絶賛、「ル・マン」開催中なわけで。
昨年、久々に総合優勝を狙えるクラスに「トヨタ」以外のメークスが多数参戦し、
さらにレース前に特に「トヨタ」が不利になるような性能調整が行われた結果、
50年ぶりにワークス参戦した「フェラーリ」が
これまた58年ぶり通算10回目の「ル・マン」制覇を成し遂げた。
その58年前に優勝し、昨年まで「フェラーリ」最後の優勝車だったマシン。
京商の「フェラーリ250 LM」
コイツは「ダイドー」缶コーヒーキャンペーンの景品として使われ
その後「コンビニ」ミニカーシリーズに転用。
ただし、「コンビニ」シリーズは台座が付属するので、それに対応したシャシーに変えられている
(当時は台座ネジ留めではなく、台座凸ピンに載せるだけ)
先月、某リサ店で見つけた。税込み220円。
「250LM」も後に新金型に改められ「NEO」として
1965年「ル・マン」優勝車のロングノーズ仕様になっている。
全体的な捉え方は悪くないが、京商初期物の為全体的にシャープ差に欠ける。
ワイアースポークホィールの出来は当時としてはまずまず。
実車は「250GTO」の後継車として開発、生産されたものの
「GT」公認を取れる台数の生産が期限内に出来なかった為
「GT」公認を取れず、「プロトタイプ」クラスに入れられてしまう。
1965年の「ル・マン」は米「フォード」が
当時「ル・マン」連勝中だった「フェラーリ」を潰す為、本格的に参戦開始した年で
7.0Lの「フォード」相手にワークス「フェラーリ」は4.0Lの「330P2」で対抗
「250LM」はフェラーリサテライトチームに供給される。
65年「ル・マン」はスピード勝負になり、
その為、無理強いをした「フォードGT」「330P2」ともども次々とリタイアして
サテライトチーム「NART ノース・アメリカン・レーシング・チーム」に供給されてた
「250LM」No.21号車が生き残って優勝。
この「250LM」優勝のおかげで「フェラーリ」は「ル・マン」6連覇達成。
しかし、「ル・マン」も無料で見れなくなって久しいな。
(「トヨタ」あたりがオンボードではなく、
ダイジェストで良いので4時間おきくらいに配信して欲しいものだわ)