普通人の映画体験―虚心な出会い -60ページ目

普通人の映画体験―虚心な出会い

私という普通の生活人は、ある一本の映画 とたまたま巡り合い、一回性の出会いを生きる。暗がりの中、ひととき何事かをその一本の映画作品と共有する。何事かを胸の内に響かせ、ひとときを終えて、明るい街に出、現実の暮らしに帰っていく…。

2015年4月30日(木)角川シネマ有楽町(東京都千代田区有楽町1-11-1 読売会館8F、JR有楽町駅・国際フォーラム口前ビックカメラ上)で、17:00~ 鑑賞。

作品データ :
原題 LA RITOURNELLE
製作年 2013年
製作国 フランス
配給 KADOKAWA
上映時間 99分


「間奏曲はパリで」

ヌーベルバーグの巨匠たちの作品に数多く出演し、フランスを代表する女優イザベル・ユペール主演のラブストーリー。平凡な毎日に飽き飽きしていた50代の主婦が、夫に嘘をついてまで出かけたパリでさまざまな出会いを通し、本当に大切なものに気づくまでを描く。監督はフランスの新鋭マルク・フィトゥシ。

ストーリー :
50代の夫婦、ブリジット(イザベル・ユペール)とグザヴィエ(ジャン=ピエール・ダルッサン)は、ノルマンディーで農場を営んでいる。仕事は順調だが、子供が巣立ってからは穏やかで平凡な毎日が続いていた。遊び心のあるブリジットが何か変化をもたらそうと努力をしても、実直で無骨な夫は無関心。そんなある日、パリからやって来た若者の誕生パーティが隣家で開かれ、そこでブリジットは25歳の魅力的なパリジャン、スタン(ピオ・マルマイ)に出会う。スタンとの楽しい時間は彼女の心に火をつけ、やがて、何とも言えない欲望と期待を胸に秘めながら、ブリジットは夫に嘘をついてひとりパリへと出かけていくのだった…。

▼予告編

2015年4月30日(木)丸の内ピカデリー3(東京都千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン新館5F、JR有楽町駅銀座口より徒歩1分)で、15:00~ 鑑賞。



作品データ :
原題 MAGIC IN THE MOONLIGHT
製作年 2014年
製作国 アメリカ イギリス
配給 ロングライド
上映時間 98分


1920年代の南フランスを舞台に、悲観主義者のイギリス人マジシャンと楽天主義者のアメリカ人女占い師の恋の行方を描くロマンティック・コメディ。監督・脚本は『ブルージャスミン』のウディ・アレン。出演は『英国王のスピーチ』のコリン・ファース、『アメイジング・スパイダーマン』のエマ・ストーン、『ミスティック・リバー』のマーシャ・ゲイ・ハーデン、『ザ・フューチャー』のハミッシュ・リンクレイター。

ストーリー :
ニヒリストで毒舌家のイギリス人マジシャン、スタンリー(コリン・ファース)は中国人に扮装し、華麗なイリュージョンで喝采を浴びている。そんなある日、とある大富豪が入れあげているアメリカ人女占い師ソフィ(エマ・ストーン)の真偽のほどを見抜いてほしいと友人に頼まれ、早速スタンリーはコート・ダジュールの豪邸へ乗り込んでいく。ところが実際に対面したソフィは若く美しい女性で、スタンリーに“東洋のイメージが浮かぶ”などとあっと驚く透視能力を発揮。この世に魔法や超能力など絶対に存在しないという人生観を根底からひっくり返されたスタンリーは、笑顔も抜群にチャーミングなソフィに魅了されてしまうのだった。他人を騙し騙されまいとするマジシャンと、他人の心を見透かし見透かされまいとする占い師の駆け引きは次第に加速していくが、二人は素直に想いを打ち明けることができない。やがてその行く手には、大波乱が待っていた…。

▼予告編

2015年4月23日(木)TOHOシネマズシャンテ(東京都千代田区有楽町1-2-2、JR有楽町駅・日比谷口徒歩5分)で、19:45~ 鑑賞。

作品データ :
原題 BIRDMAN OR (THE UNEXPECTED VIRTUE OF IGNORANCE)
製作年 2014年
製作国 アメリカ
配給 20世紀フォックス映画
上映時間 120分


『バットマン』シリーズで主人公を演じたマイケル・キートンが、かつてヒーロー映画で人気を博した俳優に扮し、再起をかけてブロードウェイの舞台に挑む姿を描くブラック・コメディ。人間ドラマに定評のあるアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督が『ゼロ・グラビティ』で撮影を担当したエマニュエル・ルベツキを迎え、ほぼワンカットの映像で見せる。

