約束の日

待ちに待った旅行の日

私は一睡もしていない状態

遠足前の子供と一緒


しんが近くまで迎えに来ていざ出発

天気にも恵まれた

植物園や色々な店に入って2人ではしゃいだ


なぜ植物園になったかというと

しんはあまり興味がなかったけど

ただ私が花が好きだから。。。

今回は私のために計画してくれた


温泉は一般的な温泉で日頃の疲れを癒せる

温泉では別行動だけどお互いにリフレッシュして

出た時に会う爽快感は何とも幸せ


夕飯のコースはとても豪華でどれを食べても美味しい

こんな贅沢をしていいのか?と申し訳ない気分になるほど汗

食事の後はバーに行ってしっとりと飲む

「無事に来れて良かった」

「楽しい時間と落ち着いた時間

全部堪能出来ておなかいっぱいだよ」

2人共、酔わない程度に飲んでいたけど

そろそろ寝ようか?ということになり部屋に戻る

シャワーを順番に浴びて着替える

「俺、いびきがうるさいと思うから先に寝た方がいいよ

寝顔をずっと見たいし(笑)」

「じゃあ寝ない!

いびき録音する!」

そんなことを言い合いながらベッドに入る


しんは最初は腕枕すらして来ない

「ねぇ。。。なんか淋しくない?

腕枕くらいしてよ」

「え。。。?いいの?」

ここまで来て嫌なわけないでしょ。。。

心の中で言ってしまった


車の中で抱き合うのとは全く違うものだった

ドキドキするのは変わらないけど

体が熱くなる

自然と顔を見合わせてキスをする

いつもより長く、ちょっとエッチに。。。

そのまましんは私の胸に手を伸ばしてそっと触り始めた

2日前の午前中にメールが入る

「嘘ついたりしたくないから正直に話すね

さっきいきなり明後日はどんな用事があろうと夜は家に帰って来いって言われた

泊まりの予定があるって言っても普段は何も言わないのに

今回は聞き入れないんだよ

相手の親が来るとか何とかって言ってたけど内容はよくわからない

でも出来ることはするからせなもあきらめないで待ってて」

まさか。。。

こんなことになるとは。。。

考えてもいなかったし不倫というのが頭から離れていたのか?

物凄くショックで腹立だしい気持ちにもなった

「わかりました

今回はもういい、あきらめよう

これからはなにも期待しない

私たちは所詮不倫で私は愛人で2番目

そんなことを思い知らされた」

その後しんからすぐに返事はなかったが夜になりメールが入る

「話したいことがあるから今から少しだけいい?

あと30分あれば着くから出て来てくれないかな?」

「言い訳とか謝る言葉とか聞きたくないから来ないでいい」

「じゃあ〇〇でずっと待ってる

来たくないなら来なくていいよ

自分の気が済むまで待ってるから」

それから3時間が過ぎようとした頃

強がっていた私だけど気になってその場所へ行ってみた

どうせいないだろうと思いながら。。。

しかししんはいた

寝てしまっていたけど明らかに待っていた

運転席の窓をノックする

慌てて起きたしんは助手席に回るように指を指した

「来ないと思ったよ」

「いなと思ったよ」

2人して顔を見合わせて笑ってしまった(^_^;)

「昼間はごめんね

ちゃんと何かしら対応してから伝えればせなに嫌な思いさせずに済んだのにね

嫁とじゃ話にならなそうだから直接親に連絡したよ

そうしたら近いうち最近の様子を聞きに行こうと思っただけだって

予定があるならそっちを優先しろって」

「そうだったんだ

でも奥さんはなんでそんなに慌ててたのかな?

何か女の勘でも働いてたりして。。。」」

「そうかもしれないけどね

俺が直接断ったのを親から聞いて怒ってたけど

それなら自分も親に子供を預けて出かけるって言ってたよ」

「どこに?」

「聞いてないからわからないけど男のところだと思う

今まで何度もこんなことがあったし

俺が本当に泊まりの仕事に行ってる時も

ばれてないと思い込んでほとんど出かけてるから

まぁ、嫁の話はもういいよね?

旅行は予定通り行ってくれる?

今から行かないってなったら余計に怪しまれるよ(笑)」

「それもそうだね

じゃあまた明後日にゆっくり話そう」


本来は怒ってるはずなのにこの人はなぜか許せてしまう

会えると決まったときに一緒にいれないと言われたのは今回が初めてで

計りきれないほどのショックだった

わがままも嫌味も言わないと決めていたのに言ってしまった

でもしんはこう言った

「せなはいつも我慢したり遠慮したりしてる

もっとわがままになって感情を出してほしい

気を使ってるんだろうけど逆に俺のことはどうでもいいんじゃないか?って

不安になってるときもあるんだよ

今日は嬉しかったな。。。

どんな言われ方されようと絶対にせなとの約束を優先するって思った

相手の親に自分からこういうことを言うのは初めてだったよ」

しんは何でも器用にこなすこと井がが出来る人だ(恋愛以外だが)

でも私はしんの背中を押す新たな力を与えた

付き合い始めた当初しんが私の部屋に来ることはなかった

もしここで目撃されたらまずいだろうというのがお互いにわかっていたから


付き合い始めて1ヵ月が経つ頃、しんに言われた

「1泊になっちゃうし時間は短いけど旅行に行かない?」

ここのところ旅行なんてしてなかったから何だかワクワクして嬉しかった

私も急には長い休みは取れないし私の次の連休に合わせて

しんがこつこつと計画してくれていた

「場所はどこがいい?」

「どこでもいいよ

決めてもらった方が嬉しいかな」

「わかった

じゃあ楽しみにしててね」


旅行。。。とうとう結ばれるときが来るんだ

そんなことを考えてるのは私だけ??

もしかしたらしんは純粋に旅行だけを考えてるかもしれない

でも思い出になる場所へ行き一緒に寝る

それだけでも夢のような話


「こんな感じでいいかな?」

行く場所や時間などの詳細がメールで入る

午前中に出発して植物園、温泉、ホテルでの食事

次の日は付近に色々あるのでその時に気になった場所へ行く

お任せにしていたので異議はないし考えてくれたという気持ちだけで嬉しい

「お互いに普段の生活は忘れて2人だけの時間を過ごそう

今から楽しみだよ」

「私も楽しみ

今から寝れない日が続くかも」

予定は1週間後

しかし旅行の2日前、問題が起きる