普通人の映画体験―虚心な出会い -46ページ目

普通人の映画体験―虚心な出会い

私という普通の生活人は、ある一本の映画 とたまたま巡り合い、一回性の出会いを生きる。暗がりの中、ひととき何事かをその一本の映画作品と共有する。何事かを胸の内に響かせ、ひとときを終えて、明るい街に出、現実の暮らしに帰っていく…。

2016年11月8日(火)吉祥寺プラザ(東京都武蔵野市吉祥寺本町1-11-19、JR吉祥寺駅北口サンロード突き当たり左)で、17:50~鑑賞。

作品データ :
原題 BRIDGET JONES'S BABY
製作年 2016年
製作国 イギリス アメリカ フランス
配給 東宝東和
上映時間 123分


恋に仕事に奮闘するアラサー独身女性ブリジット・ジョーンズを主人公としたシリーズの『ブリジット・ジョーンズの日記』(シャロン・マグアイア監督、2001年)、『ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月』(ビーバン・キドロン監督、2004年)に続く第3弾。前作から12年を経てアラフォーになったヒロインが、既婚者の元恋人と、新たに出会ったIT企業の裕福なイケメン社長との間で揺れ動く。前2作に続きブリジット役をレネー・ゼルウィガー、元恋人マーク役をコリン・ファースが演じるほか、テレビドラマ『グレイズ・アナトミー』シリーズなどのパトリック・デンプシーがジャック役で新たに登場。シリーズ第1作を手掛けたシャロン・マグアイア監督がメガホンを取る。

ストーリー :
アラフォーになったブリジット(レネ―・ゼルウィガー)は、なぜか未だに独身だった。彼女が愛した2人の男はといえば、何とダニエル(ヒュー・グラント)は飛行機事故で亡くなり、別の女性と結婚したマーク(コリン・ファース)は離婚調停中の身。しかし、今やテレビ局の敏腕プロデューサーとなったブリジットに、再びドラマチックな出会い(モテ期!)が訪れる。ハンサムでリッチ、性格もナイスなIT企業の社長、ジャック(パトリック・デンプシー)だ。ブリジットはいつもの天然っぷりで彼に急接近する一方、マークとも再会を果たす。またしても二人の間で揺れ動くブリジットは、どちらのイケメン男性を選ぶのか? そして、今度こそ結婚できるのか…?

▼予告編

2016年11月7日(月)吉祥寺オデヲン(東京都武蔵野市吉祥寺南町2-3-16、JR吉祥寺駅東口徒歩1分)で、17:00~鑑賞。

作品データ :
原題 INFERNO
製作年 2016年
製作国 アメリカ
配給 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
上映時間 121分


宗教象徴学者ロバート・ラングドンの活躍を描くダン・ブラウン(1964~)の世界的ベストセラー・シリーズをロン・ハワード監督、トム・ハンクス主演で映画化した大ヒット・ミステリー・アドベンチャーの『ダ・ヴィンチ・コード』(2006年)、『天使と悪魔』(2009年)に続く第3弾。フィレンツェやベネチア、イスタンブールを舞台に、新種のウイルスによって人類の半数を死滅させようとする大富豪の恐るべき計画を阻止すべく、ダンテの叙事詩「神曲」の“地獄篇(インフェルノ)”に隠された暗号の謎に挑むラングドンの決死の戦いの行方を描く。ラングドンと共に謎を追う女医シエナ役を『博士と彼女のセオリー』のフェリシティ・ジョーンズが演じる。

