雨漏り研究会のブログ -2ページ目

雨漏り研究会のブログ

雨漏り調査・修理に関する情報提供および活動報告。

ここ数年、築浅の建物の雨漏り が大変増えています。

その背景には「建築材料の性能の低下」や「人為的な施工不備」といった要因

があるように思われます。

機械化が進んだ現在、建築の現場に於いても、機能よりも利便性が優先される

傾向にあるように見受けられ、長引く景気の低迷とともに、現場でのコスト意識は

高まり、その傾向はますます顕著になってきています。

円滑でスピーディーな現場の進行において、利便性は当然求められてしかるべき

大切な機能の一つと思われますが、その代償として完成する建物には様々な火種

が内在しているのが実情ではないでしょうか…

建物の雨水に対する備えは、モルタル壁やサイディング、タイルなどで表面を覆う

「仕上層」 と、その内部で躯体そのものを防水シート(防水紙)で包みこむ「防水層」
により構成されており、普段風雨や紫外線に曝される仕上層は数年でひび割れや

コーキング材の劣化により防水の用をなさなくなりますが、内側にある防水層が

機能することで、雨水が建物内部に侵入することや断熱材などが濡れないように

防御しています。

昨今、頻発する雨漏り背景にあるもの、それはこの防水層がきちんと機能せず、

仕上層の経年劣化とともに侵入した雨水によるものです。

利便性を優先し、機能をないがしろにしたシワ寄せは、数年で確実に現れます。

建物完成後の雨漏りは、金銭面および精神面での負担が大きいばかりでなく、

目に見えない壁の内側で、じわじわと建物が蝕まれ大変危険です。

私ども雨漏り研究会 では、建物の建築途中に散水試験を

行い、防水層の状態を確認した上で、建物を仕上げることをお薦めしています。

建築する全ての建物で、この「新築時散水試験 」をご採用頂いているビルダーさん

多数おり、防水層の是正指導等も行っております。

雨漏りによるストレスを防ぎ、ビルダーさんとお客様との快適なリレーションシップの

構築にご協力したいと考えております。是非ご活用ください。