹事の時期に重なっていた。創業25年を迎えた2001年の年末に代表幹事への就任を受け、02年5月から2年間務めた。東証と大証の第2部に上場したのは04年の10月。在任中には上場にめどを付けたいと思っていたので、スケジュールはうまくいった。

翌05年に東証・大証第1部に指定替えになった。東証では最後に面接があった。私自身、上場準備の期間中は経営に関する様々なことを体系的に学んだつもりだ。難関大学への合格を目指す気分というか、学業では経験していない受験勉強をしているような気分になったこともある。


■■<ウクライナ残酷な物語Ⅷ 『日米安保が羨ましい』>ウクライナとは、一体どんな歴史を持った国なのだろうか。ウクライナで大使を務めた黒川裕次さんが語る。以下。

◆私が大使時代に知ったのは、ウクライナが大変な親日国ということだ。その根拠には日露戦争がある。日本の勝利に、当時ロシア帝国内にあったウクライナは表立って喜ぶわけにはいかなかったものの、内心では拍手喝采だったそうだ。また、独立後には、手厚いODAで支えてきれくれたという感謝がある。

さらに他の親日国との一番の違いは、ウクライナと日本がいずれも、ロシアとの領土問題を抱えていること。『共通の厄介な隣人』がいるという連帯感があるのだ。だからこそ、難局をともに乗り超えれば、より緊密な関係を築くことが出来るはずだ。

2014年のクリミア併合直後、ウクライナ元外相から『日米安保条約があって羨ましい』と言われた。日本人にはあって当たり前の条約となっているが、改めてその重要性を教えられたような気がした。

一方で、今なぜ世界がウクライナに同情し、支援するかと言えば、ウクライナ人自ら国を守るために死力を尽くしているからこそ。他国に頼り切っていては、これほどの共感は得られなかったと感じる。

有事に備えて日本がウクライナに学ぶことは多く、同時に、親日国の危機を支えることは『情けは人のためならず』ということにも繋がっていくのではないだろうか。(元ウクライナ大使・黒川裕次)


■■<獺祭旭酒造、データを活用『高速PCDA』で品質向上>広島で4月末に開かれた『デジタルトランスフォーメーション DX』の関連のイベント『カンファレンス・エックス』で、清酒『獺祭』を造る『旭酒造』の桜井一宏社長が、ANAのデジタル担当者と対談した。インダストリアルエックスと中国経済連合会の主催。

旭酒造は全ての酒造りにデータを活用。タンク内の米の溶具合や温度、アルコールなどの状況を数値化し、状況に応じた最適な仕込みを行う。作り手は国内の酒蔵で最多の167人。一般的に製造業へのデータ活用は工場の自動化で人を減らす方向に動くが、旭酒造は増やしている。

『データの活用の目的は効率化ではなく、うまい酒を造ること。データを分析しながらタンク内の温度をコンマ単位で調整するが、これはデータがあっても素人には出来ない。酒の状況を見て、においをかぎ、判断する。結局は人がカギを握る。データと人の両方がなければ品質を追求できない』。

他の酒蔵との製造過程の違いも解説。一般的な酒蔵は大きなタンクで大量に造って効率化しつつ、鑑評会用の特別な酒などは小さなタンクで仕込むという。一方、旭酒造は小さなタンクだけを使い、データの分析、検証、改善というPDCAを高速で回し、品質向上に繋げる。その回数は年間3,000回以上に上り、一般的な酒蔵の100年分に相当すると言う。

『細々としたこの製造体制が我々のイノベーションの根幹を成している。小さなタンクのため失敗しても損失は小さい。若手に失敗も許容しながら実戦で成長を促すことで、今までにない新しい発想の酒が生まれている』と。

昨年初めて海外の売上高が国内を超えた。さらに米国NYで酒蔵建設が進む。当然、水や気候、作り手など日本と異なる環境で高品質な酒造りを実現しなければならない。日本で培ったデータ活用のノウハウを生かす最高の舞台になりそうだ。