ストーリー :
ハーバード大学教授のロバート・ラングドン(トム・ハンクス)は、イタリアはフィレンツェの病院の一室で目を覚ます。彼にはここ数日間の記憶がなく、そして世界が灼熱地獄と化す幻影に悩まされていた。彼の担当医の一人であるシエナ・ブルックス(フェリシティ・ジョーンズ)は、頭部への銃撃による怪我が原因で彼が記憶喪失に陥っているのだと告げる。そこに突然、女殺し屋のヴァエンサ(アナ・ウラル)が現われる。シエナはラングドンの逃亡を手助けし、二人は彼女のアパートへ逃げ込む。
二人はラングドンの所持品の中にダンテの「インフェルノ」をモチーフとしたボッティチェリの「地獄の見取り図」に一部修正を加えた映像を映し出す小型のプロジェクター(ファラディー・ポインタ)を見つける。やがて彼らは、それがバートランド・ゾブリスト(ベン・フォスター)によって残された第一の手掛かりである事に気づく。彼は大富豪でもある遺伝学者で、その主張は「過激な方策をもってしか地球の人口爆発に歯止めをかけることはできない」と言うものであったが、武装した政府部隊に追われ自殺により命を絶った。ラングドンとシエナは、ダンテに取り憑かれたゾブリストが大量殺戮を可能とする「インフェルノ」なるウィルスを開発したのではと考える。その間にも彼らはアパートを嗅ぎつけたヴァエンサと地元警察の両方に追われ再び逃亡を余儀なくされる。ダンテの作品や歴史、そしてフィレンツェの町に関するラングドンの豊富な知識を頼りに暗殺者や政府機関の追っ手から逃れつつ、二人は文字や言葉といった手掛かりを追ってフィレンツェやヴェネツィアの様々な場所を訪れる。その中で、ラングドンは彼自身が決定的な手掛かりであるダンテのデスマスクを盗んだことを知るが、彼はその事実を覚えていない。
ヴァエンサは彼女の雇い主であるハリー・シムズ(イルファーン・カーン)に状況を報告する。彼は民間の危機管理会社「コンソーシアム」のCEOであり、ゾブリストは同社の顧客であった。一方、二人を追う政府武装部隊は世界保健機関(WHO)であり、彼らはエリザベス・シンスキー(シセ・バベット・クヌッセン)の指揮の下、ゾブリストの開発したウィルスの拡散を防ごうとしていた。ゾブリストはウィルスに関するビデオメッセージをシムズに託しており、指定した日時にこれを全世界に公開するよう依頼していた。ところが、当初の計画に狂いが生じたため、指定の日時まで中身を見てはならないというゾブリストとの契約に反してビデオを見たところ、その内容に衝撃を受けたシムズは、一転してシンスキーに協力を申し出て、ともにウィルスの拡散を阻止しようとする。しかしその頃、ラングドンとシエナはWHOの一員であると称するクリストフ・ブシャール(オマール・シー)から接触を受け、シンスキーは裏切り者であり、彼女は自らの利益のために「インフェルノ」ウィルスを追っているのだと聞かされる。三人はしばし協力するが、やがてラングドンはブシャールこそが自らの利益のためにウィルスを追っている点を見抜き、再び二人での逃亡が始まる。
ラングドンはウィルスがイスタンブールのアヤソフィアにあることを突き止める。それを知ったシエナは、彼女がゾブリストのかつての恋人であり、自らがウィルスを拡散させる決意であることを明らかにし、ラングドンの元から逃走する。ここまでの過程は実に、ゾブリストに万が一があった際のバックアップ・プランだったのだ。一方、ラングドンは再びブシャールによって捕らわれの身となるがシムズによって助けられシンスキーとの再会を果たす。かつての恋人である彼女がラングドンにファラディー・ポインタの画像の謎解きを依頼し、その結果として彼はシムズの組織に誘拐されベンゾジアゼピンを投与され、記憶を失ったのだった。病院でラングドンが殺し屋に命を狙われたのは、ラングドンがシエナに都合良く動くよう仕向けるためにあらかじめ計画された茶番劇にほかならなかった。
ウィルスの入ったビニール袋は、イスタンブールのバシリカ・シスタンの地下貯水池に設置されていた。ラングドン、シムズ、そしてシンスキーらがWHOの部隊と共にウィルスの捜索と回収に急ぐ一方、シエナと彼女の同胞は、ラングドンたちにウィルスを回収されてしまう前に、遠隔操作式の爆弾によって設置場所を爆破することで、ウィルスを拡散させることを計画していた。シンスキーがついにウィルスの入ったビニール袋を発見し、ケースに格納したのと時を同じくして、シエナはラングドンと対峙していた。ラングドンの説得も聞き入れず、爆弾の遠隔操作ボタンを押すシエナであったが、あらかじめ周辺の電波が遮断されていたため失敗に終わる。そこで、シエナは貯水池の中へ飛び込み、ラングドンの目の前で自らの命を投げ打って直接爆弾を爆発させた。しかし、ケースが爆発の衝撃に耐えたため、ケース内で袋が破裂したのみで、ウィルスが外に漏れ出るまでには至らず、シエナは無駄死にに終わる。これで一件落着かと思われたところ、生き残っていた同胞の一人が最後の力を振り絞ってケースを開けようとするも、これも失敗に終わり、ついにウィルスの拡散は阻止された。ウィルスはWHOに接収され、ラングドンはデスマスクを返すためにフィレンツェへと戻った―。