ストーリー :
俳優リーガン・トムソン(マイケル・キートン)は、かつて『バードマン』というスーパーヒーローを演じ一世を風靡したものの、シリーズ終了して20年経った今ではすっかり落ち目となってしまった。彼はレイモンド・カーヴァーの小説『愛について語るときに我々の語ること』を自ら脚色・演出・主演を手がけ舞台化、ブロードウェイで上演し、再び喝采を浴びようとする。しかし起用した実力派俳優のマイク・シャイナー(エドワード・ノートン)ばかりが注目される上に、娘サム(エマ・ストーン)との溝も深まる一方。リーガンは精神的に追い込まれていく…。

▼予告編

2015年4月23日(木)ヒューマントラストシネマ有楽町(東京都千代田区有楽町2-7-1 有楽町イトシア・イトシアプラザ4F、アクセス:JR山手線・有楽町駅中央口から徒歩1分)で、17:25~ 鑑賞。

作品データ :
原題 STILL LIFE
製作年 2013年
製作国 イギリス=イタリア
配給 ビターズ・エンド
上映時間 87分


孤独死した人の葬儀を執り行う地方公務員の姿を描く人間ドラマ。監督は『フル・モンティ』プロデューサーのウベルト・パゾリーニ。『思秋期』『戦火の馬』などのイギリスの実力派俳優エディ・マーサンを主演に迎え、心を込めて死者を弔う孤独な男の生きざまを描く。第70回べネチア国際映画祭オリゾンティ部門監督賞含む4賞受賞。

ストーリー :
ロンドンの南部、ケニントン地区の公務員である44歳のジョン・メイ(エディ・マーサン)の仕事は、孤独死した人の葬儀を執り行うことである。几帳面な彼は死者の家族を見つける努力を怠らず、その人のために葬礼の音楽を選び、弔辞を書く。規則正しい仕事と生活をしながら、ジョン・メイはいつも独りだった。ある日の朝、ビリー・ストークという年配のアルコール中毒患者の遺体が、ジョン・メイの真向いのアパートで発見される。自分の住まいの近くで、その人を知らぬままに人が孤独死したという事実にショックを受けるジョン・メイ。さらにその日の午後、彼は仕事に時間をかけすぎるという理由で解雇を言い渡される。最後の案件となったビリー・ストークのために、ジョン・メイはこれまで以上に情熱を傾ける。ビリーの部屋にあった古いアルバムで満面の笑顔の少女の写真を見つけた彼は、イギリス中を回り、ビリーの人生のピースを組み立てていく。旅の過程で出会った人々と触れ合ううち、ジョン・メイにも変化が訪れる。自然と自分を縛ってきた決まりきった日常から解放されたジョン・メイは、いつもと違う食べ物や飲み物を試し、知り合ったばかりのビリーの娘ケリー(ジョアンヌ・フロガット)とカフェでお茶をする。まもなくビリーの葬儀が行われることになっていたある日、ジョン・メイは人生で初めての行動に出る…。

▼予告編



■私感:
【これは、(わが日本文化が誇る)小津安二郎の世界だな…】
私は本作を観ている最中、また観終わったあと、何度も思ったものだった。

孤独な死を迎えた人の最期を孤独に生きる人が取り仕切る物語⇒ジョン・メイの静かな日常と静かな仕事ぶりを描く静かな物語。

そんな彼の、静物画(「Still Life」)のようなモノトーンの生活が、最後の仕事⇒最後の旅によって、少しずつ色彩を帯びはじめ、動的に変容していく…。

私たちは誰もが、いつか来る近しい人との別れの避けがたさを思い知る。そして、いつかひとり死すべき自分の孤独を確認する。
だが、同時に孤独ではない自分も発見することだろう。私たちは一人だが、一人ではない、と。人が皆、等しく、“時の旅人”であることを知るかぎり―。

ウベルト・パゾリーニ監督は、映画パンフレット『おみおくりの作法』(編集・発行:ビターズ・エンド、2015.1.24、税込価格700円)のなかで、こう述べている。
「私はタイトル通り(原題:STILL LIFE)静かな映画を目指しました。視覚的に小津安二郎監督の晩年の作品を参考にしました。そこには日々の生活が静かに、しかし力強く描かれているのです。」
2015年4月22日(水)吉祥寺オデヲン(東京都武蔵野市吉祥寺南町2-3-16、JR吉祥寺駅東口徒歩1分)で、18:20~鑑賞。

作品データ :
原題 Rockshow
製作年 1976年
製作国 アメリカ
配給 ジョイパックフィルム
上映時間 130分


スタッフ :
監督 クリス・トーマス
製作 トム・プリーストリー
   リチャード・ダンフォード
撮影 ジャック・プリーストリー
録音 フィル・マクドナルド


ABOUT ROCKSHOW :
●ビートルズ時代の偉業
ロックの歴史を誰が語っても最も多くの時間とスペースが割かれるに違いない、1960年代に数々の金字塔を打ち立てた英国の4人組、ザ・ビートルズ(The Beatles)。
中でも、ジョン・レノンとのコンビネーションで数え切れないほどの名曲を生みだしたソングライターとして、閃きにみちた独創的かつ革新的なフレーズ・演奏を献じたベース奏者として、あるいは実験音楽ほかグループに持ちこまれた多様な音楽要素を類まれな編集能力でまとめあげたサウンドクリエイターとして、ポール・マッカートニー(Paul McCartney)をこそ未到のポップ境地を拓いた偉大な天才と言うべきだろう。

