いつまでも半導体エンジニアと思うなよ -2ページ目

いつまでも半導体エンジニアと思うなよ

レコーディング・ダイエットならぬレコーディング・レベルアップ日記。または「時間資本主義時代」を生き抜くエンジニア・研究者のためのブログ。


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「時間価値」を最大化するエンジニア・研究者のための思考OS

・準備できたからできるのではなく、やるから準備できる

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何かを始めようとするとき、「来月から」とか、「もう少し慣れてきたら」とか、準備が整ってから始めたくなるものですが、もしそうであるなら、その時点でその試みが成功する確率は低いと言わざるを得ません。

仕事上のチャレンジ然り、新しいスポーツへの挑戦然り、ダイエット開始やイベントへの参加なども然りです。

準備ができてから、ではなく兎にも角にも第一歩を「今日」始めることで、その試みが実現する可能性は飛躍的に高まります。「今日」始めてしまうことで準備ができるようになるのです。


もちろん、準備など全く要らないという意味ではありません。事業を興すだとか、大きなイベントを開催するだとか、他者へ迷惑をかける可能性がある場合には周到な準備が必須となります。しかし、その場合においても、準備のための具体的な一歩は「今日」踏み出すべきです。そしてできることなら、その第一歩は次の第二歩につながるような行動をしたいところです。

具体的には、例えば人と会う約束をいれてしまうとか、◯月◯日にやりますと告知してしまうとか、イベント参加申し込みして参加費振り込むところまでやってしまうとか、です。

第二歩につながる第一歩を「今日」始めてしまい、明日は第三歩につながる第二歩を踏み出す。その連続で物事は進んでいくのです。


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 90日間プロジェクト 残り26日

本日の活動内容:
「半導体の未来を考える会」改め「エンジニアの未来を考える会」 
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気付けば90日間プロジェクトとして当初設定していた実行日である4月4日まで残り30日を切っていますが、少しプロジェクトの方向性を変えさせて頂きます。変えさせて頂きますというか、ようやく自分のやりたいことが見つかった、という感じです。


2月22日(日)の「半導体エンジニアが半導体の未来を語る」セミナー中に参加者と議論する機会があったのですが、「半導体の未来を考え」た結果どうしたいのかを考えたところ、結局「エンジニアが活き活きと働ける日本にしたい」ということに落ち着きました。


もちろん自分一人の力で社会を変えることなどできませんが、これから歩んでいく人生の中で、「個人」と「組織」の観点から「エンジニアが活き活きと働ける日本にする」ためにはどうしたらいいかを考えるため、「半導体の未来を考える会」改め「エンジニアの未来を考える会」を結成することにしました。すでに数名の方が「半導体の未来を考える会」への参加を表明してくださっていますが、その方達にとっても有益な方向転換であると考えています。

(お読みくださっている方からしたら「何を訳の分からないことを書いているんだ変えたきゃ勝手に変えればいいだろう」という感じと思いますが、本人にとっては大きな心境の変化があったのです。)

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第一回「エンジニアの未来を考える会」

日時:2015年4月4日(土)10:00~12:00
場所:都内某所

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半導体の未来については、「エンジニアの未来を考える会」のテーマの1つとして、また、自分の本業の中で考えていきます。「考える会」詳細については明日以降また書きたいと思います。
実に1週間ぶりのブログ更新です。反省文代わりの内容を。

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「時間価値」を最大化するエンジニア・研究者のための思考OS

・セーフティネットから外れたときに引っ張り上げてくれる「仲間」を作る

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エンジニアをやっていると、時折(しょっちゅう?)納期のせまった重要な仕事がいくつも襲いかかり、どうしてもいっぱいいっぱいになってしまうことがあります。自分の力を100%使いきらないと対応できない時期があるのもエンジニアの定めかもしれません。もちろん365日常に自分の100%以上の力を求められ、「成長」しても楽にならない状況であればそれは「環境」の方が間違っている可能性が高いですが、そういう状況下ではないと仮定します。

筋トレや早起きなどの良い週間も、仕事の繁忙期がくるとあっという間に途絶えてしまい、「いつもの日常」に流されてしまいがちです。そうならないための「セーフティネット」の重要性を、 「個人的成長度合いの測り方 」や「巧遅拙速単発持続」などで書きました。

