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雨漏り研究会のブログ

雨漏り調査・修理に関する情報提供および活動報告。


先月神奈川県横浜市
で行った雨漏り調査 の報告です。

全面リフォームから3年程経過し、1階窓枠上部から雨漏りしている案件です。

今日は、普段私どもがどのような考え方で調査を行っているのかを少し紹介します。

まず、今回の建物が在来工法・サイディング仕上げで、1階窓からの漏水

ということを念頭に、「侵入経路 」と「漏水原因 」の予想を行います。


*侵入経路(「仕上層 」の欠損箇所)予想

①サイディング目地のコーキング亀裂箇所

②1・2階窓回りのコーキング亀裂箇所

③ケラバ(屋根の妻側)回り

④屋根(ケラバ金物の施工不良の可能性)


*漏水原因(「防水層 」の欠損箇所)予想

①1階窓回りの「防水層」の施工不備

②サイディング下地の横胴縁の釘穴

③壁面の防水シート施工不良部位(亀裂・重ね不備等)

④ケラバ付近の防水手順不備


散水調査 の結果下記の事が分かりました。

*雨水の侵入口:②のサイディング目地のコーキング亀裂箇所

漏水原因 :①1階窓回りの「防水層」の施工不備

    もしくは

         ②サイディング下地の横胴縁

※漏水原因は改修する際にサイディングを?すことで、最終的には一つに特定されます。


以上のように、雨漏り発見には「侵入口」と「原因」の二通りの見立てを行う技が必要となり、

それを精度高く行うには豊富な「知識」と「経験」が必要となります。


これからも、もっともっとたくさん勉強し、様々な雨漏り案件を経験することで、

雨漏り に苦しむ多くの方々を救済していきたいと思います

神奈川県横浜市中区 のテナントビルの雨漏り調査 のエピソードを紹介します。

そのビルは5建てで4階までがRC、5階が鉄骨ALCで増築された建物で、

雨漏り は4階テナントの2店舗の天井付近から発生。

経験的に漏水原因を増築部分の基礎アンカー回りと推測し調査開始。

侵入口の特定のため、高圧水で5階ALC壁面に散水 します。

ALC壁はコーキングの経年劣化による亀裂部位から漏水するケースが多い

のですが、この建物はコーキングの補修工事を行って間もないため目視では

亀裂らしきものが見つかりません。

そこで一番コーキング処理のしづらい貫通管(ダクトや換気口等)回りに

狙いを定め散水と待機を繰り返すこと約2時間。

出てきません。

戦略練り直しも含め一旦お昼休憩..そして休憩から戻ると...

出ました!見立て通りに貫通管回りのコーキングからの漏水です。

このビルは全ての階に飲食店がはいるテナントビルのため、

階下への漏水原因箇所と思われる5階床スラブのアンカー回りを目視で確認したり

修復したりすることが出来ません。

そのため今回の調査目的は侵入箇所の特定なので、念のため屋上周りの散水の

準備をしつつ午前中の散水箇所からの漏水 が止まるのを待つこと1...2...3時間...

気付くとすでにお店の開店時間が迫ってきています(汗)

祈ることさらに2時間...

止まりました!奇跡的に開店10分前にお店のカウンター上からの水が!

テナントビルの調査は本当に肝を冷やすものです。

後日屋上の散水調査を行い、漏水箇所のコーキングをして完治しました。

先日行った神奈川県横浜市 での雨漏り調査 の事例を紹介します。

木造サイディング貼りのこの案件。築ててまだ3年弱で雨漏り発生です。

この家を建てたビルダーさんが何度か調査し修理したそうですが、

1階窓枠上部からの漏水がいっこうにおさまらないとのこと。

そこで、ビルダーさんの予算で調査を行うことになりました。

足場がないため、2連梯子を使い壁面の状態を確認。

コーキングにもサイディングにも目立った損傷は見つかりません。

雨漏り している1階サッシの天端から高圧水にて散水開始。

1階窓→壁面→2階窓と散水しましたが中々出てきません。

ビルダーさんが何度補修しても直らないだけあって中々手強いです。

残るは2階浴室の換気口とケラバ回りに絞られました。

換気口に散水し待機すること30分...出てきません。

そしてケラバに散水を初めて間もなく...出ました!

一般的な調査屋さんの調査であればこれで終了。

侵入口のケラバ回りを塞いでください。となるところですが我々雨漏研 は違います。

雨漏りの原因箇所の特定は慎重を要します。

そこで侵入口を確実に特定するために「特殊発光液」を使います。

まず、換気口にUVライトに反応すると緑色に光る特殊発光液を散水します。

そして、換気口を養生し上部のケラバ付近に赤色に光る発光液をさらに散水します。

待つこと30分出てきたのは換気口にかけた緑色に光る発光液の方でした!

サイディング仕上げの建物の場合、下地の胴縁が横貼りされていることが多く、

壁内部に侵入した水が下に落ちてくるまでに時間がかかるケースがままあります。

そのため誤診に繋がることも多く、普通の調査法では中々発見できないのです。

特殊発光液 を使用し入口の特定が出来たことで、原因箇所(防水層の欠損箇所)も

一箇所に絞ることが出来、この後スムーズに復旧することが出来ると思います。

雨漏り調査 は一筋縄でいかないだけにやりがいがあって面白いですね!