●ウイングスとしての真の世界制覇
ビートルズは1970年にポール自身が解散をアナウンス。ポールはほどなく1st.アルバム『マッカートニー/McCartney』を発表し、ソロ・キャリアをスタートさせた。71、73年にシングル「アンクル・アルバート~ハルセイ提督/Uncle Albert~Admiral Halsey」、「マイ・ラブ/My Love」がそれぞれアメリカで1位を記録し、73年発表の5作目のアルバム『バンド・オン・ザ・ラン/Band On The Run』も全英・全米を初めてダブル制覇。
ビートルズ以来の成功を名実ともに手にしたソロ・アーチスト、ポールが次に本格的に取り組んだ展開は、それまで録音のための仮グループの位置付けのようでもあったウイングスを、リアルな最高のライブ・バンドとして機能させることだった。

●ポールの全盛・絶頂期
ウイングスは1972~73年のUKおよびヨーロッパ圏ツアーに続き、アルバム『ビーナス・アンド・マーズ/Venus And Mars』(75年、UK1位/US1位)をリリース。75年8月からは初のワールド・ツアーを開始し、合間を縫って制作・発表された『スピード・オブ・サウンド/Wings At The Speed Of Sound』はツアーとの相乗効果もあって前作同様に大ヒット(UK2位/US1位)。さらに76年5~6月の公演を収録・編集したライブ・アルバム『ウイングス・オーバー・アメリカ/Wings Over America』が当時でLP×3枚組/全30曲(メドレー含む)というボリュームにもかかわらずUSチャート首位を席巻し、ウイングス=ポール・マッカートニーはついに“最高のロック・パフォーマー”として音楽ファンの信任を得るにいたった。

●70年代ライブ・フィルムの金字塔『ロックショウ/Rockshow』
『ウイングス・オーバー・アメリカ』に記録されたアメリカ・ツアーの模様は映像版としても映画『ロックショウ』にまとめられ、1980年にアメリカ、翌81年に英国でプレミア上映され一般公開される運びとなった。
『ウッドストック』やザ・バンドの『ラスト・ワルツ』ほか60~70年代に制作されたロックのライブ・フィルムは数多いが、絶頂期の演奏をアーチスト/バンド単体で捉えたロック史上に残る名作は?と問われて、まずレッド・ツェッペリン『狂熱のライブ』と『ロックショウ』を思い浮かべる音楽ファンは少なくない。

●『ロックショウ』の見どころ
『ロックショウ』は日本ではイギリス、アメリカから遅れること数か月の1981年の夏に劇場公開された。この日本公開では、メドレー含む全30曲/130分の完全版~イギリス・アメリカでは7曲少ない105分の短縮版~が上映された。

ポール、リンダ・マッカートニー、デニー・レイン、ジミー・マックロウ、ジョー・イングリッシュの5人にホーン・セクションが加わった編成。

思わせぶりな照明とスモークに包まれた「ビーナス・アンド・マーズ/Venus And Mars」から「ロック・ショウ/Rock Show」へなだれこむ冒頭のくだりからして、つかみはバッチリだ。たたみかけるように「ジェット」、「レット・ミー・ロール・イット」と大ヒット・アルバム『バンド・オン・ザ・ラン』からのナンバーが演奏されると早くもファンは興奮のるつぼに。
続くデニー・レイン、ジミー・マックロウがリード・ボーカルをとるナンバーはちょっと小休止に思えるかもしれないが、メンバー間のこなれた関係が伝わってくる。そして『ウイングス・オーバー・アメリカ』からシングルカットされた「恋することのもどかしさ/Maybe I’m Amazed」。ポールはピアノを担当。マックロウ奏でるギター・ソロはライブで聞くとより印象的だ。
「コール・ミー・バック・アゲイン/Call Me Back Again」を挟み、引き続きピアノ前に座っていたポールが…「レディ・マドンナ/Lady Madonna」のフレーズを!! さらに「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード/The Long And Winding Road」。こちらも初めてライブで披露されるビートルズ・ナンバーだけに、聴衆の感慨もひとしおだっただろう。
007のテーマ曲「死ぬのは奴らだ/Live And Let Die」も前半のハイライトのひとつといっていい。ドラマチックな楽曲の構成がド派手なステージ演出と実にマッチする。