◆昨年、海外売り上げが国内を上回ったということは、恐らく売上高総額が200億円近くにジャンプしているのではなかろうか。200億円といえば、日本酒メーカーでベスト4に入る規模。トップは大関の500億円前後だ。東広島の酒蔵は、皆どんぐりのせいくらべで、せいぜい年間売り上げが30億円程度だ。1990年に赤字だった旭酒造が『酔う酒から、味わう酒』に方向転換し、以来30年。今や日本を代表する日本酒メーカーに成長した。30年という時間はとても貴重な時間だったのだねえ。東広島の加茂鶴や、廿日市の中国醸造、呉の千福などもせいぜい30億円ていどだ。この30年間を無為にすごした広島の酒、行く末が思いやられるなあ。


■■<大崎上島『広島県産ミョウガ栽培』>人の背丈ほどlある青々とした茎葉。青果関係者でも何を栽培しているかわからない光景がハウス内に広がる。地下茎を」覆っているシートをめくると、鮮やかなピンクの『花穂』が次々と顔を出す。初めて見る人は誰もが驚く大崎上島町にあるハウスミョウガの栽培施設だ。広島県で唯一の生産事例である。

広島県産果実の販売責任者として広島市中央卸売市場に赴任が決まったのが2005年、それまで上島で果物の栽培指導員をしていた私は懇意だった生産者の成定裕司さんから提案を受けた。『広島では誰も栽培していない難しい作物を作るから広島市場で売ってほしい。新たな特産にしたい』。目を輝かせる成定さんに最大限の支援を約束した。

ミョウガは露地で家庭用の庭先作物として作られる夏場の食事。独特の清涼感から料理の付け合わせ、ツマ物として人気がある。嗜好性が強く通年で需要があるため高知県がハウス栽培に取り組んでおり、生産量は全国の9割を占める。ただ栽培方法は確立しておらず、公開されていない。培地、肥料、水分管理、温度設定など失敗を繰り返しながらようやく08年に市場へ」出荷を始めた。

ミョウガの色が映えるよう和食器をイメージした黒トレーを出荷容器に選び、食べ切りの3本入りで販売。天ぷらやパスタ、サラダ等のオリジナルレシピも作った。情熱に賛同してくれた市場関係者、スーパーは全面的に販売に協力してくれた。ユニークな取り組みに中国新聞をはじめとする地元メディアが採り上げてくれたことで知名度が高まり人気の季節商品に成長した。4月下旬から10月下旬まで、県内のスーパーで販売される。

重油価格jが高騰し、ビニール、肥料等の生産資材も軒並み値上がりして今季は生産にかかるコストが前年の3割増しとなっている。市場や店舗関係者にも事情を説明し、継続して栽培が出来るよう再び協力を仰いでいる。1人の生産者の夢から始まった取り組みが定着しつつある今だからこそ、さらなる生産振興とPRに取り組みたい。(河村博文筆)

◆高知県は特異な県だ。ニラの産地、ショウガの産地、そしてミョウガの産地なのだねえ。本当にユニークだ。維新の時代には樟脳の産地でもあった。それに目をつけた大崎上島の人達もまたユニークだ。拙宅では、ミョウガは夏のそうめんを食する食材として欠かせない。広島産が食すことが出来て、また幸いではある。


■■<コロンビア『初の左翼政権』>南米コロンビアで、ドゥケ大統領の任期満了に伴う大統領選挙の決選投票が行われ、首都ボコタの元市長で左翼ゲリラ出身の『グスタボ・ペトロ(62)』が当選した。近年、政界の主要勢力としてコロンビア国j内で影響力を保った右派、中道右派政権からの転換となり、建国史上初めての左翼政権が誕生する。