具体的には、巧遅単発よりも拙速持続を基本方針とし、新しい人と会う、ブログを書く、家族を顧みる、などを定期的に、できれば毎日行うことをもって「セーフティネット」としました。



しかし、「セーフティネット」の構築だけでもまだ甘いケースが存在します(しました)。

仕事の繁忙期は、定期的または不定期にやってきますが、その時期と家族・親族のケアが必要な時期が重なったらどうでしょうか?自分または身内が重病を患ったり事故にあった場合は?その他にも、ご近所付き合いのトラブルに巻き込まれたら?ご近所でない怖い人達に目を付けられてしまったら?投資で大きな失敗をしたら?昇進・転勤・転職などキャリア上の転換点と重なったら?天変地異に巻き込まれたら?自分、家族、知人が(無実かそうでないかに関わらず)逮捕されてしまったら?


そういったことが重なるのは10年に1度かもしれませんし、一生そういったトラブルとは無縁でいられる人もいるのかもしれません。しかし、頻度は少なくても、実際に起こりえる話です。そしてそういったことのいくつかが重なったとき、「セーフティネット」であるはずの、人と会う余裕もブログを書く余裕も家族を顧みる余裕もすべてなくなってしまうことは十分あり得ます。


どうしてそんなバカなことをしたんだ!と言うのは簡単ですが、起きてしまったことは仕方ありませんし、後からならいくらでもどんな理由でもつけることができます。


「セーフティネット」から落ちてしまった後に必要なのは、「そういうこともあるよね。うんうん、あるある。でも君ならきっと大丈夫!僕が力になるよ。」と言ってくれる「仲間」です。「おいおい、僕なんか君の100倍忙しい生活を送っているけど心にも懐にもこんなに余裕があるぜ」と見せつけてくれる「仲間」です。そういう「仲間」が近くにいないならば「自分」で自分にそう言ってあげる必要がありますが、「セーフティネット」から落ちるレベルだとその余裕が無い精神状態である可能性が高いため、やはり「仲間」の存在が欲しいところです。


マリオカードで言うならば、コースアウトしたときに引き上げてくれるジュゲムのごとき存在、ファイナルファンタジーで言うならばや「アレイズ(戦闘不能状態を直してくれる魔法)」をかけてくれる白魔道士のごとき存在が必要なのです。戦闘不能に陥った後に自力で復帰できるリレイズ(事前にかけておけば戦闘不能になった次のターンに自動で復帰できる魔法)は習得が難しい上に、仮に復帰したあとも体力が最小値のため、すぐにまた戦闘不能へ逆戻りなのです。(ゲームやらない人には分かりづらい表現ですみません。)自分でがんばって「リレイズ」するよりも(いい意味で)他人任せにして「アレイズ」してもらいましょう。


ということで本日のまとめです。



「セーフティネット」の構築とともに、そこから落ちたときのことも考えておく。
最も良い方法は、「仲間」を作っておくこと。



いつもお読み頂きありがとうございます。

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 90日間プロジェクト「半導体の未来を考える会」 残り27日

本日の活動内容:
英語スピーチクラブへ参加
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英語スピーチクラブへ参加してきました。

いつも以上に「半導体」とまったく関係ない活動ですが、この英語スピーチクラブのプログラムが、「考える会」の内容を考える上でとても参考になりました。
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「時間価値」を最大化するエンジニア・研究者のための思考OS

1日1回以上「仮説検証プロセス」を回す

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開発系の仕事をしていると、全く成果の出ない日が続くことがあります。特に開発内容が定型化していない研究開発系や、要求仕様がコロコロ変わるIT系の仕事に多いかもしれません。上手くいかない実験の準備やプログラム開発をするのは精神的に疲れますし、2時間かけて結論を出さない会議・打ち合わせ・ミーティングが次から次へとスケジュールに入ってきます。

もしそんな状況に陥っているとしたら、

1日1回「仮説検証プロセス」を回す

と決めてしまうと良いかもしれません。


もう少し具体的に言えば、

1日1回、実験して観察して考察する
1日1回、プログラム書いて走らせて考察する


など、具体的なところまで決めてしまうのです。

もともと1日に1回以上回すタイプの仕事なら、1日3回、5回、10回とさらにサイクルを回すことを目指すと良いでしょう。


これの何が良いかというと、上記サイクルを回すと決めてしまうと「ラク」なのです。

回すと決めていないと、「打ち合わせがありすぎて時間がない」とか「今大事な時期で忙しい」とか「あとでやった方が効率がいい」とか「戦略的撤退」とか言い訳がたくさん出てきます。言い訳といいつつ、一理はあるので「これはただの言い訳ではない」と「言い訳する言い訳」まで出てきます。