▼予告編



▼ダン・ブラウン著『インフェルノ』(「ロバート・ラングドン」シリーズ第4作、2013年)【日本版(越前敏弥訳、上・下巻、角川書店)発売日:2013年11月28日】プロモーションムービー

2016年10月27日(木)吉祥寺オデヲン(東京都武蔵野市吉祥寺南町2-3-16、JR吉祥寺駅東口徒歩1分)で、18:50~鑑賞。

作品データ :
製作年 2016年
製作国 日本
配給 東宝
上映時間 120分


原田眞人監督・脚本のテレビ映画『盗写 1/250秒』を原作に、『モテキ』『バクマン。』の大根仁監督がエンターテイメント色たっぷりに再映画化。芸能スキャンダル専門のしがないパパラッチと、その見習いとなった新人女性記者が、互いに衝突を繰り返しながらもスクープを連発していくさまをコミカルかつスリリングに描き出す。バパラッチ役を福山雅治が、新人記者役を二階堂ふみが演じ、その凸凹コンビぶりで笑いを誘う。

ストーリー :
かつて数々の伝説的スクープをモノにしてきた凄腕カメラマンの都城静(みやこのじょう・しずか、福山雅治)。しかし、その輝かしい実績も、現役の雑誌編集者たちにはほとんど知られていない。彼は過去のある出来事をきっかけに報道写真への情熱を失い、芸能スキャンダル専門のパパラッチに転身した。それから何年もの間、自堕落な日々を過ごしてきた彼に、再び転機が訪れる。ひょんなことから写真週刊誌『SCOOP!』に配属されたばかりのド新人記者・行川野火(なめかわ・のび、二階堂ふみ)とコンビを組むことになってしまったのだ。案の定、まったく噛み合わずケンカばかりの静と野火。ところが、この凸凹コンビが、まさかの大活躍で独占スクープを連発する。そしてついに、日本中が注目する重大事件が発生する…。

▼予告編

2016年10月23日(日)吉祥寺プラザ(東京都武蔵野市吉祥寺本町1-11-19、JR吉祥寺駅北口サンロード突き当たり左)で、18:00~鑑賞。

作品データ :
原題 THE BEATLES:EIGHT DAYS A WEEK
製作年 2016年
製作国 イギリス
配給 KADOKAWA
上映時間 2時間20分

英国公開日 2016年9月15日
米国公開日 2016年9月16日
日本公開日 2016年9月22日


「ビートルズ」(1)「ビートルズ」(2)

1960年代に登場し、バンドが解散した今も世界中の人々を魅了し続けるイギリスのバンド、ビートルズ。彼らの63年のツアーから、4人が最後に観客の前で演奏した66年8月のサンフランシスコ・キャンドルスティック・パーク公演までのライブ映像を中心に、著名人や関係者へのインタビューを織り交ぜながら、彼らの曲の変遷や人気の秘密に迫る長編ドキュメンタリー。
監督は『ダ・ヴィンチ・コード』『天使と悪魔』などを手がけ、『ビューティフル・マインド』でアカデミー賞を受賞した、ロン・ハワード。日本公開版は、66年の来日時のエピソードが長めに収められた特別版となっており、日本武道館でのライブシーンや、来日時のビートルズの撮影を担当したカメラマン・浅井慎平のインタビューも盛り込まれている。

ストーリー :
イギリス・リバプールのキャバーン・クラブで活動を始めたザ・ビートルズは、1961年から62年にかけてイギリスの音楽シーンに華々しく登場し、63年の終わりにはヨーロッパ・ツアーを始める。そして64年2月9日、アメリカの人気テレビ番組「エド・サリヴァン・ショー」をきっかけに全世界的に人気を爆発させた。同年6月から初のワールド・ツアーをスタートさせると、以後2年間は過酷なスケジュールをこなし続け、ツアー活動を停止した66年8月の時点でバンドは世界15カ国90都市166回のコンサートを行なっていた。こうしたツアーに助長されて、“ビートルマニア(Beatlemania)”と呼ばれる社会現象が誕生した。それは世界で初めて、文化のグローバル化が始まるきっかけとなった。