選挙管理当局によると、ペトロ候補の得票率は50.44%、対立候補で実業家のロドルフォ・エンナンデス候補(77)は47.31%だった。就任は8月7日で任期は4年。

ペトロ候補は、ボゴタで開いた集会で『全てのコロンビア人の声を聞く大統領になる』と述べて、支持者と勝利を祝った。ペトロ候補は、1970~80年代に活動した左翼ゲリラ『4月19日運動 M19』の元メンバー。武器を隠し持った罪で、刑務所に18カ月収監された経験を持つ。その後は政治家として、ボゴタ市長や上院議員を務めた。大統領選は3度目の挑戦で、格差解消や脱炭素に向けた取り組み、治安の改善などを公約に掲げた。

右派のドゥケ現大統領は、米国との蜜月関係を築いたが、左翼ペトロ候補の大統領就任で、対米関係に変化が生じる可能性も指摘されている。中南米では近年、ペルーやチリなどで相次いで左派政権が誕生。10月にあるブラジル大統領選では、左翼ノルラ元大統領が世論調査でリードしている。

◆『格差解消、脱炭素、自由平等』など美辞麗句に飾られた文言ではあるが、国民の生活基盤、経済の安定なくしては、政権の安定は保てない。新大統領が単なる美辞麗句に終わらないよう、期待するねえ。コロンビアといえば、ひと昔前には麻薬組織が支配していた国でもあり、市中での殺人事件は日常茶飯事だった。今は改善されただろうが、今後どのような発展を見せるだろうか。

いつも不思議に思うのだが、中南米は多く、スペインの植民地だった。アメリカやカナダは英仏の植民地だった。なせ、アメリカやカナダが発展し、元スペイン領の中南米諸国がもたもたしてるのだろうか。この根本的原因は何んなんだろうかと、いつも気になる。一つの大きな違いは、キリスト教の旧教と新教の違いだが、ただそれだけだろうかねえ。


■■<『パスで勝負あり』 広島MF野津田岳人、勝ち越しゴールお膳立ての“技ありアシスト”に反響『本当に攻守の要』> J1サンフレッチェ広島は6月25日、リーグ戦第18節でアビスパ福岡と対戦し、3-1で勝利した。中盤で先発出場したMF野津田岳人の勝ち越しゴールのアシストシーンに対して、『パスで勝負あり』『本当に攻守の要』『素晴らしいパス』『バックスピンかけてるように見える』など賛辞が寄せられている。

アウェーに乗り込んだ広島は、前半28分に野津田のボール奪取から、FWナシム・ベン・カリファと繋ぎ、FW満田誠へラストパス。満田は右足ファーサイドに流し込み、先制に成功した。  

その後、前半37分にFW渡大生に同点ゴールを決められ、1-1で迎えた後半32分に野津田がロングパスからゴールを演出した。  

ハーフェーライン付近の左サイドで相手DFを剥がした野津田はルックアップから前線に走りこんでいたFWドウグラス・ヴィエイラへ柔らかいボールを供給。ドウグラス・ヴィエイラは相手DFを振り切り、ループシュートでゴールネットを揺らした。  

その後、後半41分にドウグラス・ヴィエイラがペナルティーキック(PK)を決めて勝負あり。3-1で広島が勝利し、4連勝を達成した。  

野津田が演出したゴールシーンをJリーグ公式ツイッターが公開すると、『パスで勝負あり』『本当に攻守の要』『素晴らしいパス』『バックスピンかけてるように見える』など、ドウグラス・ヴィエイラのシュートだけでなく、アシストとなった野津田のパスシーンにも注目が集まっている。

◆FKによる直接ゴールや、ミドルシュートなど、最近の野津田には自らハイライトを浴びる活躍が目立つ。が、この試合の縦のクロスは秀逸だったねえ。ヴィエイラへのやや高いクロス。ボールはバウンドし、丁度ヴィエイラが蹴りやすい位置でGKと対決。ヴィエイラは迷わずループを蹴り、ゴール。とてもコンパクトで、明快なゴールではあったが、この野津田のクロスの質と精度がゴールに結びついた。

