恋愛と思いつつも私たちの実態は不倫

愛のない結婚生活のような結婚生活を送っていても

相手に家庭がある以上不倫だ


いつもは携帯の音などわからないようにしていたけど

とある日音が鳴ったときがある

そのメールを見てしんの顔つきが一瞬で曇った

「ちょっと、ごめんね

すぐ終わるからメールだけ打たせて」

「もしかして奥さん?

私は気にしなくていいしまた会えるんだから

もしまずいなら帰ってもいいよ」

しんは自分の携帯の画面を私に見せた

「いいよ、気を使わなくて

人の携帯覗くのなんて好きじゃないし焼きもち焼いてるわけじゃないから」

「いいから見て」

そこまで言うならと思い見る

「近いうち両親が来ます

その時はどんな仕事が入っていようと少しの時間でもいいので家にいて下さい

私と円満にやっているように見せてくれればそれでいい

私が普段家を空けること、あなたが誤解していることなど

一切口にしないで下さい

もし何か言った時には今のあなたはいなくなると思ってね

あと最近何だか変わったような気がするけど

浮気なんてしたらどうなるかよく考えてね

脅し。。。??

「当たり前かもしれないけどご両親の前ではいい奥さんなの?

もしかして私とのことばれてる?」

「あいつの浮気は俺が何も言ってないからあっちの両親は全く知らないよ

せなとのことはもしかしたら気付いてるのかもしれない

せながいると思うと幸せで顔つきが変わったと思うし

隠せるほど器用じゃないから顔に出ちゃってるのかも

でもせなに迷惑をかけれないから家で幸せそうな顔してちゃいけないのかな。。。」

「幸せならいつでも幸せな顔をしていてほしいし、いつも笑っててほしい

でも辛いね。。。

いつもこんなメールなの?」

「用件がないとメールは来ないからね

普段1番多いのは帰りに買って来てほしい物があるメールかな?

あとはご飯ないから食べて来てとか(笑)

もう慣れたよな~

何年こんな感じなのか覚えてないくらいだし(笑)」


いつか私たちのことがばれるときは来るのか?

その時、しんはどんな目に合わされるのか?

この時はさすがに冷静になり考えたが

これ以降は当分の間は疑うようなことを言われることはなかった






しんが数日、仕事で遠くへ行くことになった

毎日会っているわけではないのに近くにいないと思うと心細い

行く前日に会うことになった

「忙しいからしょっちゅうは無理だけど連絡はちゃんとするから」

「本当は仕事って言いながら家族サービスなんじゃないの?」

「違うよ、調べればわかることだから信用できないなら調べなよ」

確かに仕事だった

「俺も不安だな

離れるのは淋しいしせなは羽根を伸ばしそうだしねあせる

あれだけ言い切ったけど今日は狼になりたいよ汗

「いつそうなっても私は大丈夫だよ

数日離れるから勢いなんて思わないしね」

しんはしばらく黙ってどこかへ向かい始めた

私はいつになく緊張した

いつそうなってもいい。。。そんなことを言ったものの心の準備をしてなかった

しばらくして車を停めたので外を見て驚いた

夜景も星空もとても綺麗なところだった

そんなに遠い場所じゃないのにこんなところがあったなんて知らなかった

「ここは1人でしか来たことがないんだ

息が詰まりそうになった時とか何も考えたくないときに

この景色を見て解消してたよ

せなと出会ってからは来ることはなくなってた

前は辛いときに見てたけど幸せなときに見る方がもっと癒されるね」


ドキドキして期待したのにちょっとガッカリ。。。

なんて気持ちにもなったけどほのぼのとした表情のしんに癒される

「これからはこの景色は幸せなときに来る場所に変わったし

もう1人で来なくてもいいんだね

せなと見たこの時間は一生忘れないし宝物だよ」


相変わらず何もない2人(^_^;)

始まったばかりなのにずっと一緒にいるような落ち着きが不思議だった

時間をかけて育んでいけばいい

そう思いながらも何か淋しくて


この頃、職場で誘って来る人がいたので興味がないし困っているくせに

「遊びに行ってみようかな~」

「明日の仕事後、どうせしんは会えないんだろうから飲みに行こうかな~」

なんて可愛げのないことを言ってみた

「行く必要性があるなら止めないよ

でも俺と会えないとか奥さんがいるくせにとかのあてつけだったら行かないで

いい気持ちなわけないでしょ」

怒ることはなく冷静に

いや。。。少しやきもちっぽく言い返した

そして私もとうとう言ってしまった

「どうして何もしようとしないの?

ただホッと一息つく時間のために私が必要なの?

好きなら抱きたいって思わないの?」

しんは動揺することもなく言った

「抱きたいと思ってるよ

正直言えば1番最初に会った時もこのままって思ったよ

でもそうしたらしたでやっぱりやりたかっただけだと思われるも嫌だし

少しずつ進んでいけばいいと思ってる

こうして短時間しか会えないのにすぐにそういうところへ行ったら

それこそそのためだけに会うって感じで嫌だし

毎回抱きしめるたびに本当はドキドキしてこらえるのが大変なんだよ

だからもしそうなる時が来たらちゃんと受け入れてほしい

不安になってあてつけとか試すようなことはしないでくれるかな?

嫌いになることはないけど落ち込むよ」

「わかった。。。

私の考えすぎなのかな?

いつか心も体も愛し合えるときがくるんだよね?

信じていいんだよね?」

「うん、信じて

自分も誠意を持って接していきたいから」

それからというものドライブだけではなくまた少し離れた場所で

食事などをしても帰りはまっすぐ帰ったり昼間のデートなどを楽しんだ


もし騙されていたとして何度もデートだけを重ねてもこの人には何の得もない

リスクを背負ってまで私と出かける必要なんてないんだし

ただ、したいだけだったらこんな時間や手間をかける必要もない

数週間こんな時間を過ごして一緒にいられる時間の大切さ、温かさを実感した

逆に体の関係がないことで心の絆が強まっていったと思う