▼予告編



▼ロンドン・ワールド・プレミアイベント(日本時間の2016年9月15日深夜開催) ― ポール・マッカートニー、リンゴ・スター、ロン・ハワード監督が登場

2016年10月14日(金)新宿ピカデリー(東京都新宿区新宿3-15-15、JR新宿駅東口より徒歩5分)で、17:30~鑑賞。

作品データ :
原題 SULLY
[原題の“Sully”(サリー)とは、USエアウェイズ1549便の機長チェズレイ・サレンバーガー(Chesley Sullenberger、1951~)のニックネーム。]
製作年 2016年
製作国 アメリカ
配給 ワーナー・ブラザース映画
上映時間 96分


制御不能になった機体をハドソン川に不時着させ、乗客乗員全員を救ったサレンバーガー機長の実話を、クリント・イーストウッド監督&トム・ハンクス主演で映画化したヒューマンドラマ。パイロットとしての長年の経験から、不時着という手段で乗客を救いながらも、周囲から疑いの目で見られるサレンバーガーの苦悩を描く。共演はアーロン・エッカート(USエアウェイズ1549便副機長)、ローラ・リニー(サリーの妻)。

ストーリー :
2009年1月15日、極寒のニューヨーク。160万人が暮らすマンハッタン上空850メートルで突如、航空機(USエアウェイズ1549便)事故が発生。バードストライクによって全エンジンが完全停止し、制御不能となった旅客機が高速で墜落を始める。サレンバーガー機長(トム・ハンクス)の必死の操縦~瞬時の冷静な判断と卓越した操縦テクニック~により、70トンの機体は目の前を流れるハドソン川に着水。“乗員乗客155名全員無事”という奇跡的な生還を果たした[通称“ハドソン川の奇跡(Miracle on the Hudson)”]。着水後も、浸水する機内から乗客の避難を指揮した機長は、国民的英雄として称賛を浴びる。だが、その裏側では、彼の判断を巡って、国家運輸安全委員会(NTSB)の厳しい追及が行なわれていた。
機長の判断~“究極の決断"~に思わぬ疑惑が掛けられる。本当に不時着以外の選択肢はなかったのか?それは乗客たちを命の危機に晒す無茶な判断ではなかったのか?揺れる世論。そこに重なる様々な思惑の中、機長は殺人未遂の罪に問われることに…。一夜にして英雄となった男が、一瞬にして容疑者へ。なぜNY市街地の大惨事を免れ、1人の犠牲者も出さなかった彼が、容疑者になってしまったのか?

▼予告編

2016年10月13日(木)丸の内TOEI(東京都中央区銀座3-2-17、JR有楽町駅から徒歩約5分、プランタン銀座デパート隣)で、18:45~鑑賞。

作品データ :
原題 SUICIDE SQUAD
製作年 2016年
製作国 アメリカ
配給 ワーナー・ブラザース映画
上映時間 123分


DCコミックスのスーパーヒーローたちと対峙する悪役(=ヴィラン)たちが結集した異色アクション。死刑や終身刑をくらった彼らが、強大な悪に立ち向かう姿を描く。『インデペンデンス・デイ』『幸せのちから』のウィル・スミス、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』『ターザン:REBORN』のマーゴット・ロビー、『ドラゴン・タトゥーの女』『ロボコップ』のジョエル・キナマンら豪華キャストが共演。メガホンを取るのは、『エンド・オブ・ウォッチ』『フューリー』などのデヴィッド・エアー。

ストーリー :
迫りくる世界崩壊の危機を前に、政府はある決断を下した。バットマンをはじめとするヒーローたちによって投獄され、死刑や終身刑となったヴィランたちを、減刑と引き換えに自殺に等しい任務を強制する集団スーサイド・スクワッド(自殺部隊)へ入隊させるのだ。こうして、情に篤い凄腕暗殺者デッドショット(ウィル・スミス)、狂気の道化師ハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)、軍人リック・フラッグ(ジョエル・キナマン)、地獄の炎を操る小心者エル・ディアブロ(ジェイ・ヘルナンデス)、必殺縄師スリップノット(アダム・ビーチ)、ブーメラン使いキャプテン・ブーメラン(ジェイ・コートニー)、唯我独尊を貫く女侍カタナ(福原かれん)、魔女エンチャントレス(カーラ・デルヴィーニュ)、ウロコに覆われた怪力男キラー・クロック(アドウェール・アキノエ=アグバエ)という強烈な個性が揃った寄せ集めの最狂チームが誕生した。思いがけず“正義のヒーロー”を任された彼らは、世界を救うことができるのか!?

