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スポーツにおける応援で最近2つのニュースがありました。一つはサッカー天皇杯での浦和レッズサポーターの暴力行為ともう一つは高校野球での優勝校となった慶應の応援マナーについてです。


そもそも論ですがスポーツは英国においてはいわゆる上流階級における騎士道に基づくアマチュアリズムあるいはアスレティシズムといったプロスポーツが生まれる前の精神が基盤にあり、フェアネスもその一つと言えると思います。


一方で市民の間では例えばフットボールといったお祭りのような催しもあり死人が出るほど激しかったようです。なにせ禁止令が出るほどでしたから、相当熱狂したんでしょうね。


ざっくり言えばそんな大きな流れがあったわけですが、スポーツとしてルールや協会と言った団体を設立したのは上流階級であり、どちらかと言えばその流れがあったのではないかと推察します。


その流れがプロ化されても色濃く残っているのがラグビーやゴルフではないでしょうか。


例えばコンバージョンキックでは観客は声を抑えて静寂の中で行われます(稀にブーイングとかありますが)。またラグビーのスクラムとかラインナウトはフェアネス精神により、真っ直ぐにボールを入れどちらのチームにもチャンスが与えられているわけです。サッカーの場合は最後にボールに触れたチームの相手チームボールになりますので、全く違いますね。サッカー経験者からすればラグビーのルールは理不尽にも思えるかもしれません。


しかしスポーツの上流階級の流れの起源には貴族の遊びとか騎士道精神に基づく決闘などがあり、勝つために手段を選ばないというようなやり方考え方は卑しいものであり受け入れられないものだったようです。


ですから相手のミスを喜んだり、相手のミスを誘発するようなブーイングなどは、考えられないものだったのではないでしょうか。


英国のパブリック校でのスポーツの奨励の目的としては世界に大英帝国を築きその各地の植民地でリーダーとして相応しい人物を育てる手法としてもあったようです。ですから、しつこいですがフェアネスが基盤にあるわけです。


勝つために相手チームを威嚇したり、プレッシャーを与えたり、暴力行為などもってのほか、という事です。


自分は日本で行われたラグビーW-CUPの際の応援が非常に素敵だと思いました。正直言ってサッカーの応援や先日のバスケW-CUPの応援(相手フリースローの時のブーイングとか)は好きではありません。コロナ禍の際の無声援はむしろいいな、と思った位です。


スポーツは遊びでもあるのです。それはアマチュアだろうがプロだろうが変わりありません。日本のスポーツ界が発展するためには応援の質も向上していく必要があるのではないでしょうか。プロ野球の応援は昔に比べて随分マナーが向上しましたので必ず出来ると思います。