野津田はかつて、サンフレユースで育ち『何年かに一度の天才少年』と褒めそやかされた。そして、四日市から入団した浅野琢磨と共に新しい時代のサンフレを背負うかに見えた。が、ことは簡単ではなかった。浅野は欧州からスカウトがかかったが、野津田はその後5~6年にわたりJ2へのレンタルの時期を過ごす。チームメンバーとの兼ね合いがあったのだろうが、長い修行の時期だった。新潟、清水、仙台、甲府と渡り歩いた。しかし、神は野津田を見捨てなかった。この期間に習得した様々な技術、状況対応の能力などが磨き上げられ、サンフレの新たなボランチとしての役に就いたのだ。今季の上り龍的なチームの活躍には野津田の相当なる活力が生かされている。


■■<渡辺直美 ニューヨークの食事料金「日本と比べ物にならない」スタジオ衝撃> タレントの渡辺直美(34)が27日放送の日本テレビ「しゃべくり007」(月曜後9・00)に出演し、活動拠点としているニューヨークでの食費事情を明かした。
 
帰国後バラエティー初出演の渡辺。ニューヨークに住んでいる渡辺は休みの日はセントラルパーク付近を「お散歩したりとか。ニューヨークの人たちは(私のことを)知らないので、堂々と散歩したり」と過ごし方を明かした。

食事について聞かれると『高いんですよ、ニューヨークって。飯が本当に日本と比べ物にならないぐらい高くて』とお金がかかることを伝えた。『それこそ朝ご飯で、目玉焼きとパンとツナサラダ食べたら7000円ぐらい』と朝食とは思えない金額を明かすと、しゃべくりメンバーは『えー』『そんな?』と衝撃を受けた。

この金額に有田哲平は『それはそういうところに行ってるからでしょ』と信じられない様子。堀内健が『ハンバーガーが今1000円ぐらいでしょ?』と聞くと、『いや、もっと。2400円とか。ガンガン高いんですよ』と明かす渡辺。有田からの『それはセレブの屋上とかで食べてるからでしょうが』という指摘には、『勝手に決めつけないでください』と、決して高級料理店などで食べているわけではないと否定した。

有田は『量の話じゃないの?』と言うが、渡辺は『本当に普通の量。大盛りとかにもしてない』と否定。さらに『ランチとかしたら2人とかで2万円。そこにプラスしてチップも払わなきゃいけない』と想像以上の金額の高さにしゃべくりメンバーは驚きを隠せなかった。

◆私は、ルーブル、オルセー、ナショナルギャラリー、プラドなどは卒業し、今ボストン美術館、メトロポリタン美術館を訪れる計画を持っている。貧乏旅行なので、ちなみにと、NYの宿をネットでチェックしてみた。おっどろいたねー、本当に。セントラルパークへ歩いて15分くらいの大きなユースホステル、なんと1泊7,500円也。ユースホステルの2段ベッドがこの価格。一般ホテルをちらりと眺めたが、まあ、最低1万5千円程度だったねえ。円安のせいもあるだろうが、もともとのNYの宿泊料が高いらしい。当分アメリカに不況がくるまで塩漬けだねえ。困ったもんだ。


■■<スポーツの力、『賭けの功罪、国民的議論を』>米国ではスポーツのプレー内容や試合結果に対する『賭け=ベッティング』が各州で続々と認められ、新たなビジネスとしても注目されている。世界的に解禁が進む『スポーツベッティング』。

日本でも今夏の参院選後、合法化を目指す動きが活発になるとの見方がある。だが、以前も指摘したことがあるが、そうなるとこの国では反発が必至であろう。その理由はやはり、八百長の増加とギャンブル依存症の蔓延を招きかねないことにある。個人的には、日本が解禁してもしなくても八百長に関するリスクはそう変わらないと思っている。

日本のスポーツはすでに海外からの賭けの対象となり、プロ野球やJリーグだけでなくアマチュアのマイナー競技も賭けられている。その金額は年5兆~6兆円とも。選手も審判もリスクにさらされている。日本は禁止だからそれを放置する方がよほど恐ろしい。