★スーサイド・スクワッドのキャラクター9人:
「ス―サイド・スクワッド」
左からスリップノット、キャプテン・ブーメラン、カタナ(しゃがんでいる女)、エンチャントレス、リック・フラッグ、ハーレイ・クイン、デッドショット、キラー・クロック、エル・ディアブロ。

▼予告編



▼キャラクター特別映像

2016年10月13日(木)シネスイッチ銀座[東京都中央区銀座4-4-5 旗ビル、地下鉄銀座駅A10番から徒歩1分(和光ウラ通り)]で、16:20~ 鑑賞。

作品データ :
原題 BY THE SEA
製作年 2015年
製作国 アメリカ
配給 ビターズ・エンド、パルコ
上映時間 122分

米国公開日 2015年11月13日
日本公開日 2016年 9月24日


『Mr.&Mrs.スミス』(2005年)以来となるブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーの共演作。ジョリーがアンジェリーナ・ジョリー・ピットの名義を使用して監督・製作・脚本を担当し、夫のピットも製作陣に名を連ねた。
2014年、結婚したピットとジョリーがハネムーンで訪れたマルタで撮影を敢行。南仏を訪れたアメリカ人夫婦が、若いカップルとの交流を通して、自らを見つめなおす姿~喪失と再生~を描く。主人公のローランド夫妻をピット夫妻が演じ、若いカップルを『イングロリアス・バスターズ』のメラニー・ロラン、『わたしはロランス』のメルヴィル・プポーが演じる。

ストーリー :
1970年代。アメリカ人小説家ローランド(ブラッド・ピット)と、その妻ヴァネッサ(アンジェリーナ・ジョリー・ピット)は、バカンスで南フランスの浜辺にあるリゾート・ホテルを訪れる。ローランドは村の小さなカフェに入り浸り、ヴァネッサはほとんどの時間をホテルの部屋で過ごしていた。実は、過去に起きたある不幸な出来事が二人の心を引き離していたのだった。そんなある日、夫妻の隣の部屋に若いカップル(メルヴィル・プポー、メラニー・ロラン)がハネムーンでやってくる。ヴァネッサは自分たちと対照的な輝かしいその男女を嫉妬と好奇心のまなざしで見つめていた…。

▼予告編



▼特別映像―アンジー&ブラピによる作品解説

2016年10月11日(火)飯田橋ギンレイホール(東京都新宿区神楽坂2-19、JR総武線飯田橋駅西口徒歩3分〈西口改札を出て右、100m先の神楽坂下交差点を渡って右、外堀通り沿い100m先の信号を左に入ってすぐ〉)で、18:10~鑑賞。『すれ違いのダイアリーズ』 16:05~と2本立て上映。

作品データ :
原題 LE TOUT NOUVEAU TESTAMENT
製作年 2015年
製作国 ベルギー フランス ルクセンブルク
配給 アスミック・エース
上映時間 115分


『トト・ザ・ヒーロー』『ミスター・ノーバディ』のベルギーの異才ジャコ・ヴァン・ドルマル監督が、神様は退屈しのぎにパソコンで人々の人生を弄ぶ意地悪なおっさんという過激な設定で贈る奇想天外なファンタジックコメディ。そんな神様と、その10歳の娘が引き起こす騒動がシニカルかつ遊び心あふれる筆致で描かれる。出演は神様役に『ココ・アヴァン・シャネル』のブノワ・ポールヴールド、その娘役に『サンドラの週末』のピリ・グロイン。共演にカトリーヌ・ドヌーヴ、ヨランド・モロー。

ストーリー :
神様(ブノワ・ポールヴールド)は妻(ヨランド・モロー)、息子JC(Jesus Christ、イエス・キリスト)(ダヴィッド・ミュルジア)、娘エア(ピリ・グロイン)と一緒にブリュッセルのアパートで暮らし、パソコンでいたずらに世界を支配している。ある日、人間に運命に縛られることなく生きてほしいと思ったエアは、神様のパソコンから人々に余命(死期)を知らせるメールを送る。さあ大変!エアは大パニックに陥った世界を救う旅に出るが、彼女の小さくてヘンテコな奇跡は思いがけず人々の悩みを解決していく。鳥を追って北極まで大冒険に出る会社員、不死身の美女と巡り合う殺し屋(フランソワ・ダミアン)、ゴリラと恋に落ちる主婦(カトリーヌ・ドヌーヴ)…それぞれの生きがいを見つけていく人間たち。しかし、エアが最後に巡り合った男の子ウィリー(ロマン・ゲラン)は死期が目前に迫っていた…。