中盤では再びのビートルズ曲「夢の人/I’ve Just Seen A Face」、「ブラックバード/Blackbird」、「イエスタデイ/Yesterday」、「ブルーバード/Bluebird」、「幸せのアンサー/You Gave Me The Answer」といった佳曲・名曲でファンをくすぐり、No.1ラブ・ソングの「マイ・ラブ」、「あの娘におせっかい/Listen To What The Man Said」、「幸せのノック/Let ’Em In」、そしてヒット・メドレーのとどめは「心のラブ・ソング/Silly Love Songs」。さらに、一大スペクタルの閉幕を告げるかのように「バンド・オン・ザ・ラン/Band On The Run」のイントロが…。

懐かしいビートルズ時代をとり混ぜつつ、ウイングスのヒット・代表曲を満載した文句のつけようのない選曲。一体感あふれるグループの演奏も素晴らしい。が、何よりポールのアーチスト・オーラ。ソロ・キャリアでの成功に裏打ちされた自信に満ちたカリスマぶり、その雄姿を記録した映像としての価値はプライスレス!

66年にライブ活動を止めたビートルズで燃やし尽くせなかったライブへの熱情と渇望。加えて脂が乗りかかってきた34才にさしかかるという年齢。『ロックショウ』のパフォーマンスには色々な意味でのポールのロック魂が炸裂している。
「これが本当のロックバンドなんだ!」ゴキゲンな仲間を従えたポールの自信たっぷりのアクションからは、そんな咆哮さえ聞いてとれる。

●32年ぶりの劇場公開
大物作品『ロックショウ』は、1982年にわずかに“短縮版”がビデオおよびレーザーディスクとして発売されたとはいえ、長らく往時のウイングスを知る限られたファンだけの幻の作品でありつづけた。

2013年、ついに、この音楽ファン待望の歴史的名作がよみがえる。
5月15日、ロンドンを中心に世界各国の劇場でプレミア上映された。日本でも5月16日、17日の2夜連続で、全国TOHOシネマズ系22館にて上映された。
このライブ・フィルムでは、『ロックショウ』の“完全版”が、さらに35mmオリジナルフィルムからレストアした映像と、5.1chリマスター化したサウンドへグレードアップしている。

なお、5月29日には日本の先行発売で、同じ“完全版”の映像レストア&サウンドリマスターによる初のDVD&Blu-rayがリリースされる。

●ポールの日本公演
1966年6月29日、ポールはビートルズとして、ジョン・レノン、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターと初来日、6月30日および7月1日・2日、日本武道館でコンサートを行い、7月3日に離日。

ビートルズの解散後に、ポールはこれまで個人として5度来日し、ツアーを行う。
・1990年3月―Get Back Tour In Japan
・1993年11月―THE NEW WORLD TOUR
・2002年11月―driving Japan Tour
・2013年11月―Out There! Japan Tour 2013

2014年5月に再来日を果たしたものの、「体調不良」によりOut There! Japan Tour 2014 全4公演の中止を余儀なくされる。

なお、2014年5月23日に〈一夜限定〉で、東京と大阪の映画館(TOHOシネマズ六本木ヒルズとTOHOシネマズ梅田)で、件の『ロックショウ』が上映された。

・2015年4月に改めて再来日、Out There! Japan Tour 2015 全5公演【4月21日―京セラドーム大阪、4月23日・25日・27日―東京ドーム、4月28日―日本武道館 】を完遂し、延べ約20万人を酔わせた。

今回のツアーを記念して、『ロックショウ』がアンコールに応えて再上映される。

大阪公演の前日4月20日はTOHOシネマズなんばで、東京公演の前日4月22日はTOHOシネマズ日本橋で、それぞれ前夜祭としての上映だ。
そして、吉祥寺オデヲンでは4月11日から4月24日まで何と2週間にわたり上映された。

ビートルズ初来日公演以来49年ぶりとなる「日本武道館」公演!
しかし、チケットを入手できなかった私としては、何とも残念ながら、やむを得ず、吉祥寺オデヲンの大スクリーンで、私なりに“至福の時間”を全身で味わったのだった!

▼予告編

2015年4月23日(木)ヒューマントラストシネマ有楽町(東京都千代田区有楽町2-7-1 有楽町イトシア・イトシアプラザ4F、アクセス:JR山手線・有楽町駅中央口から徒歩1分)で、15:25~ 鑑賞。

作品データ:
原題 THE TWO FACES OF JANUARY
製作年 2014年
製作国 イギリス・フランス・アメリカ合作
配給 プレシディオ
上映時間 96分


『太陽がいっぱい』『リプリー』の原作者として知られるパトリシア・ハイスミスの小説『殺意の迷宮』を映画化したサスペンス。過って殺人を犯し、逃避行を繰り広げる夫婦とその知り合いの青年が辿る運命を描く。出演は『危険なメソッド』のヴィゴ・モーテンセン、『メランコリア』のキルステン・ダンスト、『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』のオスカー・アイザック。『ドライヴ』などで脚本家として活躍してきたホセイン・アミニが初監督に挑戦。