1日1回以上「仮説検証プロセス」を回すことが決まっているとそうした言い訳は「どうしたらできるか?」に変わります。


そして「どうしたらできるか?」が基本になると、いくらでもやる方法が見つかるようになります。


そして「やる」のが当たり前になると、「価値」を生み出す時間とそうでない時間が手に取るようにわかるようになり、一見無駄に思える会議は「仮説検証プロセス」を回している間の空いた時間に行けばいいと思えるようになります。スケジュールを押さえられてしまったミーティングの合間をぬって自分の仕事するとか、夜になって邪魔されなくなったからようやく「仮説検証プロセス」を回すのではありません。逆なんです。


仕事が手に付かない、という段階の人はもちろん、より多くの成果を出したい、高みを目指したい、という人にも使える考え方です。




ブログもたまに書くより毎日書く方がが圧倒的に書きやすいと頭では分かっているのに色々言い訳してここ数日書けていない自分に向けて書いてみました。。。

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 90日間プロジェクト「半導体の未来を考える会」 残り35日

本日の活動内容:
・異業種交流勉強会へ参加
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とある勉強会へ参加してきました。いわゆる異業種交流会ですが、会の趣旨は、半導体業界から教育業界、金融業界に至るまで、ありとあらゆるジャンルの著名人をゲスト講師として招いて講演をしてもらい、意見を交わし、相違を理解し合う、というものでした。

ちなみに今回のテーマは「投資」。バークシャー・ハサウェイの株主総会に参加したことがあるという投資アドバイス会社の代表取締役の方の講演があり、実際に投資する際に避けなければいけないことから、投資を通して得た人生哲学まで、幅広いお話を伺うことができました。

少し空いてしまいましたが、しれっと再開します。

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「時間価値」を最大化するエンジニア・研究者のための思考OS

・正しく「反射」で反応できるまで叩きこむ

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先日は「走りながら考える」という思考OSについて書きました。


「間違った方向に全力で突き進む愚」を犯さないためにも「考える」ことは重要だけれども、「考え」ているだけで「行動」を起こさないなら論外ですし、「行動」を起こしたとしても今の時代、遅すぎては意味が無い。そこで「走りながら考える」わけですが、では具体的にどうすればいいか?

いくつかあると思いますが、そのうちの一つに、

(生物学でいうところの)「反射」を用いる

というものがあります。


「反射」には、脊髄反射と、(医学用語ではないですが、いわゆる)反射神経を鍛えた結果の反応の2種類が存在します。

脊髄反射とは、熱いものを触ったときにとっさに手を引っ込めたりする反応のことで意志とは関係ありませんので、今回は触れません。今回はもうひとつの、(いわゆる)反射神経が良いほうの話を書きます。(反応が良い)反射とは、頭で考えることなしに必要な動作をできる状態のことです。

何かを脳で感じてから脳が指令を出すと、一般人で0.3秒以上かかるそうです。例えば、プロテニスプレイヤーのサービスは時速200kmを超えますが、これは大体0.4秒で自分のところにまで来ます。脳が「動け」と指令を出してから実際に動き始めるためにはさらに時間がかかりますから、一般人にプロの高速サービスを取ることはできません。しかし、プロテニスプレーヤーは高速サービスへの「反射」が鍛えられているため、サービスのフォームと打ち出された玉を見てから、約0.2秒で反応し、ボールが自陣に来る0.4秒までにリターンの準備まで行うのです。この反応は脊髄反射と違い、きちんと脳を経由していますが、考えてはいません。考える前に「反射」で身体が動きます。


仕事においても、このレベルまで反射神経を高めることができれば、「走りながら考える」余裕ができるようになります。


どういうことかというと、高いレベルの仕事をほとんど考えることなく「反射」でこなすことにより、より難易度の高い「考える」必要のある仕事や、戦略立案のための時間を生み出すということです。普通の人であれば反応すらできない高速サービスに適応し、さらに次の展開に備えるプロテニスプレーヤーと同じように、常人ではこなせないレベルの仕事をしつつ、次を見通すのです。