▼予告編

2016年10月11日(火)飯田橋ギンレイホール(東京都新宿区神楽坂2-19、JR総武線飯田橋駅西口徒歩3分〈西口改札を出て右、100m先の神楽坂下交差点を渡って右、外堀通り沿い100m先の信号を左に入ってすぐ〉)で、16:05~鑑賞。『神様メール』 18:10~と2本立て上映。

作品データ :
原題 Khid thueng withaya (คิดถึงวิทยา)【※「キットゥン・ウィッタヤー(=直訳すれば「懐かしき学校」)】
英題 The Teacher's Diary
製作年 2014年
製作国 タイ
配給 ムヴィオラ
上映時間 110分


「すれ違いのダイアり-ズ」

日記を介して前任の女性教師と心を通わせ教師としても成長していく青年の切なくも心温まる物語を綴ったタイのハートフル・ドラマ。ニティワット・タラートーン監督は『フェーンチャン ぼくの恋人』(2003年)の共同監督のひとり。本作について「人は会ったこともない相手と恋に落ちることがあるだろうか?―この問いが私を動かし、この映画を作る原動力になった」と述べている。ソーン役のスクリット・ウィセートケーオ(ニックネームはビー)は、タイの人気ポップシンガーで、舞台やテレビでは俳優としても活躍してきたが、本作が映画デビューとなった。共演に『地球で最後のふたり』『ミウの歌~Love of Siam~』のチャーマーン・ブンヤサック(ニックネームはプローイ)。2014年10月23日、『先生の日記』のタイトルで第27回東京国際映画祭にて上映。

ストーリー :
ダウンソーン(スクリット・ウィセートケーオ)はスポーツしか自信がない、いい奴だけどお気楽男子。職探しの末、彼がようやく見つけた仕事は、誰もが行きたがらない山奥の湖に浮かぶ水上小学校の教師。電気なし水道なし、携帯電話も繋がらない、ひどい環境下。生徒はたったの4人で、月曜から金曜まで泊まりがけの通学。教師ソーンも学校に泊まりこみ。彼は教師といっても教師経験は全くなし。超やんちゃな子供たちに囲まれ、ドタバタ失敗ばかりの毎日。その上、街に残してきた恋人にもフラれ、ますます落ち込むばかり。
そんなある日、彼は偶然、黒板の上に隠された一冊のノートを見つける。それは前任(1年前)の女性教師エーン(チャーマーン・ブンヤサック)の日記だった。そこには、自分と同じように僻地の学校で寂しさを感じ、子供たちの教育や恋人との関係に悩む、彼女の正直な心の中が綴られていた。
その日記を読むうちに、彼は会ったこともないエーンを身近に感じはじめる。そして、彼女から子供たちとの接し方を教えられ、教師として成長していく。
ソーン先生はそれこそ生徒と一緒になって生活する。台風で壊れた校舎を直したり、蛇を退治したり、汽車を知らない彼らのために「学校」を船で引っ張ったり、家の漁師の仕事のために学校に来ない子供を学校に来させようとしたり…。
やがて次第に見ず知らずのエーンに憧れを抱きはじめた彼は、彼女の日記の残りのページに自らの日々と思いを書き記すようになる。そして、ぜひ彼女に会いたいという思いを日増しに募らせていく。
1年後、彼は水上学校を去る。その際、自らが書き足した日記を、同じく黒板の上にそっと置いて…。そして、奇しくも彼の後任として、エーンが水上学校に舞い戻ってくる。彼女はかつて自分が置き忘れた日記―見ず知らずの誰か(ソーン)によって新たなページが書き加えられた日記を発見する。
果たして事の行方や如何(いかん)?ソーンとエーンの運命的な出会いの好機は到来するのか?

