ペルー旅行 番外編
セニョール、セニョーラ、セニョリータ
ペルーで良く耳にしたフレーズがこれ。英語のミスター、ミセス、ミスに当たるスペイン語ですね。ポルトガル語も同じです。CAさんが乗客に声を掛ける時に良く使います。
ちなみにフランス語だと、
ムッシュ、マダム、マドモアゼル
マダムだけエロい響きがするのは気のせいでしょうか?
CAさん以外にも当然、ペルーで声をかけられるシーンは幾度もありました。
クスコのレストランの見晴らしのいい二階の窓席でアルパカ料理を食べたあと、外を眺めていると後ろから、
「セニョール?」
「ウジューライクサムシングトゥドリンク?」
スペイン語が喋れない観光客には、セニョールだけスペイン語で、あとは英語になります。
せっかくなので、期待はできないけれど、ホットコーヒーを頼んでみました。
写真の雰囲気と反比例して、思ったとおりクソ不味い珈琲でした。ミルクを入れてごまかそうとしてもぬるくなっただけで味は変わらず。結局、ペルーで美味しい珈琲に当たったことは一度もありませんでした。
でもスタバのスターバックスラテは日本とまったく同じ味で安心しました。
なお、わりとあちこちで無料でもらえるコカ茶は、古本を煎じたような味で、どうしても思い出せないけど、これまでの人生で一度味わったことのある不思議な味でした。もちろん、そんなに美味いものではありません。
(味覚は個人の見解です。)
さて、セニョール関係で思い出すのは、
①「コモエスタ赤坂」というムード歌謡
②「セニョール・パ」という漫画
③「抱いてセニョリータ」という山Pの曲
④「セニョールピンク」というドフラミンゴの手下の名前
世代によって思い出すセニョール関係は異なりますが、①のロス・プリモスが唄ったムード歌謡の代表曲「コモエスタ赤坂」は、私が子どもの頃、当時のおじさん達がよく歌っていました。
コモエスタ セニョ〜ル♬
コモエスタ セニョリ〜タ〜♬
コモエスタ=How are you?なので、直訳すると「ご機嫌いかがですか?」になってしまいますが、なんせムード歌謡なので、このねちっこい歌い方はきっと、夜のムーディーなショットバーで、昔の恋に想い耽る女の心情を唄った曲と解釈するのが良いかと思います。
また、歌の最後に再びスペイン語で
「デルコ〜ラ〜ソン〜♬」という言葉が出てきます。直訳では「心の」になるので、意訳するときっと、「想い出の赤坂よ〜♬」みたいな感じになるのではないでしょうか。
ちなみに私の10歳上の先輩に赤坂さんという人が居ましたが、この歌が鉄板の持ち歌でした。赤坂を連呼するところで、自分のことを指差すわけですが、それだけで笑いを取れるのが凄いと思いました。
それはまさに、インカの石組み職人の如し。
鉄板だけに。
無理矢理なペルー締めで失礼しました。