ストーリー:
1962年。ギリシャのアテネでツアーガイドをしているアメリカ人青年ライダル・キーナー(オスカー・アイザック)は、パルテノン神殿を訪れた際、優雅な装いのアメリカ人夫婦、チェスター・マクファーランド(ヴィゴ・モーテンセン)と若く美しいその妻コレット(キルステン・ダンスト)と知り合う。コレットの依頼でガイドを引き受けたライダルは、夫妻と夕食を共にして、楽しいひと時を過ごす。
その夜、夫妻が宿泊するホテルの部屋に1人の探偵が訪ねてくる。実はチェスターは、ニューヨークで裏社会の連中を相手に投資詐欺を働き、大金を奪って逃亡中だったのだ。揉み合いの最中、誤って探偵を殺害してしまったチェスターは、忘れ物を届けるため偶然ホテルに舞い戻ってきたライダルに嘘をつき、手助けを要請。やむなくライダルはチェスターらをアテネから脱出させるべく、偽造パスポートの作成を知人に依頼し、それを後日、クレタ島で受け取る段取りを整える。
アテネを脱出した3人は、船とバスを乗り継いでクレタ島に向かう道中、身の上話を打ち明け合う。しかし、親しげにコレットと接するライダルに嫉妬の炎を燃やしたチェスターは、事あるごとに酒を飲んでは粗暴な言動を繰り返すようになってゆく。一方、ラジオのニュースでチェスターが探偵を殺害した事実を知ったライダルは、彼に正当防衛が認められるからと自首を勧めるが一蹴される。逃亡を助けて共犯者となったライダルも、すでに後戻りはできない…。そんな2人の男の微妙な緊張関係は、チェスターとコレットの夫婦仲にも深い溝を生じさせてゆく。
ついに夫婦を殺人容疑で指名手配した警察が大規模な捜査を開始。そのプレッシャーに耐えかねたコレットは、衝動的にバスを降りてしまう。港を目指して、荒涼とした大地を歩き続ける3人。ところが夜、雨宿りのため立ち寄ったクノッソスの遺跡で、コレットの身に取り返しのつかない悲劇が降りかかる。やがて厳重な警察の包囲網を潜り抜け、トルコのイスタンブールへ辿り着いたチェスターとライダルを待ち受けていたのは、さらなる思いもよらぬ残酷な運命だった…。

▼予告編



■私感:
見応えのある映画だった!息を詰めて見入る画面が多かった!
ギリシャのアテネとクレタ島、トルコのイスタンブールのエキゾティックな景観に彩られた魅惑の心理サスペンスだ。
偶然巡り合った男女3人が絶望的な逃避行の最中に織りなす濃密なドラマは、クラシカルなサスペンス・ロマンやフイルム・ノワールの名作を彷彿とさせる。

※フィルム・ノワール (film noir) は、虚無的・悲観的・退廃的な指向性を持つ犯罪映画を指した総称。狭義には、1940年代前半から1950年代後期にかけて、主にアメリカで製作された犯罪映画を指す。フィルム・ノワールとされる映画には、ドイツ表現主義にも通じる、影やコントラストを多用した色調やセットで撮影され、行き場のない閉塞感が作品全体を覆っている。夜間のロケーション撮影が多いのも特徴といえる。その全盛期における多くの作品は、コストの制約もあってモノクロームで制作され、カラーの事例は少ない。

これは何回観ても楽しめる映画だと思う。
何層にもわたる、好奇心をくすぐるストーリーの奥深さをまっとうに理解するには、回を重ねる必要がありそうだ。

危うい秘密を抱え、見境なく嫉妬し、妄想に囚われる愚かな登場人物たち。
欠点だらけの不完全な人間だが、それぞれが不条理な運命に抗って人間臭く生きていることに、私は素朴な共感を覚える。

この映画で私が一番印象深いシーンは、物語の終盤で、警察の銃弾を浴びて瀕死のチェスターが償いの言葉を発するところだ。
彼は最期の力を絞って、自分が二人~探偵と妻のコレット~を殺害した…、ライダルは無実だ…とすべてを白状する。

そもそもチェスターによる殺人とはいっても、それは謀殺や故殺ではなく、誤殺に近いもので、コレットにいたっては口論の果ての階段からの転落死だ。

悪役の彼が白状⇒贖いの行動に出たとき、私は一瞬、おお!と驚きを隠せなかった。
ここには、ゼウスとクロノスの父子関係というギリシャ神話のメタファーが織り交ぜられているのか。それとも、当の行動自体、キリスト教伝来の「良心の自由」のなせる業だろうか…。
2015年4月16日(木)ヒューマントラストシネマ有楽町(東京都千代田区有楽町2-7-1 有楽町イトシア・イトシアプラザ4F、アクセス:JR山手線・有楽町駅中央口から徒歩1分)で、18:30~ 鑑賞。