スポーツ界全体でリスクを共有し、選手を守る対策が急務である。米国ではデータ提供会社を中心に人工知能AIによる取引の監視、選手らの教育、ネット上の情報のチェックなどの不正対策を行い、ベッティング解禁後も八百長の増加などは起きていないと言う。

一方、依存症への影響は見過ごせない。オンライン取引なので、誰がどれだけ損をしたかが分かる。個人情報と紐付けして利用制限などによる対策は難しくない。だが、大衆的なスポーツが対象となれば、ギャンブルへの垣根が低くなる。

競馬や競輪には興味がない人が身近なスポーツでその面白さを知り、利用制限のない他のギャンブルにのめりこむきっかけになりかねない。解禁するなら、そこからの収益を投じて、現在はほぼ手つかずのギャンブル依存症対策を本格的に展開するなどの取り組みが必要だ。

では、世界が解禁へ進んでも、日本は現状を守るべきなのか。資金も情報も国境を越えて行き交う時代には、それもまた大きな不利益を伴う選択となる。

誤入金された大金を海外のネットカジノに投じたとされる山口県阿武町の事件は日本中を驚かせた。スポーツベッティングでも日本からすでに莫大な資金が流出している。規制してそれを止めることは可能だろうか。米国が解禁の流れとなったのも、資金の流出を放置するよりも国内で課税するべしとの判断があった。

この問題は、功罪をきちんと示し、国民的な議論をして決めるべきテーマだと思う。人口減少が進む日本が国としてどんな方向を目指すのかにも関わってくる。若者を中心に出来るだけ大勢の人に関心を持ってもらいたい。(北川和徳筆)

◆まあ、時代だねえ、スポーツ賭博は。どういう規制が必要かは議論、研究が必要だが、プロ野球k、Jリーグはその筆頭になるだろうなあ。私でも、これらの試合に賭けをしてみたい気持ちにはなるなあ。面白いことではある。


■■<国家公務員夏のボーナス 過去最大の減額 平均約58万円> 国家公務員に30日、夏のボーナスが支給された。平均支給額はおよそ58万円で、過去最大の減額となった。  

内閣人事局によりますと、管理職を除いた一般職の国家公務員の夏のボーナスは平均でおよそ58万4800円で、去年よりおよそ7万6300円減額した。  

国家公務員のボーナスを巡っては、人事院が去年8月、民間との格差を解消するため、0.15カ月分引き下げ、年間で4.3カ月分にするよう勧告していた。  法改正により、この夏のボーナスから反映された形。  一方、岸田総理大臣は3割を自主返納し、およそ363万円、国会議員にはおよそ286万円が支給された。

◆公務員のボーナス支給水準にはからくりがあるのだ。ここに描かれている、『年間4.3カ月分』とは、夏・冬のボーナスを合わせた額。ところが、公務員には、3月に『期末勤勉手当』なるものが1カ月分強支給される。これはボーナスの額には含まれていない。なぜなのか、世界の七不思議だ。よって、国家公務員のボーナスの水準は年間5.3カ月強の水準で大手企業の水準に肩を並べるのだ。姑息なり、日本国政府だなあ。国民をあざむいてまで、ボーナスの水準を低くみせたいのだろうか。不思議だ。

 

■■<策なし『佐々岡』、ヤクルトに1勝10敗>なんら、策を使うとこなく、ヤクルトに3連敗。計1勝10敗1分。これって、監督解任基準に抵触しているのではなかろうか。貧しいカープのプレーぶりだ。曾澤のミス、矢野のミス、中崎のmニス、ミス、ミスだらけで敗戦だ。情けない。1アウト、3塁で、中村奨を強打に。浅いセンターフライで得点かなわず。なぜ中村に強打させたのか。打てない中村はバンドがあるのみなのに。無為無策な佐々岡監督、寿命は尽きたと思うねえ、カープファンは。