正直申しまして、始めっからこのグループ、ワシはバカにしてました。なんせ「ミセス・ブラウンのお嬢さん」のちょろいイメージが強過ぎて、ただのティーン・ポップやんけとずっとそういう風に思っておりました。あんまりええ年して「ヘンリー8世くん」でもないなと思いながら、たまたまベストものを入手してたので(買うとんにゃないけ!)、まあちょっとじっくり聴いてみよか~と思い、今こうして聴いてるんです。(どやっちゅうねん?)
 いやぁ、、う~ん。やっぱりアレやねえ。ある程度年がいってくると、精神的に余裕が出てくるんか知らんけど、何でも許せるようになって来るんですかねえ。世の中許せんようなことばっかりやけど、逆に音楽に関しては、今なら何聴いてもオッケーみたいな自分が居るようです。特にポップであればあるほど、単純に「ええやんけええやんけ」になってしまうようです。
 で、このベスト盤、ご多分に漏れず、こういうブリティッシュ・ビート・ポップのハーマンズ・ハーミッツみたいな甘甘のバンドでも、生意気にサム・クックの「Wonderful World」なんぞも取り上げているし、やっぱしこの60年代中盤までの時期てのはソウルの影響とは、切っても切れない関係にあったんでしょうね。かと思えばブレンダ・リー、ヘレン・シャピロの60年代初期フィメール・ポップのスタンダード「The End Of The World」なんぞも小粋にテディ・ベアーズ風にやってくれてたり、ええ感じです。「Listen People」もドリーミーでとろけそうやし…。ただの甘甘ポップとばかり思ってなめたらあきまへんな。そしてこのベストものにはボーナスが3曲入ってまして、その最後から2番目がピート・デロのような室内楽風チューンの「Regardezt Moi」。そしてラストが「Oh You Pretty Things 」。デヴィッド.ボウイの曲とばかり思っていたのですが、こっちが先だったんですね。これもピート・デロかコリン・ヘアを彷彿させます。ますます、月亭八光(はちみつ)やからゆうてナメてたらあきまへんな。

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THE HERMAN'S HERMITS / The Best Of Herman's Hermits
 世間の気の弱いおっちゃん、おばちゃん達、韓流ドラマに夢中な中高年のおばちゃん、政治なんぞには無関心なおねえさん達、こういう人達を侮辱する気は毛頭ないのです。しかしこういった羊のような穏やかな人達が、表面的な好き嫌いで、世に起きる様々な事象の根底に潜むものを見誤り、やり過ごしてきたことはたぶん間違いじゃないと思います。
 右翼の街宣車は、さすがに最近は見なくなりましたけど、今どういう活動をしているのかあんまり伝わってもきません。その逆に極左の行動なども一切伝わって来ません。それらはメディアを通じて伝わることはないでしょう。ただし、右翼団体の誰それが小沢やNHKに銃弾入りの封書を送りつけたという出来事ならすぐにメディアは伝える。陰に陽にというか、ウラオモテ山猫というか……。(!?)ほとんどの有識者と言われる人にしても、多くの一般人にしてもウスウス気づいている人は多いのですけど、あんまり首は突っ込みたくはないですわね。だから、そういう意味では、人を騙すにしてはあまりにも出来過ぎてるし、最近は露骨になって来てるようにも見えます。ナメられたもんですね。
 