作品データ:
原題 CAFE DE FLORE
製作年 2011年
製作国 カナダ フランス
配給 ファインフィルムズ
上映時間 120分


時代を越えて紡がれる親子の絆や男女の愛の神秘性を綴った人間ドラマ。監督・脚本は本作の後に手がけた『ダラス・バイヤーズクラブ』が第86回アカデミー賞主演男優賞・助演男優賞・メイクヘアスタイリング賞の3冠に輝いたジャン=マルク・ヴァレ。1969年のパリでダウン症の子を育てるシングルマザーを歌手デビュー後『橋の上の娘』などの女優としても活躍するヴァネッサ・パラディが、現代のカナダのモントリオールに住む悩める男をカナダ出身のミュージシャン、ケヴィン・パランが演じる。マシュー・ハーバートの「Cafe de Flore」やピンク・フロイド、シガー・ロスらの曲が、2人の人生の愛を彩る。

ストーリー:
1969年、フランス・パリに暮らす美容師ジャクリーヌ(ヴァネッサ・パラディ)は、ダウン症の息子ローラン(マラン・ゲリエ)を女手一つで育てていた。ローランの存在は、かけがえのないたった一つの生き甲斐だった。現代のカナダ・モントリオールでは、DJのアントワーヌ(ケヴィン・パラン)が2人の娘と恋人のローズ(エヴリーヌ・ブロシュ)、両親に囲まれ何不自由なく暮らす一方で、元妻キャロル(エレーヌ・フローラン)は彼との離婚の痛手から立ち直れずにいた。異なる二つの時代を生きる彼らの愛が紡がれ、やがてそれぞれに人生の選択を迫られる時がやってくる…。

▼予告編



■私感:
本作の謳い文句:
「1960年代パリ、幼い息子を育てるシングルマザー。現代のモントリオール、一目で恋に落ちた男と女。時を超え惹かれあう、運命のラブ・ストーリー」

本作の焦点は、彼ら(母と息子⇔男と女)の人生が時間と空間によって隔てられながらも、“神秘的な愛”によってつながっていることにある。

だが、私に言わせると、過去と現在のスピリチュアルな結びつき(永遠の愛!)とは言っても、その結びつきの態様が妙にモザイク的で多分に牽強付会の気味がある。
ジャン=マルク・ヴァレ監督(カナダ・モントリオール出身)としては、フランス映画特有の抽象的に過ぎるシーンを多用して観客の想像力を喚起するつもりかもしれないが…。
私としては、「謎めいていながら最後にハっとさせられる、実に美しくて深い作品」などと評する向きとは一線を画したい。

それよりも何よりも、障害のある息子に献身的な気丈な母親を演じるヴァネッサ・パラディがいい!その熱演ぶりが光る。
ヴァネッサの息子を演じる、自身もダウン症のマラン・ゲリエもいい!その入魂の演技が私を感動に導く。
2015年4月16日(木)ヒューマントラストシネマ有楽町(東京都千代田区有楽町2-7-1 有楽町イトシア・イトシアプラザ4F、アクセス:JR山手線・有楽町駅中央口から徒歩1分)で、16:15~ 鑑賞。

作品データ:
原題 SEIN LETZTES RENNEN
製作年 2013年
製作国 ドイツ
配給 アルバトロス・フィルム
上映時間 115分


人生の晩年を迎えて、妻とともに老人ホームに入居したオリンピック金メダリストの元マラソン選手が、再びフルマラソンに挑戦する姿をユーモアたっぷりに描いたドラマ。主演は、ドイツの国民的喜劇俳優で、本作でドイツ映画賞史上最高齢(78歳)の最優秀主演男優賞を受賞したディーター・ハラーフォルデン。


ストーリー:
1956年のメルボルン・オリンピック。西ドイツのマラソン選手、パウル・アヴァホフ(ディーター・ハラーフォルデン)は、見事な走りで金メダルを獲得。第二次世界大戦の敗戦後、暗く重い空気に覆われていた祖国に明るい希望をもたらし、国民的英雄となった。だが、それも今は昔。すっかり年を取って隠居生活を送っていたパウルは、愛妻マーゴ(ターチャ・サイブト)の体調不良により、やむなく老人ホームに入居する。だが、窮屈な施設の対応に満足できないパウルは、生活を変えるためにトレーニングを開始。ベルリン・マラソンへの出場を宣言する。マーゴも夫の現役時代を思い出してサポート役に復帰。当初はパウルの挑戦を呆れ顔で見ていた入居者たちも、かつての彼の勇姿を思い出し、それぞれの1956年を振り返る。当時、西ドイツの人々が彼の活躍でどれだけ救われ、勇気づけられたか…。大会まで8週間。二人三脚でトレーニングを続ける2人に影響された入居者たちは、応援団を結成。だが、施設への不満を募らせたパウルは、マーゴを連れて飛び出し、キャビンアテンダントとして働く一人娘ビルギット(ハイケ・マカシュ)のマンションに転がり込む。やがて、パウルの挑戦をテレビや新聞が取り上げるようになると、一躍時の人に。選手登録も無事に完了。大会に向けてトレーニングも順調だった。ところが、久し振りの充実感を味わっていた2人を、突然の不幸が襲う。マーゴが余命わずかと宣告されたのだ。パウルが全戦全勝のマラソンランナーに成長できたのは、献身的なマーゴのサポートがあってこそ。そして最大の理解者を失って動揺するパウルを、施設は“老人性うつ”と診断。自由に走る事すら許されない状況になってしまう。ドイツ中の人たちに夢と希望を与えたパウルの挑戦の行方は、果たして…?

