辞めることを伝えると

「残念です

これから何をするんですか?」

意外とあっけらんかんと答えた


そして辞める日はどうしても来れないからということで前日に来店して

今までお疲れさまなどと話をした後に急に

「今度デートして下さい」

真剣に言われた


今まで誘われるというと

「飲みにいこうよ!」

「メシ食いにいこうよ!」

などと軽々しい言い方ばかりだったので

冷静な言われ方がやけに新鮮だった


この時は今の環境を変えることに精一杯だった自分

その中に境界例の彼がいる現実

とてもだけどこの人とデートなどと考える余裕はなかった

しかし「はい!」と素直に答えてる自分がいた

こんなに素直に答えられる自分に驚きを感じた


「良かった。。。

断られたらどうしようかと思ってたから。。。

お店を辞めて新しい仕事を始めて落ち着いた頃に行こう

前もって言ってくれればちゃんと空けるから楽しみにしています」

しんは嬉しそうに言ってそに日も短い時間で帰って行った


口約束をしたものの私は行けるわけないな

とりあえず今は新しいことに向かって必死に動くだけ

お店を辞める前には無事に施設での仕事も決まり

前向きに進もうとする自分になっていたから


無事にお店を辞めて1週間後に介護職に復帰した

今の環境を変える

自分の人生は自分で守りたい

そのためには自分で行動しなければいけない

そんなことを考えながら日々を消化していた


夜の世界も景気が悪い今では魅力がなくなってきた

もう1度本当にやりたいことをやろう

温かい気持ちになれる場所にいこう


私はブランクを経て再度介護の仕事に戻る決意をした

時折見かける高齢者の方の温かな目を見ては

この人たちの力になれることを考えてる自分がいた

今までの過去を捨てて新しい自分になるために。。。


3ヶ月という退店までの期間をもらい卒業まで必死にやろうと決めた

当時の彼もボーイとして夜の仕事をしていた

自分も何かを変えると言って昼の仕事をすると言っていた

そんな気持ちの変化で境界例というものがなくなっていくのを私は待った

束縛が凄い人だったから同伴すら嫌がる

アフターなんてもってのほか

辞めるのが決まってからは

「店を辞めてからはお互いに昼の世界で生きて結婚しよう

もう夜とは縁を切るんだから辞めてからは今抱えている客とは

一切連絡をとらないでくれ」毎日こんなことを言われ続けていたけど汗



店を辞めるのが決まって少し経った頃にしんと出会った

お客様だから辞めたあとはもう関わらない。。。

最初はそう思う自分がいたため辞める事は伝えていなかった


でもだんだんとまだ会いたい気持ちが芽生えていたのだろう

辞める1ヵ月前に辞めることを伝えた自分がいた

その後も水商売でお店を何店か転々としてすっかり夜の人間になった

交わす事も嘘をつく事も平気になって当たり前になっていた

何人かの男性と付き合ったけど私自身がこんなだから騙されることもあった

お金目当ての人もいた

でもそんなことも全て冷めた目で流すことが出来た


でもしんと出会う1年ほど前から今度こそはと思う人と出会った

お互いの弱さを素直に見せることが出来て支えあうことが出来た

しかし、付き合って半年後その人に浮気疑惑が出た

今まで冷めた目を持っていたけど無性に腹が立った、悔しかった

思い切りぶつかった結果。。。

相手は信用してくれないなら殺すと言い出した

包丁をふりかざし、突きつけいつもとは明らかに違う形相

私は死にたいと思ったことはないから何とかこの場を抑えようと必死になった

とりあえずなだめてみたりと。。。


すると自分が悪かった、自分が死ねばいいんだ、やっぱりお前が死んでくれ

などと色々な言葉が飛び出す

何とか治まりその日は殺されずにすんだ

この豹変ぶりを調べてみると

境界例人格障害であるという事がわかった


この人格とこれからも付き合わないといけないのか

何とか離れようと思い別れ話に持ち込むとまた殺意を出される

この相手との付き合いで自分の生きたいように生きれなくなってる自分がいた