 そこで、ACの広告で苦情殺到というのが、ネット上では少なからず話題になってんですけど、別にあれはACが特に広告の時間帯枠を大量に押さえているんではなく、企業が今回の激甚災害を受けてCM自粛に及んだため、局がしょうこと無しに「よかったらどうぞ」ということでCMを流しているという事らしいのです。で、伝え聞くところによると、阪神大震災のときに、CMを流そうとした企業に、「こんだけみんな被災しとんじゃ、そんなときにチャラチャラしたCM流しくさって」と、顔にキズの入ったコレもんのおっさんがやってきて、抗議か圧力かけに現れた(威力業務妨害とちゃうんけ?)と、そういうようなこともあったそうです。で、そのときに使われたのも、今現在苦情殺到中のACの広告だったのを殆どの人は覚えてると思います。「善意をああいうふうに奨励してるから何がいけないのよ?」そういう意見はじつにごもっともなのでございます。しかしながら、かつてのテロ朝ニュース・ステーションですっかり馴らされ、久米宏キャスターの「世の中好きか嫌いだよね~♪」で来てしまった人達は、スッカリ表面的な感動や美しさばっかり目を奪われるようになってしまい、本質には気づかないというか、気づけないようにまでマインド・コントロールされてしまっているフシが見受けられるのでございます。
 で、話を前のほうに戻すと、聞こえのいいことを言うヤツが一方でいて、銃弾を送りつけてくる右翼が他方ではおる。この構図・相関関係を、震災の時期のCMで企業に圧力をかけてくる構図にぴったり当てはめて考えると、右と左は陰に陽に巧いこと連動してるな~と感じて来ます。カルト宗教のマインドコントロールでも用いられてそうな手法です。
 もっとわかりやすい端的な例は、日教組粉砕を叫ぶ右翼の街宣カー。あれの構成員は殆ど半島系であると、保守系のネット民なら誰もが知ってます。いかに日本の戦前が最悪だったかを謳うには、いちばん手っ取り早いでしょ。だから先に書いたのと一緒ってのがわかりますね。「戦前」「日の丸」「皇国」と単語が並ぶだけで「あ~嫌い嫌い、怖い怖い」です。それ以前に口にするのもイヤな疎ましいものに感じてしまうようになるんです。これらはテロ朝・チョウニチの功績ですね。誰が糸を引いているか、書くまでもないですわね。ネタは、ユーチューブでも保守系のブログでも至る所転がってます。書店へ行っても腐るほど出てます。しかしながら、この程度の話は、スパイ映画か、漫画でもちょっとカジってたら誰でも想像つくことなのです。それだけ「好き嫌い、怖い優しい」に訴える醜悪メディアに馴されるってことは恐ろしいことでもあります。
 
 だから、保守の役割というのは、そういう善意を騙る悪意を持った勢力からの洗脳を、荒縄をほどいていくように解いていく作業も含まれているということですね。いっときの感情じゃなくって、何が本能的に自然でいちばん良いかが保守派の原点になってます。逆に革命思想の原点は不満と嫉妬といった感情です。感情に訴え心を掴めば、それで成功だからチョロいもんです。後で泣くことになるけど…。
 てなことで、どちらが良いかマシか、一目瞭然です。
 ただ近頃は、保守を隠れ蓑に騙りながら、左へ引っぱる偽装保守も居るので注意しときましょう。
 ニッティ・グリッティ・ダート・バンドの初期のメンバーとして、カントリー・ロック系のソングライターでは、名の知れたクリス・ダロウなんぞも、マレに聴いてみたくなるのです。とにかくカントリーぽいのは、今の日本じゃ全く人気の無い音楽ジャンルというのが、けっこう悲しいですな。殆ど食わず嫌いと思うが、軽く聞き流すにもいいし、じっくり聴きこんでも肩が凝らんし、こんな楽しいジャンルはそうそう無いと思いますね。
 1stの名曲「Beware of Time」の入った『Artist Proof』のほうが、米SSWファンの間では名盤とされてますけど、この2ndセイム・タイトルのもごっつええな。やっぱり元NGDBだけに、いきなり人の懐に入って来る感じの人懐っこい風情がええですね。これも1曲目は「Beware of Time」を彷彿させる「Albuquerque Rainbow」。2曲目はリンディスファーンの3rdあたりを思わせる牧草の臭いしまくりのフィドルがたまらん曲。そして3曲目「Don't Let Your Deal Go Down」、これがなんと、どっかで聴いたことがあるのォ~、、、と思ったら、バーズの『Ballad Of Easy Rider』に入っていたワシの大好きな曲、「Oil In My Lamp」と殆どいっしょちゃうんけというフンイキの曲やおまへんか。それで待てよと、慌ててバーズのその曲を聴いてみると「アレ、ちょっとちゃうかったりして?」いったいワシは何を聴いてこれと同じと思ったんやろうと、しばらく狐につままれたように、元ネタを必死に探してみるのですが、どこに入ってたんかなと、そのまま思い出せずにおるのです。う~~ん、困ったな。。。
 誰か教えてくれへんけ? おまはんが探してんのはひょっとしてこれとちゃうんかと……。

 しかし、ぜんぜんレビューになってへんのぅ。。同じの4回は聴いてっけど、それにしてもごっつう名曲やな。マウンテンフィドルが脳天の中で目が回るみたいにぐるぐる回っとるがな。

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CHRIS DARROW / Chris Darrow
1973 United Artists UA-LA048-F