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現在ラグビーW-CUPが開催されていますが、ラグビー界はスポーツとして正常進化を常にしているように感じます。


当方はかつてラグビー社会人リーグで闘うチームでプレーしていた経験があり、サッカー指導者がラグビーも経験している珍しい部類のような気もしています。実は幼少期は親の影響でラグビーを先にTVで見ていてルールは理解できてませんでしたが、ラグビーに慣れ親しんでいた土壌がありました。その後当時はプロ野球か相撲が2大プロスポーツ(相撲をスポーツというくくりで良いのか分かってませんが)でしたので遊びの中では野球と相撲、というのが昭和の子どもは多かったのではないでしょうか。


話を元に戻しますと、ラグビーは最近まで1995年まで)アマチュアリズムに則ってプロ化されてませんでした(リーグラグビーという13人制ラグビーは除く)。それは関係ないとは思いますが、正直ダーティーと言われてしまう部分はあったと思います。それは例えばスクラムやラック内などレフェリーに見えない所で殴る、蹴るう場合によっては噛みつく、といったおよそ紳士のスポーツという表現からかけ離れた行為などです。お互い承知の上で行っていたので、あまり表沙汰にはなってませんが、およそスポーツマンシップとは縁遠い部分があったわけです。まぁ肉弾戦ですから正直対戦相手をぶっ壊すくらいの気持ちでないとこっちもあっちも怪我をする、みたいなことを先輩に言われ盲目的に信じていたわけです。


しかしプロ化されて以降、観客という第三者からすればそんなラフプレーをお金を払って見に来たわけではありませんから、どんどん消えていったのではないかと推察します(もう現役退いてますので実情は不明ですが)。


更にはタックル時の危険さも年々対応され、首に腕がかかるようなタックル、いわゆるハイタックルや、相手の脚や腰、胴体にバインドしない状態で体当たりするノーバインドタックルがより厳格化され、今大会はイエローカード(シンビン)をしょっちゅう目にします。もっとも大会前のテストマッチで既にその基準は明確化されていて日本代表のリーチ・マイケル選手もテストマッチのサモア戦でシンビンではなく一発退場(レッドカード)を出されています。


スポーツは相手がいるから試合・ゲームが成立するわけで、敵をぶっ潰す、殲滅する、と言った愚かな戦争ではありません。ラグビーもスポーツであるならば同じです。気持ちは自分を鼓舞するためにぶっ潰す、ように思うのは構わないと思いますが、実際のプレーでは本能や感情で野生のようになりそうな時に理性で抑える、堪える、ことこそが人としての分別、スポーツがスポーツであるところだと思います。


残念ながら人間は愚かで不完全でミスや失敗をしてしまいます。しかしルールやマナー、あるいは罰、と言ったもので自制や、反省からの再起のチャンスが与えられています。より善くプレーする、ようにどんどん進化させるラグビーは素晴らしいと思います。


暴力はスポーツの敵です。結果的にラフプレーになってしまったプレーですらブーイングが起き、それを物語っています。ほんのちょっと昔には無かったことです。