ペルー旅行 お土産の話 | マチュピチュピチュのペルー旅行

マチュピチュピチュのペルー旅行

リフレッシュ休暇を取って、ペルーに旅行することを決めたけど、現地の情報が今ひとつ物足りなかったので、自分でも情報を提供してみようと始めました。ペルーに行く人の参考になるようにアップしていこうと思います。

ペルー旅行 お土産の話


夢のような体験だったペルー旅行から現実世界に戻って来てはや3日。溜まったメールの処理と会議の資料作成、後回しにしておいた商談など、初日からトップギアで走ってます。


連日残業のハードワークとなっていますが、それでもペルー旅行の過密スケジュールと比べたら、比較にならないほどのありふれた日常です。忙しいと言ってもすべて想定内だし、ナスカの地上絵を通過する時の緊張と慌てぶりに比べらたら、何もかもが平凡です。



「会社」という、チケットを必要とせずに入場できるコミュニティに久し振りに顔を出し、多くの顔見知りから異口同音に言われる第一声は、



「焼けてますね。」



日焼け止めのケアを怠ったため、肌を露出させていた顔や首回り、耳さえも日焼けで皮が剥けました。また、顔の部分で最も突出している鼻だけは別格に焼け、現地で1回、帰国してから1回、合計2回剥けたくらいです。


しかし、実は一番酷いのは手の甲と手首です。ここに至っては痛みも伴う火傷並みの日焼けです。逆に焼け過ぎて皮剥けも遅れるほどです。まさか山がこれ程の日差しの強さだったとは。居る間は気が付きませんでしたが、帰ってから色々と気付かされることがあります。


これから行く人は気を付けてください。日焼け止めは必携です。



さて、コミュニティに属する人々の第一声が終わると、私がネタばらししない限り、続く第ニ声も似通った反応となります。



「何処に行ったんですか?」



日焼けしただけで、これまでに無いエンゲージメントを稼いでいます。



「マチュピチュに行って来たよ、ペルーの。」



ふつうなら、聞いてもどの辺にあるのかピンとこない「マチュピチュ」と「ペルー」ですが、今回、近いタイミングで日本皇室の眞子さまが訪問したことによって、それまでそんなに興味があるわけでもなく、朧げに聞いたことのあるくらいのマチュピチュとペルーが、このあと一躍トレンドワードになっていたことに気付かされます。



「あ〜、マチュピチュね!」



「あ〜、」って言ってるこの人、昨日までマチュピチュがペルーにあることすら知らなかったくせに、一夜にして渋谷のハチ公くらい身近な存在に変わっていました。


推定1GRPのマスメディアのニュースという形の大宣伝によって、知らない人は居ないほどメジャーになっていたマチュピチュの説明はほとんど不要となり、私もそれに乗っかって、



「眞子さまと2日違いだったよ。」



というこれ以上無い便利なセンテンスで、話を盛り上げることが出来ました。しかし、眞子さまを多用し過ぎると、こんなことになります。



「真似したの?(眞子さまの)」

「俺のが2日早いよ。(真似するか!)」


「会えなかったの?(眞子さまと)」

2日違いで。(さっき言っただろ!)」



マチュピチュの説明が要らなくなったのは助かりますが、なんとなく主役の座を眞子さまに持って行かれたのは残念です。



「マチュピチュって、何文明だっけ?」

「インカ」


「インコ?」

「インカ!!」


ンコ?」※アメブロ倫理規程

   笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑

「・・・」



もし私が小学生だったら、きっとこんな会話になっていたと思われます。そして油断すると、インカかマチュピチュがそのまま私のあだ名になったりします。


それからきっと、マチュピチュが次第に変化して、マチュ→マッチ→マッチ売り→露天商→ロテンとあだ名が変遷し、最終的に「ロテン」に収まるわけですが、もはやその時はマチュピチュの原形は影も形も無いことになります。露天商もロテンとカタカナにすると、オランダのサッカー選手みたいで、あだ名にしてはちょっとカッコいいかもw(もちろん、これらは妄想です)


※オランダのサッカー選手=ロッペン



小学生で思い出しましたが、ナスカに行ったとき(正確には「イカ」ですが)、現地で小学生並みのお土産を買ってしまい、その時は安価でとってもいい会社へのお土産が買えたと喜びましたが、帰ってから冷静に見つめてみると、小学生かよ!と思えるその超ガラクタぶりに愕然とし、とりあえず、配るのはリマの空港免税店で買ったチョコレートだけにし、ガラクタは配らないことにしました。


それがこれです。


ナスカの地上絵が描かれた石のキーホルダー。隣のテトラポット型のパッケージはリマの空港免税店で買ったチョコレート。



チョコレートの方は、味見したら美味しかったのと、パッケージがオシャレで値段も手頃だったのでちょうど良かったけど、石の方は旅行の前半の衝動買いだっので、あまりにも稚拙なガラクタに恥ずかしくなったというところです。



というわけで、会社の人達にはチョコレートを配り、念のため小学生並みのココロを持っている人用に会社に持って行くまではしましたが、結局恥ずかしくて配れませんでした。


ところが、チョコレートを配ったあと、人によって色んな味があることをみんなが話題にし始め、何味があるのか?と、盛り上がって来たので、実はこんなのも買って来たんだけど、恥ずかしくて配れなかった石のキーホルダーを見せたところ、みんなが欲しいと言い出したので、じゃあ、絵柄もたくさんあるから好きなのを1個ずつ選んで!と、結果的に配って喜んでもらえることになりました。


昨日もブログを読んでコメントしてくれた読者とペルーオフ会をし、まだ少し残っていた石のキーホルダーとチョコレートをお土産として渡すことが出来ました。ついでに、やたら話し掛けてくる食事したお店のマスターにも石をあげました。



ただのガラクタだけど、私と同じ感性を持ってくれた人と、気を遣って喜んでくれた人と、とりあえず喜んでもらえて良かったです。



ちなみにクスコのお土産ショップでは、自分用にさらにくだらないモノをいくつか買っちゃいました。こっちの民芸品はちょっと高いです。


インカ帝国建国の祖パチャクテクの面

(上から3つ目、左から3つ目の光ってる面)


左側の空いてるところにあったナスカの地上絵と12ヶ月分のアイコンを干支カレンダーのように周りに刻んだ木製の皿。


瓢箪のような実を、乾燥させたあとに手書きでデザインした小物入れ。蓋が開きます。



それぞれだいたい50ソル(1ソル=33円)くらいの買い物でした。お願いしたら少しだけディスカウントしてくれました。



お土産は、ココロに刻んだ想い出だけで良いと決めていましたが、あまりにも現実感のない夢のような出来事だったので、物理的な証もまた、あっても良いのかなと、帰ってから改めて思いました。



というわけで、番外編「お土産の話」でした。