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 90日間プロジェクト「半導体の未来を考える会」 残り39日

本日の活動内容:
・「半導体エンジニアが半導体の未来を語る」開催
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2月22日(日)の初心者向け半導体セミナーは議論が白熱しながら、無事終了しました。
参加してくださった方々、たくさんのアドバイスをありがとうございます。
4月4日の「考える会」に向けての方向性が見えてきました。

今回のセミナー開催で得た「気付き」をもとに企画内容の変更とブログリニューアルの準備中です。
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「時間価値」を最大化するエンジニア・研究者のための思考OS

・走りながら考える

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一昨日、昨日と、

間違った方向に全力で突き進む愚
間違った方向でも突き抜ければ正しくなる

という思考OSを紹介させて頂きました。

正反対のことを言っているように見えますが、そうではありません。目的地への道順や方向性を考えずに「全力」で突き進んでも全くの徒労に終わるどころか周囲に迷惑をかけてしまう一方、もしその「全力」が、突き抜けて、ぶっとんで、卓越していれば、一見無駄に思える道筋にも新たな「価値」が生まれることもある、という話でした。


しかし実際のところ、われわれエンジニア・研究者にはこの2つの中間地点が求められています。目的地への方角が完全にはわからない状態で進み始め、進んでいく中で方向をどんどん調整していくこと、つまり、


「走りながら考える」


ことが必要とされています。


「走りながら考える」を最初に言い出した人はわかりませんが、私は下記の本でその言葉を知りました。

世界で勝負する仕事術 最先端ITに挑むエンジニアの激走記 (幻冬舎新書)/幻冬舎

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著者の竹内氏は、東芝でエンジニアとして働いた後、東大准教授を経て、中央大の教授となった方です。


以前、竹内氏の講演を聞いたときの話をこちらのブログ記事にまとめてあります。

著書から一部抜粋すると、

(引用ここから)

半導体は最初の段階では、製品の完成形が見えていません。工場や製造装置の立ち上げと同時進行で設計図を煮詰めていきます。(中略)半導体ビジネスはまさに「走りながら考える」ビジネスです。これから数千億円も投資する製品が本当に売れるかどうかわからないまま、とにかく走りださないといけない。

(引用ここまで)

というように、半導体ビジネスの構造が「目的地」や「道筋」があやふやなまま進めていかないといけないものになっているところから、「走りながら考える」スタイルを身につけたとのことです。私も同じ半導体業界のエンジニアとして、この状況はものすごくよく分かります。私のいる研究開発部門では、モノになるかどうかわからないけれども5年後には必要とされるはずの技術開発に「時間」と「お金」を大量に投資していますが、そうでなければ全く間に合わないのです。

そしてこの状況というのはなにも半導体業界に限らず、ほとんど全ての業界のエンジニアに当てはまるのではないでしょうか?基本となる技術を1から開発していたのでは間に合わないケースが多いはずです。そして、四半期程度の期間であればゴールを決めることも可能でしょうが、数年という単位で明確に未来を見通せる業界は少ないでしょう。そうすると多かれ少なから「走りながら考える」ことが求められるとも言えます。


個人の仕事の進め方でも同じです。一度話を聞いただけで、上司の求めるレベルの仕事を完全に理解し、期日までに仕上げることは普通は出来ないはずです。一度目標を提示されたら、ある程度やってみて、やってみた分かった知見をフィードバックしつつ上司にもホウレンソウする。その繰り返しでようやく当初定めたはずの「目標」がたしかなものと変わっていき、達成となるのではないでしょうか?


「走りながら考える」。個人として、組織として、「時間価値」を高めるために必要な考え方です。


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 90日間プロジェクト「半導体の未来を考える会」 残り44日

本日の活動内容:
・「半導体エンジニアが半導体の未来を語る」プレゼン資料作成
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2月22日(日)の「半導体エンジニアが半導体の未来を語る」と題したセミナーは、なかなか濃いメンバーが集まってきています。非常に楽しみです。

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2015年2月22日(日)超初心者向け半導体セミナー
    4月4日(土)「半導体の未来を考える会」
を都内某所にて開催します!

talknerdy.semicon@gmail.com

まで、お名前(ニックネーム可)と職種・業界を記載の上ご連絡ください。
半導体業界以外のエンジニア・研究者・営業・企画、の方の参加も大歓迎です。
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