アップ本作は、タイの片田舎にある水上学校(学校とは名ばかりの単なる”ボートハウス”)という一つの場所を舞台としながらも、二つの時系列を行き来しながら並行して描き出される物語である。
一つは、水上学校に赴任した青年教師、ソーンの物語。もう一つは、その一年前、同じく水上学校に赴任した女教師、エーンの物語。
そこでは、“日記”を介して、時間軸の異なるソーンとエーンの水上学校での日々が、同時進行的に描き出される。
一度も会ったことのない見ず知らずの他人同士であるソーンとエーンの想いが“日記” を懸け橋として、時間を超えて繋がり合い、通じ合う。まずソーンが「ここにはいない誰か(エーン)」の存在を、次いでエーンが「ここにはいない誰か(ソーン)」の存在を、だんだんと近しく感じるようになる…。

会えそうで会えない二人の関係は、邦題通りに「すれ違い」ばかり…。
そしてラストシーン、最後の最後で―
「はじめましてエーン先生」
「はじめましてソーン先生」
二人は笑顔で”再会”(!?)を喜びあうのだった。
見事な仕上がり!爽快感の余韻が五体に染み入る!

▼予告編



▼主題歌「ไม่ต่างกัน(マイ・ターン・ガン/違わないよ)」(担当:25 hours〈タイの人気バンド〉) :

2016年10月8日(土)吉祥寺オデヲン(東京都武蔵野市吉祥寺南町2-3-16、JR吉祥寺駅東口徒歩1分)で、20:20~鑑賞。

作品データ :
原題 JASON BOURNE
製作年 2016年
製作国 アメリカ
配給 東宝東和
上映時間 123分


『ボーン』シリーズの5作目である。
ボーンシリーズは、作家のロバート・ラドラム(Robert Ludlum、1927~ 2001)が創造した、心因性健忘(記憶喪失)に苦しむ元CIA暗殺者、ジェイソン・ボーン(本名はデイヴィッド・ウェッブ)を主役としたスパイ映画。
・第1作『ボーン・アイデンティティー』(ダグ・リーマン監督、2002年)
・第2作『ボーン・スプレマシー』(ポール・グリーングラス監督、2004年)
・第3作『ボーン・アルティメイタム』(ポール・グリーングラス監督、2007年)
この1作目から3作目では、記憶をなくしたマット・デイモン演じるジェイソン・ボーンがCIAと対峙して事件に巻き込まれていく姿を描く。
・第4作『ボーン・レガシー』(トニー・ギルロイ監督、2012年)
この4作目はこれまでのシリーズのスピンオフであり、そこにマット・デイモンは出演せず、ジェイソン・ボーンも登場しない。ボーンと同じようにCIAと国家の陰謀に巻き込まれたエージェント、アーロン・クロスが主役で、ジェレミー・レナーが演じる。

今作では、ポール・グリーングラス監督とマット・デイモンが、9年ぶりにシリーズ復帰を果たし、すべての記憶を取り戻したはずのジェイソン・ボーンが、自身の過去について隠された真実を探るため、新たな事件に挑む姿を描く。

ストーリー :
(『ボーン・アルティメイタム』での結末を迎え―)数年間行方をくらましたジェイソン・ボーン(マット・デイモン)は、地下格闘技(賭博ファイト)の世界で生計を立て、何とか生きていた。
一方そのころ、アイスランドにいたCIAの元同僚ニッキー・パーソンズ(ジュリア・スタイルズ)は、CIAの犯罪を暴くため、ハッカーグループと組んでCIAのメインフレームサーバにハッキングし、ボーンが関わったと見られる「トレッドストーン(Treadstone)」計画【CIAによる暗殺要員の養成】の極秘資料を盗み出す。その中には、「アイアンハンド(Ironhand)」【CIAによる全世界的個人監視システムの構築】と呼ばれる謎の計画の資料もあった。
彼女が入手した極秘情報の中には、次のような、ボーン自身も知らない内容が含まれていた。
・ボーンがどのような経緯でCIAメンバーに組み込まれたのか。
・ボーンがトレッドストーン計画によって暗殺のスペシャリストに訓練されたこと。
・ボーンの父親が裏で作戦に関わっていたこと。

