自分がしたいと思ったことが全て身勝手に出来ればいいのに
でもそんな行動をするとたくさんの人を傷つけるだろう
そして、自分が傷つくことももちろん嫌だ
しんとの出会いはとても輝いていた時間
今までの辛かった過去なんてなかったかのように
忘れかけていたまっすぐに純粋な気持ちを取り戻せた時間
大切で今の温かい気持ちを今のままにしたいから
なくさなきゃいけないこともあるんだと思った
何度も何度もメールを打ち直し送信をやめたりもした
でも私が勇気を出すことがしんのためだと思った
「連絡しなくてごめんなさい
1人で考え事をしていました
最初はなかなか会えなかったけどやっと会うことが出来て
あっという間に距離が縮んだけど
私にはやっぱりあなたは合わない
あなたにも私は合わないと思うの
人目を気にしてコソコソして堂々と一緒に歩けないなんて息が詰まっちゃう
結婚というネックもあるけど私にはあなたの仕事というものに対しての配慮が出来ない
恋愛は楽しいことばかりじゃないというのもわかるけど
あなたといても常に緊張していて落ち着かない
好きなだけじゃ無理って思ったの
まだ始まったばかりだから何かに傷つく前に
このまま終わりにしようね
2人で会ったのはたった2回だけどその2回は私の人生で大切な時間なのは確かだから
いい思い出のまま終わらせて
どうもありがとう
これからも前向きにもっと大きくなって下さい」
結婚してるから、不倫だから。。。
そんな言葉を使いたくなかった
仮にその言葉を使ってしまうとそう思わないようにすればいいと言われてしまうのがわかったから
仕事を投げ出すことはできないのだからあくまでも仕事を出した
1時間ほどして返事が来た
「まさかとは思ってたけどやっぱり悪い方に考えていたんだね
メールを読んですぐに電話しようと思ったけどやめた
どうせ出てくれないだろうから
仕事のことが理由なら何も言い返せない
でも自分からもどうしても言いたいことがあるんだ
これは直接聞いてほしいから会ってもらえないかな?
このままやれるだけのこともやらずに会えなくなるのは嫌だから
もちろん会いたいし顔が見たいのもあるけどね
時間は極力じゃなく完全に君に合わせる
何があってもキャンセルするから
連絡待ってます」
何の話だろう?
ただズルズルするだけなんじゃないか?
私は返事をしなかった
心を「無」にして仕事をした
しんから連絡が来ることもなかった
しかしその約10日後
仕事が終わり職場の外へ出ると見かけた事がある車が目についた