▼予告編



■私感:
スポーツ映画にありがちな、予定調和的な映画の終わり方が少し気になった。
しかし、「人生の最終章に足を踏み入れたとき、人はどう生きるのか」をテーマにした映画だけに、明日はわが身の思いで約2時間、一心に観つづけた。

人生の終わりが近づいたときに、自分はどう行動するのだろうか。
やる気をなくして意気消沈し、仕方なくあきらめるのか?
それとも、自分の尊厳のために、どこまでも闘いつづけるのか?

人生の持ち時間があとわずかだとしても、年齢を言い訳にしない主人公パウルの高揚感と清々しさが私の胸を打つ!

それにしても、パウルとパートナーのマーゴ、二人の「風と海」の関係は素晴らしい、羨ましい!
―異質で混じり合うことのない二つの存在が、それでも決して離れることなく、いつも共にあるということ。
2015年4月9日(木)シネスイッチ銀座[東京都中央区銀座4-4-5 旗ビル、地下鉄銀座駅A10番から徒歩1分(和光ウラ通り)]で、16:20~ 鑑賞。

作品データ:
原題 PRIDE
製作年 2014年
製作国 イギリス
配給 セテラ・インターナショナル
上映時間 121分


サッチャー政権下のイギリスで、ストが長引き困窮する炭鉱労働者たちを支援しようとする同性愛者グループとウェールズ奥地の炭鉱町の人々とが結ぶ友情を、実話をベースにカルチャー・クラブ、ザ・スミス、ブロンスキ・ビートなどの1980年代のヒット曲にのせて描いたドラマ。監督はロイヤル・シェイクスピア・カンパニーをはじめ多くの舞台演出を手がけ、また『背信の行方』といった映画やオペラなど多岐にわたった活躍を見せるマシュー・ウォーチャス。同性愛者グループのリーダーをアメリカの新人俳優ベン・シュネッツァーが、炭鉱町の人々を『ラブ・アクチュアリー』のビル・ナイや『ヴェラ・ドレイク』のイメルダ・スタウントンらが演じる。

ストーリー:
1984年、サッチャー政権下のイギリスは不況に苛まれていた。サッチャー首相は20か所の炭鉱の閉鎖案を発表するが、炭鉱労働者たちはこれに反発。抗議のストライキは4か月目に入ろうとし、炭鉱労働者とその家族たちは生活が困窮していた。ロンドンに住むマーク(ベン・シュネッツァー)はそのニュースを見て、ゲイの権利を訴える大々的なパレードの中で仲間たちと募金活動を開始。そして【炭鉱労働者支援レズビアン&ゲイ会(LGSM)】を立ち上げる。しかし、集まった寄付金を送ろうと全国炭鉱労働組合に連絡しても、レズビアン&ゲイ会と名乗ると偏見から冷たくあしらわれてしまう。それならばとウェールズ奥地にある炭鉱町ディライスの役場に直接電話したところ、今度はすんなり受け入れられる。ディライス炭鉱を代表して彼らのもとにやってきたダイ(パディ・コンシダイン)は、LGSMがどういうグループか全くわかっていなかった。ダイは偏見を持たずにゲイ・バーを訪れ、お金ではなく友情をもらったと大勢の前で熱く語る。このおかげで賛同者は増え、ディライス炭鉱への多額の寄付金が集まった。ディライスの委員長ヘフィーナ(イメルダ・スタウントン)は感謝の意を込めたパーティを企画し、反対を押し切りLGSMを招待。ヘフィーナや書記のクリフ(ビル・ナイ)はミニバスに乗りやってきたLGSMのメンバーを歓迎する。困惑する者もいたものの、次第にメンバーも町人たちも心を開き始め、歓迎会は大いに盛り上がった。ストは42週目に突入し、組合員の家族手当が停止。LGSMがさらなる支援を決める中、ある不測の事態が起こる…。

▼予告編



■私感:
感性を揺さぶられ、やさしさに心打たれた!
映画のリズムとユーモアのミックスが奏でる美しいハーモニーに魅入られた!
抑えきれない高揚感に溢れた映画⇒感動の実話!