ニッキーはその事実をボーンに知らせるべく、彼が滞在しているとみられるギリシャへと向かう。しかし、それを察知したCIAがニッキーを追い、ギリシャでの抹殺を指示。ニッキーとボーンは、時あたかもギリシャで起きていた紛争・騒動に紛れて接触。
二人はCIAの作戦員(暗殺者)であるアセット(ヴァンサン・カッセル)たちと鉢合わせ、一触即発の状態に。衰えぬ戦闘力で次々に敵を打ち倒したボーンは、警官隊からバイクを奪い取り、ニッキーを乗せて道路を疾走する。しかし、アセットが放った銃撃が致命傷になり、ニッキーは命を落とす。生き残ったボーンは、死の直前に彼女からロッカーの鍵を受け取ることに成功。
ロッカーからはニッキーが残した手帳(ニッキーの日記)と、トレッドストーン計画などの極秘資料が入ったUSBが出てきた。ニッキーが残したUSBのファイルは暗号化されていたため、中身を見るためにボーンはドイツ・ベルリンに住む、ニッキーが活動していたハッカーグループのトップの居場所に向かう。
暗号化が解かれ、CIAの極秘資料の復元が試みられる。トレッドストーン計画の隠された真実が徐々に引き出される…。
ボーンはオリジナルのトレッド・ストーン計画を発案したのが自分の父親、リチャ―ド・ウェブ(グレッグ・ヘンリー)だったことを知る。また、同計画にもとづくボーンの監視員で、父親の同僚だった男、マルコム・スミス(ビル・キャンプ)がイギリス・ロンドンにいることを突き止める。
しかし、USBのファイルが開いた瞬間から、(アメリカ・ヴァージニア州ラングレーの)CIAの追尾ソフトによりボーンの居場所がバレて、CIA長官ロバート・デューイ(トミー・リー・ジョーンズ)がすぐさま現地チーム(暗殺者)を派遣、ボーン殺害を命じる。
そして、CIAから遠隔操作でデータが完全に削除された直後、CIAの現地チームが突入するも、ほとんど戦わずしてボーンはその場を逃亡し、スミスがいるロンドンに向かう。

ロンドンに着いたボーンは、マルコム・スミスと接触。自分の父親が死んだ真相を突き止める。父親が死んだのは、トレッドストーン計画から息子であるボーンを守るためだった。
そして、父親抹殺を命令した人物こそがCIA長官のデューイだった!父親がトレッドストーン計画の対象となった自分を守ろうとしてアセットに殺されたことを知ったボーンは、デューイとの決着をつけるために、アメリカのラスベガスに向かう。

ボーンは若きCIA局員ヘザー・リー(アリシア・ヴィキャンデル)のサポートを受けながら、ラスベガスに到着する。
リーはデューイ長官がボーン殺害に固執するのを見て不審がり、その、とかく強引な手法に反発を抱いていた。ボーンを辛抱強く追跡しつつ、彼をCIA組織に取り込むことに、彼女は腐心する。
ラスベガスでは、デューイが出資した会社【新興IT企業ディープ・ドリーム】の若きCEOアーロン・カルーア(リズ・アーメッド)との会議が行なわれていた。デューイは「トレッド・ストーン」計画の生まれ変わりともいえる新たな計画「アイアン・ハンド」にこの会社を利用しようとした。
ディープ・ドリーム社はソーシャルメディアを扱う企業で、新製品としてソーシャルネットワークを通じて個人情報を含むあらゆる情報を取得できるツールを開発。このシステムがCIAで使用されれば、個人のプライバシーが侵害されるのは必定であり、アーロンは顧客第一主義のゆえにデューイの要望に応えなかった。
依頼を断られたデューイは、暗殺者のアセットにCEOアーロンと、ボーンを密かに助けているリーも暗殺するよう指示する。
アーロンは会議場でアセットに襲撃されるも一命を取り留める。会場が騒然としている間に、ボーンとリーはデューイに接近。リーにより、デューイは射殺される。その後、ボーンはアセットを車で追いかけ、カーチェイスの末にアセットを殺害、長年の対決に終止符を打った。

後日、リーは国家情報長官(Director of National Intelligence)であるエドウィン・ラッセル(スコット・シェファード)に、ボーンをCIAへ呼び戻した方がよいと説得する。彼女は「自分はボーンから信頼されているので問題ない」と話すが、ラッセルから「仮にボーンがその依頼を断った場合は、どうするのか?」という問いに対して、こう答える。「その際は始末する」
リーはボーンと落ち合い、CIAへの復職を持ちかける。ボーンは一言「考えとくよ」と答えて、どこへともなく姿を消す。
リーが落胆しながら自分の車へ戻ると、助手席にビデオカメラが置いてあった。リーとラッセルの会話のやりとりは~もちろんボーンを殺すリーの宣言も~、ボーンに聞かれていたのだ。ボーンからの信頼を完全に失ったことを思い知るリーだった。≪END≫

▼予告編



▼特別映像