ABOUT ROCKSHOW : ●ビートルズ時代の偉業 ロックの歴史を誰が語っても最も多くの時間とスペースが割かれるに違いない、1960年代に数々の金字塔を打ち立てた英国の4人組、ザ・ビートルズ(The Beatles)。 中でも、ジョン・レノンとのコンビネーションで数え切れないほどの名曲を生みだしたソングライターとして、閃きにみちた独創的かつ革新的なフレーズ・演奏を献じたベース奏者として、あるいは実験音楽ほかグループに持ちこまれた多様な音楽要素を類まれな編集能力でまとめあげたサウンドクリエイターとして、ポール・マッカートニー(Paul McCartney)をこそ未到のポップ境地を拓いた偉大な天才と言うべきだろう。
●ウイングスとしての真の世界制覇 ビートルズは1970年にポール自身が解散をアナウンス。ポールはほどなく1st.アルバム『マッカートニー/McCartney』を発表し、ソロ・キャリアをスタートさせた。71、73年にシングル「アンクル・アルバート~ハルセイ提督/Uncle Albert~Admiral Halsey」、「マイ・ラブ/My Love」がそれぞれアメリカで1位を記録し、73年発表の5作目のアルバム『バンド・オン・ザ・ラン/Band On The Run』も全英・全米を初めてダブル制覇。 ビートルズ以来の成功を名実ともに手にしたソロ・アーチスト、ポールが次に本格的に取り組んだ展開は、それまで録音のための仮グループの位置付けのようでもあったウイングスを、リアルな最高のライブ・バンドとして機能させることだった。
●ポールの全盛・絶頂期 ウイングスは1972~73年のUKおよびヨーロッパ圏ツアーに続き、アルバム『ビーナス・アンド・マーズ/Venus And Mars』(75年、UK1位/US1位)をリリース。75年8月からは初のワールド・ツアーを開始し、合間を縫って制作・発表された『スピード・オブ・サウンド/Wings At The Speed Of Sound』はツアーとの相乗効果もあって前作同様に大ヒット(UK2位/US1位)。さらに76年5~6月の公演を収録・編集したライブ・アルバム『ウイングス・オーバー・アメリカ/Wings Over America』が当時でLP×3枚組/全30曲(メドレー含む)というボリュームにもかかわらずUSチャート首位を席巻し、ウイングス=ポール・マッカートニーはついに“最高のロック・パフォーマー”として音楽ファンの信任を得るにいたった。
思わせぶりな照明とスモークに包まれた「ビーナス・アンド・マーズ/Venus And Mars」から「ロック・ショウ/Rock Show」へなだれこむ冒頭のくだりからして、つかみはバッチリだ。たたみかけるように「ジェット」、「レット・ミー・ロール・イット」と大ヒット・アルバム『バンド・オン・ザ・ラン』からのナンバーが演奏されると早くもファンは興奮のるつぼに。 続くデニー・レイン、ジミー・マックロウがリード・ボーカルをとるナンバーはちょっと小休止に思えるかもしれないが、メンバー間のこなれた関係が伝わってくる。そして『ウイングス・オーバー・アメリカ』からシングルカットされた「恋することのもどかしさ/Maybe I’m Amazed」。ポールはピアノを担当。マックロウ奏でるギター・ソロはライブで聞くとより印象的だ。 「コール・ミー・バック・アゲイン/Call Me Back Again」を挟み、引き続きピアノ前に座っていたポールが…「レディ・マドンナ/Lady Madonna」のフレーズを!! さらに「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード/The Long And Winding Road」。こちらも初めてライブで披露されるビートルズ・ナンバーだけに、聴衆の感慨もひとしおだっただろう。 007のテーマ曲「死ぬのは奴らだ/Live And Let Die」も前半のハイライトのひとつといっていい。ドラマチックな楽曲の構成がド派手なステージ演出と実にマッチする。
中盤では再びのビートルズ曲「夢の人/I’ve Just Seen A Face」、「ブラックバード/Blackbird」、「イエスタデイ/Yesterday」、「ブルーバード/Bluebird」、「幸せのアンサー/You Gave Me The Answer」といった佳曲・名曲でファンをくすぐり、No.1ラブ・ソングの「マイ・ラブ」、「あの娘におせっかい/Listen To What The Man Said」、「幸せのノック/Let ’Em In」、そしてヒット・メドレーのとどめは「心のラブ・ソング/Silly Love Songs」。さらに、一大スペクタルの閉幕を告げるかのように「バンド・オン・ザ・ラン/Band On The Run」のイントロが…。
ビートルズの解散後に、ポールはこれまで個人として5度来日し、ツアーを行う。 ・1990年3月―Get Back Tour In Japan ・1993年11月―THE NEW WORLD TOUR ・2002年11月―driving Japan Tour ・2013年11月―Out There! Japan Tour 2013
2014年5月に再来日を果たしたものの、「体調不良」によりOut There! Japan Tour 2014 全4公演の中止を余儀なくされる。
時代を越えて紡がれる親子の絆や男女の愛の神秘性を綴った人間ドラマ。監督・脚本は本作の後に手がけた『ダラス・バイヤーズクラブ』が第86回アカデミー賞主演男優賞・助演男優賞・メイクヘアスタイリング賞の3冠に輝いたジャン=マルク・ヴァレ。1969年のパリでダウン症の子を育てるシングルマザーを歌手デビュー後『橋の上の娘』などの女優としても活躍するヴァネッサ・パラディが、現代のカナダのモントリオールに住む悩める男をカナダ出身のミュージシャン、ケヴィン・パランが演じる。マシュー・ハーバートの「Cafe de Flore」やピンク・フロイド、シガー・ロスらの曲が、2人の人生の愛を彩る。