この2月13日に鑑賞した『ジミー、野を駆ける伝説』(本ブログ〈February 14, 2015〉記事)以来の、「連帯力、人間の価値」について熟考させられる感動作だ。

アメリカ共和党の政策を彷彿とさせる「小さな政府」案で登場したマーガレット・サッチャー政権を「共同の敵」とする二つのグループ(コミュニティ)。
時代に振り落とされそうな、ウェールズの小さな炭鉱町の人々⇒土地や家族にがんじがらめの、質実剛健な肉体労働者たち。
そして、時代の先端で保守派に唾を吐きかけられる、ロンドンのレズビアン&ゲイの若者⇒土地や家族から切り離されて根無し草となった、きらびやかなファッションの同性愛者たち。

この水と油、両極端の境遇の二つのグループが出会い⇒理解し⇒共感し⇒共闘して、大事を成す。
彼らは葛藤・誤解・衝突・偏見を乗り越え、共に手を取り合って、新たな人生をつかみ取っていく。

異質な二つが混交して起こるケミストリー!
人間の魅力や可能性を信じ、偏見を持たずに人間をみる、そこから生まれる“希望”の何と美しいことか!

本作をとおして思い知らされたこと:
他人を思いやる誠実なアイデアと、ほんの少しの勇気があれば、私たちは誰でも、未来に希望を見いだすことができる―。
2015年3月31日(火)吉祥寺オデヲン(東京都武蔵野市吉祥寺南町2-3-16、JR吉祥寺駅東口徒歩1分)で、15:50~鑑賞。

作品データ :
原題 FIFTY SHADES OF GREY
製作年 2015年
製作国 アメリカ
配給 東宝東和
上映時間 125分


巨大企業の若手CEOと平凡な女子大生との恋を描き、ベストセラーとなった同名小説を、『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』の女性監督サム・テイラー=ウッドが映画化したラブストーリー。元モデルのジェイミー・ドーナンと『ソーシャル・ネットワーク』のダコタ・ジョンソンの若手コンビが主演を務める。

ストーリー :
若くして大成功を収めた巨大企業CEOグレイ(ジェイミー・ドーナン)のもとに、学生新聞の取材のために女子大生アナ(ダコタ・ジョンソン)が訪ねてくる。誰もが憧れるような容貌と富を持つグレイに、緊張しながら質問をするアナ。そんな彼女に、君の事を知りたいと聞き返すグレイ。次第に親密になる中で彼は、君を放っておけないと言いながら私に近づくなと突き放したり、アナに触れながら恋愛などしないと言い放ったり、さらにはそんな自分など理解できないだろうと告げる。しかしアナの教えてほしいと願うその言葉で、禁断の扉が開かれる…。

▼予告編



■私感:
『風に立つライオン』(本ブログ「映画『風に立つライオン』」2015.4.1記)を鑑賞直後、たまたま時間を持て余して、同じ吉祥寺オデヲン内を移動し、本作に遭う。

これは、何ちゅうオソマツな映画なんでしょうか!
構成・内容、売りのエロさ加減、すべてが中途半端!稚拙に過ぎます!

ジェイミー・ドーナン、ダコタ・ジョンソン――美男・美女(カワイイ)といったところで、こんなのはハリウッド俳優には、ゴロゴロいるでしょうが!

演技にしたところで、何となくゲラゲラ笑いだしたくなる場面が多過ぎます!
特にダコタ・ジョンソンは素人に毛の生えたような女優ですな!

しかし、それにしても、にわかに信じがたいのは、『ウィキペディア日本語版』の「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」(2015年4月3日閲覧)における、次のような一文です
「2015年2月13日公開のアメリカ合衆国の映画。日本ではアメリカと同日、全国324スクリーンで公開され、公開初週の全国映画動員ランキング(興行通信社調べ)では初登場5位、動員6万1728人、興収8090万9200円の成績だった。この映画で話題になったのは、強い性描写と主演者の候補や主演者の降板などがある。そして最終的に主演者は、当時ほぼ無名に近い役者のダコタ・ジョンソンとジェイミー・ドーナンで、大きくマスコミに取り上げられた。特にダコタ・ジョンソンはスーパースターのドン・ジョンソンとメラニー・グリフィスの娘であり、2世俳優が初主演映画で体を張った度胸のある演技をしたことをマスコミは大きく取り上げたり、インタビューでもたびたび話題になる。そしてジェイミー・ドーナンは、下積みが長いが流星のごとく初主演として銀幕に現れ、印象深い演技をし多くの女性を虜にしたことをメディアは取り上げている。スクリーンライターのKelly Marcelは、ドーナンの演技がアカデミー賞を獲得するに値するとメディアに絶賛している」(下線引用者 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%95%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%96%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%82%A4)。

ダコタとドーナンの演技をどう評価するか、まあイロイロあらあ、というところでしょうが、それにしても上記の指摘は微苦笑を禁じえませんねー!
ダコタが名にし負うドン・ジョンソンとメラニー・グリフィスの娘という点も妙に気にかかりますな…。